2007,6
Monthly Archive
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こんばんは、モニ太です。
今日もまた、僕の住んでいるいなり山のお友達たちを紹介します。
今日登場するのは、モリアオガエルのモーリーさん。
写真:ねぼすけモーリー
この人、昼間はいつも眠そうにしているので「ねぼすけモーリー」とも呼ばれていますが、
夜になると元気になって、田んぼの周りに出てくるんです。
ため池や田んぼの上にかぶさっている木に、
白い泡のようなものがついているのを見たことないですか?
これはモーリーさんたちの卵なんです。
モーリーさん達は夜に集まってきて、みんなで卵を産んで、朝には森に戻っていくんです。
今年もいなり山には、まるで花が咲いたように、たくさんのモーリーさん達の卵がありました。
もうしばらくしたら、オタマジャクシ達が元気に出てくるかな。
今から楽しみです。
こんばんは、モニ太です。
梅雨が始まってからも、あまり雨が降らないことが、ニュースになってるみたいです。
いなり山は豊かな森があるので、山と田んぼの境目のところでは水が湧きだしています。
おかげでカエルさん達も元気です。
さて、今日はお友達のピッコロさんから、めずらしいお花の話を聞いたので、紹介します。
ピッコロさん達キビタキは、夏になるといなり山にやってくるのですが、
春に日本にわたってくるとき、長野の方まで遠出したことがあるそうです。
そこの山には、点点と赤い木が生えていました。
何だろうと思って近寄ってみたら、大きな木に赤い花が咲いていたのです。
どうやらこの木は「はなのき」と呼ばれている木で、
日本全体でみると、その辺りにしかない珍しい木だそうです。
日本にはまだまだ僕の知らない里にいろんな生きものたちがいるようで、
僕ももっと大きくなったらいろんなところに行って、はなのきも見てみたいなぁ。
写真:はなのきの赤い花
こんにちは、モニ太です。
今日は僕の住んでいる里やまに最近やってきた、新しい仲間?のことをお話しします。
それはアライグマ。知っている人も多いかもしれないけど、もともと日本にはいなかったのに、ペットとして日本に連れてこられて、今ではずいぶんいろんなところに暮らしているそうです。
僕たちの住んでいる里やまにも、最近やってきて、今ではよく見かけます。
畑の野菜を食べたり、人の家の屋根裏に住み着いたりと、いろんなところで騒ぎを起こしているようです。
また以前からここに暮らしていたフクロウさんは住んでいた家をとられてしまったり、カエルさん達は卵を産みに出てきたときに食べられたりと、仲間達もとっても迷惑しているみたいです。
でも彼らも別に悪いことをしようとしているわけじゃありません。もともとはペットとして日本に無理矢理連れてこられたのだし、僕らと同じで一生懸命生きているだけなのです。
地域によっては捕まって連れて行かれている場所もあるようで、今は、これからどうなっていくのかが心配です。
参考:
特集エイリアン・スピーシーズ:ケーススタディ(1) 逃亡ペット/北海道 アライグマに乱される生態系と農業
http://www.nacsj.or.jp/old_database/gairaishu/gairaishu-01.html
外来生物法(環境省)
http://www.env.go.jp/nature/intro/index.html
写真:アライグマ
こんにちは、モニ太です。
遅れていた梅雨がとうとう、やってきました。
ここいなり山でも、梅雨が始まる前にと、
田植えや種まきなど、農家の人たちが忙しそう。
梅雨が始まる直前のこの頃、いなりやまの棚田の畦には、
ノハラアザミが咲き乱れます。
そしてピンクの可憐なユリの花、ササユリが満開になります。
今年の冬に産まれたアカガエルのオタマジャクシ達も、
しっぽがとれて足が生え、畦にあがり始めました。
梅雨が明ければ、待ち遠しい夏本番です。
こんにちは、モニ太です。
今日は、調査の学習会についてのお知らせです。
去年3月に福井県敦賀市で初めて開催した、
「身近な自然を見つめる目」調査学習会。
とうとう、2回目の学習会の開催が決まったそうです。
題して 「身近な自然を見つめる目」調査学習会 in 福岡!
今年は九州での学習会。
日程は、11月10日(土)~11月11日(日)で、
場所は福岡県の九州大学伊都キャンパスの予定だそうです。
まだ詳しいことはよくわからないけど、
何かわかったら「学習会のお知らせ」のページでお知らせします。
楽しみにしていてください。
こんにちは、モニ太です。
今日は友達のゴロスケ君の子供達の巣立ちの話題と、フクロウのおうち事情のお話しです。
僕の住んでいるいなり山の近くには、昔からある古い神社があります。
そこにある大きなシイの木に、お友達のゴロスケ君夫婦が住んでいます。
今年は2人の子供が生まれて、つい最近無事に巣立ったそうです。
いなり山の近くでは、ゴロスケ君達が住んでいるような大きな木がとても少なくて、
別のフクロウ夫婦は、しかたなく地面に直接卵を産んでいるとか。
そういう場合には、イタチや僕たちキツネが卵や雛をいただくことになるわけで、
うれしいこともあるけれど、いなり山に住んでいるフクロウが減るのは寂しい気もします。
里やまの近くから大きな木がなくなってしまうと、
同じように樹洞を利用するムササビなんかも住めなくなります。
最近は近くの人間達が、フクロウのために巣箱をかけてくれるようになり、
今年は4組のフクロウ夫婦が巣箱で無事子供達を育てることができたそうです。
人の手を借りながら、森が大きく育っていくのを待つことができれば、
もっといなり山の夜がにぎやかになるかもしれません。
写真:ふくすけとふくじろう
こんにちは、モニ太です。
昨日、山形に住んでいるお友達のコンちゃんから手紙が届いたので、少しみなさんに紹介したいと思います。
コンちゃんの住んでいるのは山形県のブナの森の中。
まだ雪が残っているところもあって、雪解け水で山はびちょびちょなんだって。
ブナの森は水をいっぱいため込む自然のダムだという話を聞いたことがあります。
森の中にところどころある小さなため池では、サンショウウオやイモリが繁殖期のまっさかり。
池の中ではクロサンショウウオの放精が始まっているそうです。
いなり山ではもう夏も近いという感じで、雪があるなんてなんだか不思議。
僕も一度行ってみたいなぁ。
ところでコンちゃんの住んでいる山形県のT市では、
僕たちキツネがとっても大事にされて、町の有名なお菓子にもなっているそうです。
人と動物が仲良くしていた証なのかもしれませんね。