NACS-J出島です。
6月赤谷の日のご報告です。
両日とも天候に恵まれ、予定通りの日程を終わっています。
赤谷の森ではササバギンランが目立ち、エゾハルゼミが大合唱でした。
http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/akaya/photosouko.html
▼1日目
・南ヶ谷湿地調査と保全
現在進行中の南ヶ谷湿地検討会の結論に基づいて、一部で開放水面を確保する手掘り作業を行いました。レンゲツツジを期待しましたが、開花直前のつぼみ、タゴ、モリアオ、シュレーゲルの声が楽しめました。
・木の実豊凶調査
ブナが多く花を付けています。2005年の豊作以降、ブナが実を付けるのを待ち望んでいる豊凶チームです。今年は期待できるかもしれません。設置漏れとなっていたムタコ沢のトラップは、赤谷の日終了後、赤谷センターに設置して頂きました。ありがとうございます。
これは誰の仕業でしょうか???
・ホンドテンモニタリング
雨見林道、小出俣林道、ムタコ林道のサンプリングを実施。ムタコ沢では、昆虫食として、エゾハルゼミと思われるものが目立ったとのこと。土から出てきて羽化直前のものを食べているのではないか?との見立てです。詳細は→http://www.nacsj.or.jp/akaya-blog/cat537/cat540/
▼2日目
・いきもの村自然誌調査/トレイル整備
ササバギンランが目立ったのと、コブナ池には昨年あんなに沢山いたクロスジギンヤンマのヤゴがいなくなってしまったようです。上段のトレイルは、昨年秋の落葉はきの効果で、ヤマビルがすっかり少なくなりました。来月は、昨年作業した相俣の水管橋の様子を見に行きましょう。
・小出俣自然林復元試験地の視察
2006年に試験地として設定した、カラマツ漸伐地の4年間のモニタリングの結果をご紹介した後、
今年予定しているスギ林の試験地について林内を歩きながらご紹介しました。今後、この小出俣の試験地についてのモニタリングも動き出します。随時ご連絡しますのでご協力よろしくお願いします。
以上です。
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