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中池見湿地・北陸新幹線計画 透明性と科学性を持った調査とするよう意見書を提出。

2014.02.28
要望・声明
昨年11月、北陸新幹線建設計画の事業者である鉄道建設・運輸施設整備支援機構によって、建設工事による中池見湿地への影響評価や予測のための調査計画などについて話し合う専門家の委員会(中池見湿地付近環境事後調査検討委員会)が非公開で開催されました。NACS-Jでは何度も透明性のある委員会となるよう働きかけを行ってきましたが(参照記事はこちら)、会議資料なども公表がされないまま、すでに現場では調査が始まっていました。

そこで1月31日、中池見湿地にかかわる3団体と合同で、①委員会の内容と結果を公開し透明性のある会議とすること、②調査計画書が十分な科学性を持ったものであることが説明・検証された上で調査を開始すること、を求める意見書を提出しました。また2月には泥炭湿地の専門家でもあるIUCN地域理事のジョナサン・ヒュー氏をイギリスから招いて現場を案内するなど国際的な働きかけも行っています。現場ではNACS-Jが2012年に主催したワークショップがきっかけとなって、行政、市民、NGOが保全計画書策定のための体制づくりを進め、来年度から本格的に協議会が開かれることになりました。

NACS-Jでは保護問題だけでなく中池見湿地が将来にわたって守られるよう支援を続けていきます。
意見書の詳細は、こちら

(保護・研究部 福田真由子)


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