開く閉じる

Project日本自然保護協会の主な活動

四国の
ツキノワグマ保全

©四国自然史科学研究センター

四国に生息するツキノワグマは、個体数はわずか20頭前後と絶滅寸前。日本自然保護協会(NACS-J)は、四国自然史科学研究センター、日本クマネットワークと協力して、四国のツキノワグマと森林生態系の保全に取り組んでいます。

モニタリング調査と生息地保全

2017-19年に四国自然史科学研究センター、日本クマネットワークと連携して、初めて広域の分布調査を実施しました。2020年以降は、四国自然史科学研究センターが継続しているモニタリング調査に協力しています。その結果、四国におけるツキノワグマの生息分布域は剣山系周辺に限られていることが明らかになりました。現時点で顕著な個体数の増加や、分布域の拡大は確認されていない状況が続いています。そのため、林業関係者などの森林管理者と連携しながら、クマの生息に適したブナ・ミズナラからなる自然林の再生も進めています。

四国のツキノワグマを絶滅から救おう(パンフレット)(PDF/2.0MB)PDF ツキノワグマの写真

クマと人との良い関係づくり

四国のツキノワグマを守るためには、個体数を少なくとも100頭まで増やしていく必要があります。しかし、近年は、北海道や本州においてクマによる人身被害などのニュースを耳にすることが多いため、地元自治体や地域住民にとってクマの個体数が増えることは手放しで喜べることではありません。クマの存在を地域の自然の豊かさのシンボルとして、地域づくりに活用しながら、将来的に発生する可能性がある人とクマとの軋轢を未然に防止する取り組みを進めています。

四国ツキノワグマ保護プログラム

ツキノワグマの模型と子どもの写真

木頭クマ祭り2022の様子(2022年12月)

活動レポート

活動レポート一覧

要望・声明

要望・声明一覧