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12月赤谷の日(12/7-8)

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12月赤谷の日を開催しまいた。

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ツルウメモドキが綺麗です。(TH)

猛禽類モニタリング体験、ホンドテンモニタリング、akayaカフェを開催しました。

「赤谷の日」は何方でもご参加頂ける赤谷プロジェクトの定期活動日です。
ぜひ、赤谷プロジェクトサポーター(メールマガジン)にお気軽にご登録下さい!

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↑炭を窯から取り出す作業を行っていただいたお二方!

2月赤谷の日に参加して頂いた皆様お疲れ様でした。
まずは先月焼いた炭が焼けているか?(灰になってしまっていないか?)の結果確認から。
お蔭様で見事に炭が出来ていました。2011年にお行った窯の補修によって、2年連続の成功です。今回、まだ煙突からの煙が少し白い状態で火を止めました。これまで、釜の中の半分程度は炭になっていましたが、早く火を止めた分、今回は窯の中の2/3程度の材が残っていました。
ただ、部分的に十分炭化していない部分が残っていましたので、その部分は取り除いて、ストーブの薪材にしています。結果的に、炭として使える部分は、米袋8袋+麻袋9袋分でした。前回(2012年1月)は米袋10袋分ですので、歩留まりは良くなったと言えるのではないでしょうか?
できた炭を早速使ってみましたが、煙もなく使えるものでした。(一安心!)
出来損ないの部分も火力の強い薪として有用です。

その他は、1日目はムタコ、2日目小出俣でホンドテンモニタリング&アニマルトラキングを行いました。ただ、2日目は夜に積雪がありコンディションが悪く、調査にならない状況でした。
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↑炭窯を開けた直後。炭が見えて一安心!

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↑2日目には地元の師匠をお招きして「輪カンジキ」をつくりました。

事前の作業としては、アブラチャン(ジシャ)を熱湯にいれてU字型曲げておきます。それを4本組み合わせて両足分のカンジキをつくります。本来の大きさのもの(写真右)より少し大きめをつくってみました(写真左)が・・・あまり歩きやすいとはいえませんでした。。。。

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↑オヤマボクチ:TH 小出俣

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↑ルリビタキ:TH ムタコ

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↑県道から赤谷の森の様子(2月4日)

以上です。


 10月赤谷の日に参加された皆様お疲れさまでした。夜から明け方に雨が降りましたが、活動には影響なく、気持ちの良い気候の中で過ごす事が出来ました。
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↑クリは豊作のようです(TH)
 1日目は午前中を中心にいきもの村内で草刈や側溝の板の張替えなどを行いました。そこで一大事・・・上の水場から引いている水を一時的に止めたところ、出なくなってしまいました。。。取水場所や草むらのホースを辿って、泥抜き用(?)の弁を開けて泥水を抜いたところ、無事に水が出るようになりました。
 今回のことで、上の水場から防火水槽までがどのような仕組みになっているか分かりましたし、水がない夜を過ごす不安からも解消され、水が出る喜びを改めて実感する機会となりました。
ご協力頂いた皆さま改めてお疲れ様した!

 無事に水が出る事を確認した後は、凶調査(川古・仏岩)、テンモニ(雨見)を実施しました。

 2日目は、豊凶、テンモニ(赤谷)、南ヶ谷に分かれて活動。今年木の実はブナ・イヌブナは当然のようにまったくなし。ミズナラは成熟種子にはまだ早い様子。コナラは多くの実をつけていますが、虫害や未熟が多い状況。
 テンモニは雨見・赤谷ともにサルナシのサンプルが主体。南ヶ谷では7本のクリでクマ棚が見られ、水中でクロサンショウウオの幼生も確認したとのことです。

紅葉にはまだ早いですが、秋のすっきりした空気の中で活動できました。
来月は紅葉を楽しみたいと思います。

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↑側溝の修理
121006-7_Akayaday (2).jpg ↑ミヤマガマズミ(TH)
121006-7_Akayaday (3).jpg ↑ハナイグチ(TH)
121006-7_Akayaday (4).jpg ↑センブリ(TH)
121006-7_Akayaday (6).jpg ↑豊凶調査の仕分け中

11月赤谷の日(11/5-6)

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毎月第一土日の活動日「赤谷の日」。11月赤谷の日です。

1日目は、木の実豊凶調査、南ヶ谷湿地保全、ホンドテンモニタリング、炭材・薪材集めを行いました。2日目は、早朝にいきもの村自然誌調査。その後、三国峠あたりの紅葉はすっかり終わっていたので、いきもの村(手道)~カッパ広場(猿ヶ京)の歩道を散策。その後、新治地区の観光スポット「たくみの里」を訪れたことがないというサポーターの方が多いことに驚いて、たくみの里で散策と昼食となりました。

