3月9日(日)10周年シンポジウムを開催します!

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 赤谷プロジェクト10周年シンポジウムを開催します。
 多彩なゲストの方々をお迎えし、「自然をいかした地域づくり」について、赤谷プロジェクトの次の10年の取り組みとともに考えてみたいと思います。多くの方にご参加頂ければ嬉しいです。

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<登壇者のご紹介>

海津ゆりえ(文教大学教授、日本エコツーリズム協会理事)
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 地域計画コンサルタントを経て現職。日本のエコツーリズムの初期から実践に関わり、各地のエコツーリズム推進支援や研究を続けているほか、ガイド養成や環境省のエコツーリズムや国立公園関連委員を歴任。著書『日本エコツアー・ガイドブック』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『東日本大震災からの復興まちづくり』他。
 
 
 
挾土利平(岐阜県高山市環境政策推進課長)
hasado_300.jpg 乗鞍山麓五色ヶ原の森でエコツーリズムを推進、活動開始から10年を迎える。第8回エコツーリズム大賞受賞(2013年3月)。自然環境保全を最優先に、地域の人材を雇用しインタープリターとして育成し、児童生徒を対象とした自然環境学習や多様な利用者ニーズに対応するため、地元企業のノウハウを活用するなど、官・民・学・地域が一体となった取組を進めている。日々のモニタリング活動や、エリア内における案内人の同伴義務化や、利用者数上限等の制度化、自然保護審議会の設置など先進的なシステムをもつエコツーリズムを展開している。
 
山崎亮(studio-L代表、京都造形技術大学教授、慶応義塾大学特別招聘教授)
Yamazaki_Ryo_300.jpgのサムネール画像 建築・ランドスケープ設計事務所を経て、2005年にstudio-Lを設立。地域の課題を地域に住む人たちが解決し、一人ひとりが豊かに生きるためのコミュニティデザインに携わる。まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトが多い。三重県伊賀市で穂積製材所の敷地を公共利用と人工林管理を促進するプロジェクトなども展開。「海士町総合振興計画」「マルヤガーデンズ」「studio-L伊賀事務所」でグッドデザイン賞を受賞。著書に『コミュニティデザイン』『コミュニティデザインの時代』『ソーシャルデザイン・アトラス』『まちの幸福論』他。
 
沖修司(林野庁国有林野部長)
oki_100.jpg 1979年に名古屋大学を卒業後、農林水産省に入省。林野庁九州森林管理局長を経て2011年から現職。岡山県出身。日本の国土面積の2割、森林面積の3割を占める国有林野の管理経営を統括。「公益重視の管理経営」や「森林・林業の再生への貢献」など国民の要請と期待に応える国有林野事業を推進。北は北海道から南は沖縄に至る国有林での経験を活かし、その手腕を発揮。趣味は、昆虫(オサムシ)、フライフィッシング。
 
 
長池卓男(山梨県森林総合研究所、赤谷プロジェクト植生管理WG委員)
 森林生態や森林管理について研究。赤谷プロジェクトの植生管理WGの委員で、自然林復元の取り組みを主に担当。富士山での市民や企業との森づくり等にも研究者として参加。人工林や自然林における生物多様性や、その保全に関する研究論文や発表多数。『Interactive influences of distance from seed source and management practices on tree species composition in conifer plantations』他
 
 
土屋俊幸(東京農工大学大学院教授、赤谷プロジェクト地域づくりWG委員)
Tsuchiya_100.jpg 専門は林政学、自然資源管理論。赤谷プロジェクトで地域づくりWGの委員、自然環境モニタリング会議委員を担当し、歩道(旧三国街道)のレクリエーション利用や、地域住民の意向把握調査等を担当。多様な主体によるよりよい自然資源の管理の仕組み、人間にも自然にも優しいレクリエーションのあり方等を社会科学の手法で研究。2013年から林業経済学会会長。著書『生物多様性保全と環境政策』『イギリス国立公園の現状と未来』『山・里の恵みと山村振興』他。
 
 
河合進(赤谷プロジェクト地域協議会会長、観光庁観光カリスマ)
 2012年より赤谷プロジェクト地域協議会の会長。旧新治村役場に勤務後、同村助役に就任。村役場では企画や観光の執務担当者として第一線で活躍し、地域づくり、観光振興に尽力した。農山村と観光を連携した村づくりの発想を打ち出し、「たくみの里」事業を推進。昔から伝わる手工芸文化の体験等を通じて観光客と農村の交流を進めることに成功。国土交通省の「観光カリスマ」に選定された。
 
