第2回AKAYAプロジェクト現地説明会(11/26)

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 赤谷の森(赤谷川上流域の国有林)で、生物多様性の復元と持続的な地域づくりを進めてきた赤谷プロジェクトは今年で9年目となります。地元の方々にプロジェクトの取り組みをより深くご理解いただく為に、今年度2回の現地明会を行っています。2回目となる今回は、茂倉沢における渓流環境の復元と防災の両立を目指した、治山ダムの中央部撤去の取り組みをご紹介します。

 当日は雨のため予定を変更して、室内で資料を使った解説を30分ほど行ってから、時間を短縮した現地説明会として、その後、感想や質問などを含めた意見交換会をいました。

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 プロジェクト関係者を含めた25名で現地説明会を行いました。地元の赤谷集落から参加された方から、茂倉沢に治山ダムができる前の昭和16年頃には、伐採した木材の運搬のために沢を使っていたことや、そのための、沢に堤をつくって一旦水を溜めてから一気に木材を流す方法が東北から出稼ぎに来ていた山師によって伝えられたことなど、茂倉沢の歴史を物語るお話をして頂きました。

 10月1日と今回の2回にわたって、地元の方を対象とした現地説明会をはじめて行いました。今後も、年3回発行している「赤谷の森だより」を含めて、様々な機会を利用してプロジェクトの取り組みをわかりやすく紹介していきたいと思います。(NACS-J出島)

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