干潟を守る日 2003 in 諫早Emergency, Get back the biodiversity of Isahaya and Ariake Sea

著者名Authors

干潟を守る日 2003 in 諫早実行委員会Save the Isahaya Bay

山下八千代Yachiyo Yamasita・ 大島弘三Kozou Oshima

著者所属Affiliations

  1. 諫早干潟緊急救済本部 (諫早市小野町1100-13)

諫早湾は地球誕生以来の長い年月を経て、広大な干潟と貴重な生態系を形成してきた。 その遺産を一瞬のうちに破壊へ導いたのが、1997年4月14日の潮受け堤防の締め切り(通称ギロチン)である。私達は全国の仲間に呼びかけ、この日を干潟と湿地、そして全ての自然環境を保全する記念日とし、毎年各地でそれぞれの地域にふさわしい趣向をこらしたイベントを展開している。

地元長崎では、本年5月10日「干潟を守る日2003 in 諫早」と題して集会を開催した。

今年の集会は、春の統一選挙が4月に実施されたため、約1ヶ月時期を遅らせての取り組みとなった。

集会には、田中康夫長野県知事と菅直人民主党党首を現地に迎え、工事現場の視察と工事事務所の説明を受けた。

長崎の集会には、約1,000名の聴衆が参加し、お二人の講演、対談の場では、歯止めの効かない官僚主導の公共事業のあり方を批評し、市民のために政治家が政策を見直す大胆な決断の必要性が強調された。

集会では他に、愛知大学の宮入教授により、干拓工事の談合入札の実態を解明し、政官業の癒着の実態が明らかにされた。

また、有明海沿岸漁民、市民、工事差し止めなどの訴訟団から、それぞれの戦いの現況報告を受け、今後の展望を協議した。

その中で以下のことが明らかにされた。

  1. 諫早湾干潟の価値が正当に評価されていない。
  2. 干拓工事は政官業の談合による税金のムダ使いである。
  3. 有明海異変の元凶は諫早湾干拓工事である。

以上の認識に立ち、現状打開のためには以下の取り組みが当面の課題である。

  1. 地域の首長、議会を変えるため「小異を捨てずに、大同につけ」。
  2. 堤防開門、干潟回復のスケジュールを現実のものとする、市民による戦略アセスメント(対案作り)。

写真1 ビラ貼り

写真1 ビラ貼り

写真2 工事事務所の説明を聞く

写真2 工事事務所の説明を聞く

写真3 説明する工事事務所

写真3 説明する工事事務所

写真4 現地視察する田中知事と菅党首

写真4 現地視察する田中知事と菅党首

写真5 記者団のインタビューに答える

写真5 記者団のインタビューに答える

写真6 参加者による現地見学

写真6 参加者による現地見学

写真7 受付の準備

写真7 受付の準備

写真8 対談・菅党首

写真8 対談・菅党首

写真9 対談・田中知事

写真9 対談・田中知事

写真10 講演・宮入教授

写真10 講演・宮入教授

写真11 漁民、市民によるシンポジウム

写真11 漁民、市民他によるシンポジウム

写真12 満員の聴衆

写真12 満員の聴衆