2018年10月29日~11月14日において、ニホンジカの捕獲試験を実施致しました。

予め鉱塩により誘引を行った上で、NACS-Jが主な主体で囲い罠及び箱罠、赤谷センターが主な主体でくくり罠を実施致しました。

 

囲い罠及び箱罠は、罠設置前時点で数日に一度ニホンジカが訪れ、鉱塩を舐める状況が観察されていましたが、罠設置後は警戒され、設置後入口近辺も含め、ニホンジカが近づきもしない結果となりました。

一方、括り罠については毎晩に近い頻度でニホンジカの出没が見られ、オスの0歳のニホンジカが一頭捕獲されました。

 

これらの結果の判断については、12月に実施予定の哺乳類WGなどを通し、専門家の意見を含め、とりまとめを行っていく予定です。

詳しい結果・考察についてはまた改めてご報告させていただく予定です。

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※実施内容についてはコチラをご覧ください。

・2018年度ニホンジカ捕獲試験について

 https://www.nacsj.or.jp/akaya-blog/2018/09/2018-2.html

 
 今、ニホンジカ(以下、シカ)は、全国で分布域を急速に広げ、高密度に生息する地域では、農林業被害に加え、自然林の世代交代を妨げ、土壌の流出を引き起こすなど、生態系や生物多様性の保全上大きな脅威となっています。シカによる環境への影響は被害が大きくなってからでは元の状態に回復させることは難しく、被害が少ない低密度で生息する段階での対策が求められます。しかし、低密度でのシカの管理・捕獲技術は未確立で、ほとんど実施されていません。
 
 赤谷プロジェクトエリアでも、低密度ながらシカは着実に増加してきたため、全国に先駆け、低密度でのシカ対策を始めました。昨年は、シャープシューティングという銃を使用した捕獲方法で捕獲に取り組みましたが、シカの警戒心が高く、夜間出没が多いこともあり、捕獲に至りませんでした。
 
本年度は、このような点を踏まえ、夜間の捕獲も可能な囲い罠と箱罠の二つの方法を用いた捕獲方法を実施する予定です。
 
先日、このうち捕獲機能除いた囲い罠をいきもの村奥に設置しました。
この囲い罠は、森林内の立木を利用し、ワイヤーと網を用いて設置するため、比較的設置が容易で、稼働時には罠の稼働の有無を感知するセンサーを機能させることで、見回りをすることなく、捕獲状況を把握でき、稼働時の運用コストが低いのが特徴です。
現時点は網だけの設置で捕獲機能はありませんが、中心に鉱塩(塩のかたまり)を設置しながら、シカに慣れさせるという作業を実施しています。
今回の実施を経てさらに一歩低密度下でのニホンジカの捕獲を進められればと考えております。
kakoiwana

2018会議日程

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一部、調整中、実施済みもありますが、
本年度の会議日程がおおよそ出そろいました。
ご関心のある方はお問い合わせください。
 

■企画運営会議/調整会議
第1回調整会議: 5/7(水)  (みなかみ)
第1回企画運営会議 :7/12(木)  (みなかみ)
第2回調整会議:11/22(木) (仮)   (みなかみ)
第2回企画運営会議:2/15(金)  (みなかみ)

 

 
■自然環境モニタリング会議
第1回:6/13 (水) (みなかみ)
第2回:2/1 (金)   (東京)
 
■猛禽類WG
第1回:9/14(金) (みなかみ)
第2回:11/12(月) (場所未定)
第3回:1/18日(金) (東京)
 
■植生管理WG
第1回:8/30 (木) (みなかみ)
第2回:9/11 (火) (みなかみ) 
第3回 :12/18 (火)  (東京) 
■哺乳類WG
第1回:8/17 (金) (東京)
意見交換会:未定(みなかみ)
第2回:12/17 (月) (東京)
 
■渓流環境復元WG
第1回:7/19 (木) (沼田)
第2回: 12/10 (月)(沼田) 
 
■環境教育WG
第1回:7/24(火)(みなかみ)
(第2回調整中)
 
 
■地域づくりWG
第1回:8/24(金)(みなかみ)

木育キャラバン2018

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みなかみ町では、2016年に東京おもちゃ美術館とウッドスタート宣言を行い、木育の取組を進めています。

 

2018年7月21,22日に、みなかみ調律新治小学校において今年も木育キャラバンが開催されます。

赤谷プロジェクトも本イベントに協力しています。

良質な木のおもちゃがが集まりますので、親子でぜひ遊びに行ってみてください。

 

 

日時:平成30年7月21日 土  10:00~16:00

       7月22日 日  10:00~15:30

 

木育キャラバンチラシ2018.pdf
【祝☆1周年!みなかみユネスコエコパーク】
群馬県みなかみ町は、人と自然が共生しているエリアとして世界的に認められています。
その名も「みなかみユネスコエコパーク」。6月14日でめでたく1周年となりました。


ユネスコエコパークといってもわかりにくい、という方、
みなかみユネスコエコパークについて FMぐんまの公開収録が実施され、
6/25(月)19:00~19:55より、
「みなかみユネスコエコパークを学ぼう!」と題して放送されるようです。
 群馬県にお住いの方はぜひ聞いてみてください。


 http://www.fmgunma.com/bangumi/page/20180625unesco.html



また、その他登録の経緯や、当時の様子などは、ぜひ以下URLからご覧ください!

