-
開催日
2026年10月14日(水)
-
時間
15:00~17:30
-
場所
オンライン
近年、日本周辺の海をめぐる状況が大きく変化しており、これまで豊かな海の恵みを享受していた地域においても様々な魚種で深刻な不漁が生じているなど、海洋環境や生態系の変化が地域の漁業や経済・社会に深刻な影響を及ぼしています。
本セミナーでは、沿岸域の経済・社会を支える基盤である海の生物多様性の劣化が沿岸域の社会生態学的危機をもたらす構造について、事例をまじえて紹介します。その上で、自然資源の保全・回復を通じて沿岸域の経済・社会の再生を図るプロセスと、その手法の一つである「質の高い海洋保護区」の考え方を取り上げます。
また、漁業者、行政、研究者などの実際に沿岸域の保全活動に取り組む実践者にも登壇いただき、豊かな海を残し、地域の未来につないでいくために、どのような課題があり、それをどう乗り越えるのかについて議論します。
イベント概要
開催日
2026年10月14日(水)時間
15:00~17:30
場所
オンライン対象
漁業者、沿岸域の自治体職員、自然環境の保全・再生や地域づくりに取り組む、または関心のある団体・個人、NACS-J自然観察指導員など
定員
300名
参加費
無料
プログラム
1)基調講演:沿岸域の危機と対応
海の危機は地域の危機
海洋環境の変化などによる海の生物多様性の劣化が漁業をはじめとする地域の産業や暮らしにどのような影響をもたらしているのか、具体例を示して紹介します。
演者
宮原 正典よろず水産相談室 afc.masa 代表
沿岸域の生物多様性の劣化と地域社会の衰退の負のスパイラル
生物多様性の劣化が沿岸域の経済・社会の衰退をもたらし、保全・管理能力の低下によってさらなる自然環境の劣化を招く「負のスパイラル」の構造を紹介します。
演者
粂井 真UMINEKOサステナビリティ研究所 代表
海と地域をともに豊かに― 沿岸域に「正のプロセス」を生む
沿岸域の自然環境や生物多様性保に重要な地域の、保全・回復を図り持続可能な利用へとつなげる、沿岸域の経済・社会の再生プロセスを紹介します。 あわせて、その手法の一つである質の高い海洋保護区の重要性とその期待される効果をお伝えします。
演者
大野 正人公益財団法人日本自然保護協会 特任部長
2)パネルディスカッション「地域の取組をつなぎ、沿岸域の『正のプロセス』をどうつくるか?」
保全・回復、自然の恵みの持続可能な利用、担い手づくり、重要地域の把握などに取り組むパネリストが、現場での実践や課題を紹介します。さらに、それぞれの取組や人がつながることで、自然を守り・回復し、その恵みを地域の産業や暮らしへとつなげていく「正のプロセス」をどう生み出せるのか、具体的な可能性を議論します。
登壇者
パネリスト
伊藤 慶子
株式会社WMI 代表取締役
袈裟丸 彰蔵
一般社団法人BLUE REVIVE 代表 / 袈裟丸マリン合同会社 代表 / ウニ漁師 / 素潜り漁師
清野 聡子
九州⼤学⼤学院⼯学研究院 准教授
森川 政人
環境省水・大気環境局 環境管理課 環境創造室長
モデレーター
原田 和樹
公益財団法人日本自然保護協会 ネイチャーポジティブ担当室長
3)総括
牧野 光琢東京⼤学⼤気海洋研究所教授 / 笹川平和財団海洋政策研究所⻑