2012年8月アーカイブ

日時:2012年8月30日(木)13:00~16:30
出席者:
座長 山﨑亨(自然環境モニタリング会議委員)
委員 水上貴博(日本イヌワシ研究会AKAYAプロジェクト担当委員)、横山隆一(NACS-J)
メンバー  松井睦子(赤谷プロジェクト地域協議会)、廣橋潤・石坂忠・栗田善則(赤谷森林環境保全ふれあいセンター)入澤和彦・高藤聡志(関東森林管理局計画課)、川添峰夫(関東森林管理局指導普及課)、藤田卓・辻村千尋・出島誠一(NACS-J・事務局)、吉野愛香(日本大学・記録係)
欠席:伊藤隆文(日本イヌワシ研究会AKAYAプロジェクト担当委員)

はじめに(初参加者の紹介など)

A.昨年までの議論と検討状況の確認(13:05-13:20 15分)
1)猛禽類モニタリングWGの基本方針
2)2015年までの進め方

B.今年度のモニタリング状況と計画(13:20-14:00 40分)
1)イヌワシ2ペア、クマタカ6ペアのモニタリング状況
2)来年4月のイヌワシの特設調査
3)今年度のクマタカ・モニタリング

C.赤谷ペアのハビタットの質の向上に有効な森林管理手法を検討するための試験地の検討

1)鈴鹿山脈での25年前との生息場所利用の比較事例・紹介(14:00-14:20 20分)

2)試験地設計の検討(14:20-16:00 100分)
~試験地の目的
~試験地設計に必要な検討事項と情報収集
~11月10-11日の現地検討の内容

D.その他(16:00-)

配布資料
資料1:猛禽類モニタリングWGの基本方針(平成23年度報告書より)
資料2:2015年までの進め方
資料3:モニタリング状況
資料3-1:4-5月のイヌワシ赤谷ペアの観察記録
資料4:2013年4月特設調査のワシ研への協力依頼
資料5:今年度のクマタカモニタリング調査予定
資料6:イヌワシ試験地の検討
資料7:1995年の探餌行動と当時の植生状況
資料8:主に探餌行動が観察された場所の違い1993-95年と2009-11年の比較
参考:イヌワシの生息環境保全策の事例
今回の1日目は、渓流環境復元WGが進めている「渓流環境調査」を体験する機会としました。中井達郎さん(自然環境モニタリング会議委員・渓流環境復元WG委員)に講師役をつとめて頂き、全員で小出俣沢を歩きながら、調査体験をしました。

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 本当に暑い日でしたが、渓流沿いを抜ける風は心地よく、足を水に浸しながら歩く渓流環境の調査は真夏の活動としてピッタリだと感じました。
 渓流環境復元WGでは、渓流環境の基礎的調査として、AKAYAプロジェクトエリア全域で渓流環境調査を実施し、プロジェクトエリア内の渓流環境のタイプ分類を行うことを目指しています。

 1日目の夜には南ヶ谷湿地でのホタル観察を行いました。前回観察した2010年よりも随分少ないとの感想でしたが、湿地全体で概ね200頭ぐらいのヘイケボタルが飛んでいたと思います。その後、いきもの村周辺でも観察を行いましたが、いきもの村周辺の田んぼや沢でもゲンジとヘイケを観察する事ができました。

 2日目は、定番の南ヶ谷湿地保全調査、ホンドテンモニタリング、木の実豊凶調査を行いました。
参加された皆様暑い中お疲れさまでした。

以下、8月の赤谷の森で見られた動植物です。

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カジカガエル(小出俣沢):maeda

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樹液に集まる昆虫(いきもの村):maeda

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ヤマユリ(大峰林道):takemura

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オオムラサキ(いきもの村):maeda

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アオバセセリ(大峰林道):maeda

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キマダラセセリ(うだっぱら):maeda

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コムラサキ(大峰林道):takemura

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ミドリヒョウモン(大峰林道):maeda