みなかみユネスコエコパークはこうして誕生した!
http://www.nacsj.or.jp/2017/08/5986/

参考:みなかみユネスコエコパーク(みなかみ町ウェブサイト)
http://www.town.minakami.gunma.jp/minakamibr/

 

赤谷プロジェクトではサポーターを始めとしたボランティアの皆様方と様々な調査を行っていますが、今回、企業の皆さまとノウサギの糞探しボランティア活動を行いました。

 

詳細はこちら

http://www.nacsj.or.jp/partner/2018/04/9780/

知っていそうで、知らないような、“森” をテーマに、その道の専門家と、楽しく語り合う場が「akayaカフェ」です。

今回のテーマは、「ニホンジカ」。
シカのことを考えながら、シカ革ワークショップに挑戦してみませんか?
ニホンジカの増加が全国で問題となっていますが、ここみなかみ町でもニホンジカは増加しており、特にみなかみ町赤谷の森では2008年度に比べ2017年度は約11倍※と大幅に増加しています。
※赤谷の森に設置したセンサーカメラのニホンジカ撮影頻度による比較

今回のakayaカフェでは、ニホンジカが引き起こす問題や今の赤谷の森の状況について知り、さらに増えすぎたシカと私たちはどのように付き合えばいいのか、考えていきたいと思います。また、猟師でもある講師からみなかみ町よりもシカが増えている尾瀬での取り組みの話を聞き、実際にハンティングしたシカ革でワークショップに挑戦します。


◆日時:2018年3月4日(日)14:00-15:30 (受付開始:13:30)
◆場所:須川公民館 (群馬県利根郡みなかみ町須川780)
*駐車場は、道の駅たくみの里豊楽館第一駐車場になります。
 須川公民館は宿場通り沿いにあります。「たくみの里食堂」の隣です。当日、「たくみの里食堂」付近でスタッフが誘導いたします。
◆参加費:講演のみ:無料
     ワークショップ参加費:実費 キーカバー300円、印鑑ケース2000円    
※ワークショップのみの参加はご遠慮下さい。
※革の色は当日の在庫からの選択になります。ご了承ください。

 

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◆定員:30名程度
◆内容:14:00- 主催者挨拶/赤谷プロジェクトの紹介
    14:10- 講演「ニホンジカの問題と赤谷の森のニホンジカ」 赤谷プロジェクト総合事務局・日本自然保護協会 松井宏宇
    14:40- 講演「尾瀬鹿工房 シカ革利用の取り組み」
            尾瀬鹿工房かたしな 本間優美
    15:00- ワークショップ
    15:30頃 終了(作成でき次第終了)

 主催:赤谷プロジェクト

 <参加申込>
  電話:0278-25-8777 (森の恵みと学びの家)担当:市毛
  又は、FACEBOOKのイベントページより
       https://www.facebook.com/events/1188065251324524/
  ※印鑑ケースは数量限定となるため、申し込みの際に、印鑑ケース希望の旨を電話でお伝えいただくか、イベントページへの書き込みをお願いいたします。
  ※余裕があれば当日参加も可
  ※ご不明な点がございましたらコメント欄にてお問い合わせください。

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ミニセミナー『クマタカと日本の林業』
講師:山﨑亨(アジア猛禽類ネットワーク会長)
日時:2017年11月18日(土) 13:30-14:30
場所:テレワークセンターMINAKAMI
   (旧・月夜野幼稚園)
    みなかみ町月夜野3273−2
    https://tw-g.org/minakami/
※参加申し込みは不要です

赤谷プロジェクトでは、山地森林生態系の食物連鎖の上位に位置し、森林に生息する様々な中小動物を捕食する「クマタカ」に注目し、クマタカの行動圏内部構造の機能を向上させるとともに、経営効率の高い人工林育成を考慮に入れた、生息地の「ゾーニング」に基づく森林管理を提案しています。

今回、クマタカの野生生物としての魅力や現状、赤谷の森での長年のモニタリング調査の成果、日本における林業との関係、についてご紹介するミニセミナーを開催します。

かつて「クマタカがいるので林業ができない・・・」とも言われてきましたが、適切な林業・森林管理は、クマタカの生息環境保全につながることをご理解頂きたいと思っております。ご参加お待ちしております。


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 新治小PTAと赤谷プロジェクトは、昨年から「新治小、未来へつづく森づくり」として、赤谷の森の自然林の復元をともに進めています。今回はいきもの村に約70名の親子が集まり作業を行いました。

 9月4日(月)赤谷の森の相俣地区の国有林で赤谷森林ふれあい推進センターが主催する皮むき間伐体験会が行われました。みなかみ町内の方が13名参加しました。

皮むきはスギやヒノキの皮をむき立ったまま枯らすことで、伐採時の運搬が容易になるため一般の市民でも担うことができると期待されており、森の手入れが進まない民有林などでの活用が期待されています。

最初に、命をいただくということで酒とお米、お塩でお祈りをささげました。実際の作業は、手鎌と竹べらだけで意外にも簡単に皮がむけ、最後みんなで「きらめき!」と一斉に声を発して一気に皮をむき上げる瞬間はちょっとした爽快感がありました。

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