国際連携/
IUCN日本委員会

自然を守ることは世界共通の課題です。日本自然保護協会(NACS-J)は、生物多様性条約締約国会議をはじめとした国際会議などへ参加し情報収集するとともに、世界の自然保護の動きを学び、日本の自然を守ることに活かしています。
国際情報収集と国内外での連携
日本の自然保護の底上げに貢献するため、世界の自然保護のしくみを学び取り入れる活動を進めています。過去には、貴重な自然を守るしくみとして世界自然遺産が有効であると考え、1992年には日本の世界遺産条約批准と、日本初の世界遺産となる「白神山地」の登録に深く関わりました。以降も、国内の全ての世界自然遺産について、登録へ向けた調整や現地の保全に関わっています。その他、レッドリスト、エコツーリズム、最近では、「自然共生サイト」など、日本における数多くの国際制度づくりに関わっています。また、国内外のNGOと連携し、共同声明などの発信も行っています。

IUCN日本委員会
IUCN(国際自然保護連合)は、国・各国の省庁・NGOなどを会員とする世界最大の自然保護の連合体です。世界との効果的な連携のため、IUCNの最初期の会員であるNACS-Jは、IUCN日本委員会の事務局を務めています。IUCNコミュニティの拡大や、国際的な自然保護の国内発信、企業とNGOを結ぶ取組、将来世代の支援に取り組んでいます。