寺川仁(林野庁関東森林管理局計画保全部長)
 1986年に京都大学(修士課程)を卒業後、農林水産省に入省。林野庁森林保護対策室長を経て2013年7月から現職。広島県北東部出身。福島県、新潟県から静岡県に及ぶ1都10県にまたがる118万haの国有林を管理する関東森林管理局の森林計画、保全管理、治山事業などの担当部長であり、局における赤谷プロジェクト担当の責任者。これまで、北海道十勝の国有林や九州の県庁などに勤務するとともに、文部科学省科学技術政策研究所において科学技術とNPOの関係についての調査研究に携わった経験もある。趣味は渓流釣り。
 
林泉(赤谷プロジェクト地域協議会代表幹事、地域づくりWG座長、みなかみ町観光協会理事)
 2003年の赤谷プロジェクト発足当初から、代表幹事として赤谷プロジェクト地域協議会を牽引し、地域づくりWG座長も担当。赤谷の森の麓で川古温泉浜屋旅館を営み、地元観光協会でも理事として中心的な役割を担う。朝鮮古代史が専門で、地元の歴史にも詳しく、歴史関係の町内の勉強会等で講師もしている。
 
横山隆一(日本自然保護協会常勤理事)
 日本自然保護協会の赤谷プロジェクト担当理事。1990年代の旧新治村でのダム・スキー場の自然保護活動と、その後の赤谷プロジェクト発足で中心的な役割を担う。日本自然保護協会では、「NACS-J自然観察指導員」の養成を中心とした環境教育、サンゴ礁生態系保全、大型猛禽類保全、国立公園、保護林、環境アセスメント等の業務に従事。林野庁林政審議会委員、環境省エコツーリズム推進方策検討会委員等を務める。著書『自然観察ハンドブック』『昆虫ウォッチング』『自然の見方が変わる本』他
 
出島誠一(日本自然保護協会、赤谷プロジェクト総合事務局)
 日本自然保護協会の赤谷プロジェクト担当職員。赤谷プロジェクト発足初期はボランティアのサポーターとしてプロジェクトに参加し、2006年から職員として担当。2010年より赤谷プロジェクト総合事務局としてプロジェクトの全体運営を担当。その他、猛禽類モニタリングWG、地域づくりWGの事務局業務や、(株)ニコン、(株)資生堂、(株)千趣会、よしだコマース(株)等の支援企業との連携も担当している。

<プログラム(予定)>

 開催挨拶 13:00 岸良昌(みなかみ町長)
 第1部 赤谷プロジェクトの取り組みの紹介と問題提起 (30分)
       13:10-13:20 (1)はじめに~みなかみ町のご紹介
          林泉(赤谷プロジェクト地域協議会代表幹事)
       13:20-13:30 (2)赤谷プロジェクトの10年の取り組み
          出島誠一(日本自然保護協会・赤谷プロジェクト総合事務局)
       13:30-13:40 (3)本日のテーマ~問題提起
          横山隆一(日本自然保護協会常勤理事)
 
 第2部 (4)パネルディスカッション1~「自然をいかした地域づくりの展望」 (100分)
       13:40-14:50 コーディネイト:海津ゆりえ(文教大学教授)
                   パネリスト:挾土利平(岐阜県高山市環境政策推進課長)
                          山崎亮(studio-L代表)
                          沖修司(林野庁国有林野部長)
                          長池卓男(山梨県森林総合研究所)
       14:50-15:15 フロアを含めた質疑
       15:15-15:20 まとめ~赤谷プロジェクト次の10年への提案/海津ゆりえ
<休憩 15:20-15:30 10分>
 
 第3部 (5)パネルディスカッション2~「赤谷プロジェクト 次の10年」 (55分)
       15:30-16:20 コーディネイト:土屋俊幸(東京農工大学教授)
                   パネリスト:海津ゆりえ(文教大学教授)
                          河合進(赤谷プロジェクト地域協議会会長)
                          寺川仁(林野庁関東森林管理局計画保全部長)
                          横山隆一(日本自然保護協会常勤理事)
       16:20-16:25 総括~赤谷プロジェクト次の10年/土屋俊幸
 
 閉会挨拶 16:25 亀山章(赤谷プロジェクト自然環境モニタリング会議座長)
 

※会場へのアクセスは以下をご覧下さい。

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