木の実豊凶調査は、一部、まだ実が落ちそうなブナのトラップを残して、大部分のトラップは回収をしました。ブナは豊作と言えるほどではないかもしれませんが、少なくともこんなに大変な仕分け作業は2006年の開始以来はじめて。個人的には少し感慨深く作業をしました。今年は本当にクマ棚を見かけません。実りが多い時はわざわざ木に上らないのかもしれません。

南ヶ谷湿地では、来年度行う予定の湿地周辺の人工林の間伐作業方法についての現地検討、珪藻調査用のサンプル採集、定期のセンサーカメラと定点撮影を行いました。

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↑南ヶ谷湿地の周辺の人工林で検討中

ホンドテンモニタリングは補修作業中の赤谷林道を除いた、雨見、ムタコ、小出俣の3ルートを実施。全体的には定番のサルナシが主体ですが、ムタコ林道でウラジロノキが多く採取されています。

炭材・薪材集めは、大峰林道入口付近の伐採地の残材を回収し、軽トラ6台分を運搬して頂きました。これで、来月はバージョンアップした窯で炭焼きです。

2日目はいきもの村から縁結びの滝、カッパ広場までを散策、いきもの村周辺の紅葉はちょうどピーク。十分に楽しめました。道もしっかりしているので、ちょっとした散策ルートとして、誰でも楽しめます。

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↑手道集落周辺。小雨が降っていますが里地の紅葉が綺麗です。

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↑猿ヶ京で紅葉を見ながら迎えの車を待っていました。

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↑まんてん星の湯で¥500で販売。

「カッパ広場」「縁結びの滝」について、何でその名前?と思った方はぜひ『猿ヶ京温泉語りガイド・おとめ婆の祈り』をご覧下さい。地域に伝わる民話が、地図と綺麗なイラストで楽しく紹介されています。

その後、地域協議会長浜さんのガイドでたくみの里を散策して須川茶屋で昼食後に解散としました。

参加されたみなさまお疲れ様でした。

(NACS-J出島)

10月赤谷の日(10/1-2)

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毎月第一土日に開催している「赤谷の日」です!
今回は、壊れてしまった炭窯の補修ができる、今年最後の日程です。ただ、木の実豊凶調査も、実りの秋を向えていますし、南ヶ谷湿地でも注目している水位を調査する時期であり、忙しい2日間でした。
多くの方に参加して頂き無事に予定をこなすことができました。

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(撮影:竹村)いきもの村から望む、平標山-仙ノ倉山-えびす大黒の頭。県境部は紅葉が始まっています。

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炭窯補修は2日間行いました。9月に引き続いて粘土を掘り出し、それに水を加えていい塩梅の粘土にします。粘土ができたら、石と粘土を組み合わせてみ上げていきます。昨年、空気の漏れが確認された窯口の左右をしっかりと補強しました。
今回は、赤谷集落から上質の粘土を掘り出しました。きっと今度こそ・・・です。


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木の実豊凶調査も一年で最も忙しい月です。ブナ(写真はイヌブナ)が2005年ほどではないかもしれませんが、そのとき以来の実りを迎えています。


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定番のホンドテンモニタリング調査は、1日目にムタコ沢、雨見林道、2日目に小出俣林道を行いました。小出俣ではサルナシを中心に12サンプルを採集しましたが、小出俣林道では珍しく多いサンプル数です。

以上です。
(NACS-J出島)

9月第一土日(9/3-4)は台風の影響で中止として、9月18-19日に振替実施しました。

急な日程変更でしたが、1日目はホンドテンモニタリング(雨見林道、小出俣林道、赤谷林道)と、南ヶ谷湿地保全活動を行いました。2日目は、いきもの村自然観察(7:00-8:00)、炭窯用の粘土掘り(8:30-10:30)を行い、その後、南ヶ谷で見つかった新たな池を観察に行きました。

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粘土掘りは、炭窯に良質とされる白っぽい粘土層を探しながら、うまく掘り出す作業。掘り出す係と仕分け係を交代しながら2時間程度の作業をしました。(撮影:竹村)

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南ヶ谷の池では、クロサンショウウオ(今年生まれ)と、タゴガエルを確認しました。

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早朝いきもの村の展望台からの眺め(撮影:竹村)

 

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いきもの村の倉庫の屋根は、ハイイロチョッキリが落としたコナラのドングリで一杯でした。しばらく待っていると"コツッ、コロコロ"と屋根に落ちる音が聞こえます。

 
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