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活動レポート

持続可能な漁業の実現に向けて

2022年5月2日

フィールド

 
豊かな自然を次の世代へ渡すため、山口県上関で新たな試みが始まりました。地域の漁師さんと有志のメンバーが集まり、未利用魚を活用して、海の自然と持続可能な漁業を目指す取り組みです。

毎年冬から早春にかけては、メバル類の漁が最盛期を迎えます。メバル類は上関の藻場に生息する代表魚種です。この時期のメバル類の雌は卵を持っており、産卵期の成熟した雌の個体数を維持することは、生態系のバランス維持にも貢献します。

生物多様性を保全しながら、漁師の方の生活も守る取り組みとして、これまで破棄されていた魚類を活用することにしました。メバル類の代替となる魚の一つにボラがあります。普段、臭くて食べられないイメージのボラですが、冬のこの時期には脂がのって、最高の白身になります。ボラになじみがない方にも「上関の寒ボラ」を知ってもらおうと、3月21日には地域でイベントを開催しました。

海の自然と人々の生活とのバランスは、海域保護の重要な課題です。今後もこのような試みに挑戦していきます。

 

担当者から一言

中野さんの顔写真

リポーター
生物多様性保全部 中野 恵
地域の方が作ったボラのハラミの潮汁、ボラ大根は絶品でした! 来年はタイのお刺身と食べ比べてみたいです。