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オーストラリアで開催された国際サンゴ礁シンポジウムで、辺野古・大浦湾での市民調査活動について発表してきました。

2012.07.19
活動報告

icon_abe.jpg 保護プロジェクト部の安部です。

 

20120719-abe-nisshi.jpgオーストラリアのケアンズで開催された第12回国際サンゴ礁シンポジウムに出席してきました。今回は休暇を利用しての参加でしたが、「沖縄・大浦湾のアオサンゴ群集の市民モニタリング」(Citizen based monitoring survey of the blue coral community   (Heliopora coerulea) of Oura Bay, Okinawa, Japan)と題し、辺野古のある大浦湾でのサンゴ礁の市民調査活動について発表をしてきました。

大浦湾チリビシのアオサンゴ群集が市民によって発見され専門家を交えて調査が始まったこと、2009年9月から見られた部分的な白化現象と、そこからまた回復した過程について話してきました。アオサンゴはあまり研究が進んでいないサンゴだということもあり、多くの人が興味を持ってくださったようです。
参考資料:
・「沖縄島・大浦湾におけるアオサンゴ群集 合同調査 レポート(速報)」(PDF)
・「大浦湾チリビシのアオサンゴ群集の白化現象について(中間報告」(PDF)

 また今回のシンポジウムではジェームズクック大学のヘレン・マーシュ先生が、講演で辺野古のジュゴンのことを話してくれました。講演の動画は以下のサイトでオンラインで見ることが出来ます。英語ですが、最初の4~6分のところで’Okinawa’,’Henoko’という言葉が出てきますので、ぜひご覧ください。世界80ケ国から2000人の研究者が集まる場で、辺野古のことが話された歴史的瞬間です。

http://www.coralcoe.org.au/icrs2012/Default.htm

※上記サイトのICRS 2012 Plenary Speaker PresentationsよりHelen Marsh氏(タイトルは「Conserving coral reef megafauna: issues of ecological process, biodiversity,  cultural diversity and food security」です)の動画を選んで下さい。

 
先週は世界的にサンゴ礁の大切さが再認識されたときとなりました。シンポジウムの様子を伝えたAFP通信の国際ニュース記事「世界のサンゴ礁が急減、8割消えた海も 国際シンポで警鐘」もぜひご覧ください。

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2889173/9232339?ctm_campaign=txt_topics

NACS-Jも今後もサンゴ礁の大切さを訴えつづけ、地域の方々とともに保護活動を進めていきます。

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