2012年5月アーカイブ


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 地域づくりWGでは、旧三国街道を、森を楽しむハイキングコースとして利用をするめの「マップづくり」を進めています。昨年11月から4回の会合を行い、以前からAKAYAプロジェクトでイラストを描いて頂いている平田さんにイラストマップを作成して頂きました。今回は、イラストマップを持って現地を歩いてみよう!ということで、旧三国街道が最も魅力的になるこの時期に、現地学習会を企画しました。
 同日には、「三国山の会」の山歩きも企画され、自然のこと、歴史のことを学びながら、旧三国街道の魅力をみんなで再確認することができました。

行程:9:00三坂線駐車場集合→9:30三坂線入口→10:30東屋→10:50三坂茶屋跡→11:00駒返し→11:15東屋→昼食→12:20頃三坂線駐車場
※残念ながら、天気予報どおりの雷雨で、マップづくりチームは行程の途中で中止としました。

↓現在作成中のマップ(案)
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5月赤谷の日の報告です。

1日目は県境稜線部は雪が降り、夕方いきもの村に戻ったみんなが口にした言葉は「寒い!」でした。。。猿ヶ京シャトウの大浴場に入れて頂いて温まりました。

ホンドテンモニタリング
小出俣と赤谷林道を実施。
ブナの芽吹きの様子からツキノワグマも見られるかも?と期待しながら入りました。
結果は、小出俣で5サンプル、赤谷林道で10サンプル。全て動物食で動物の毛が目立ちました。出俣の調整池ではオシドリが見られ、タゴガエルの鳴き声が聞こえ始めています。残念ながらツキノワグマは見られませんでした。

木の実豊凶調査
トラップの補修などを行なった後、川古台地、富士新田の設置を行ないました。2日目の旧三国街道でもそうですが、赤谷の森ではブナの実生が目立ち、昨年の豊作ぶりがわかります。この風景も、次に見られるのは5-6年後・・・・。今年見る価値があります。

南ヶ谷湿地
春の自然誌調査(4/29)に2000個をカウントしたクロサンショウウオの卵塊は、2600個と数を増やしていました。まだカタクリも少し見られたとのこと。雪も降り、春の遅さを感じたとのことでした。

2日目は、少し冷たい風も心地よく、スカッとした快晴でした。早朝にいきもの村を歩いたあと、旧三国街道に向かいました。現在、地域づくりWGでは、旧三国街道のマップづくりをはじめています。時期別の旧街道の魅力を集めて、時期別の魅力が伝わるマップをつくろうと話しています。
今回、みんなで集めた情報も、マップづくりに活かしていきます。

今回、三坂線~新潟側まで歩きました。新緑前線の最前線という様子。明るい林床のブナの実生、スミレ類、オオヤマザクラニリンソウなどを見ながら気持ちよく歩きました。
※新潟側の出口付近で捕獲した、シマヘビはシマヘビ研究中の村上さん(東邦大)が「シマが濃い!」と大喜びで計測とマーキングを行い、その後、出島が14日に捕獲した場所にリリースしています。

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↑赤谷川の新緑の様子
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↑旧三国街道三坂線の新緑の様子
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↑殻斗をつけたままのブナの実生
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↑旧三国街道のオオヤマザクラ
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↑いきもの村からの新緑と県境稜線の眺望。前日で雪が少し増えました。

以上