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【自然のちからニュース】南三陸で初めて開催したNACS-J市民カレッジに100名以上の皆さまがご参加くださいました!

2017.02.01
活動報告

NACS-J市民カレッジ(以下、Nカレ)は、自然にかかわる様々なテーマを通じて、自然の素晴らしさ、大切さ、尊さ、守ることの大切さを多くの皆様に知っていただきたいという思いでNACS-Jが開催している市民向けのカレッジです。


この度、トヨタ自動車株式会社のトヨタ環境活動助成プログラムの助成を受けて、南三陸では初となるNカレを開催しました。テーマは「イヌワシのふるさと生物多様性豊かな南三陸を未来へ」。イヌワシの生態やイヌワシと林業との大切な関係などを学びながらイヌワシの舞う生物多様性豊かなふるさと南三陸を未来へ引き継ぐため、何が出来るのかを皆さまと一緒に考えました。


セミナー開催前には地元の皆様が気軽に立ち寄れるよう、ワークショップも開催!イヌワシのモビールづくりに紙芝居、イヌワシの着ぐるみを着て写真撮影など、地元の子どもたちにもイヌワシに親しみを抱いていただきました。

そして、いよいよ本セミナー開催です!ますはアジア猛禽類ネットワーク会長の山﨑亨さんにそもそもイヌワシとはどんな鳥なのかを「世界のイヌワシと日本のイヌワシ」というテーマで、解説していただきました。

つづいて、南三陸ワシタカ研究会の鈴木卓也さんには「南三陸のイヌワシのいま」というテーマで、南三陸の昔と今の人々の生活の違いや、イヌワシのくらしの昔と今について詳しくお話していただきました。

そして、NACS-J 出島誠一からは「群馬県みなかみ町赤谷の森での取り組み」について、事例をもとにイヌワシの保護活動最前線を紹介。さらに林野庁東北森林管理局計画保全部長の島内厚実さんからは「国有林におけるイヌワシの生息環境向上の取り組み」について、行政としての取り組みをご紹介いただきました。


最後はパネルディスカッション。これまでの登壇者のほか、南三陸で生物多様性に配慮した林業ビジネスを展開している株式会社佐久の佐藤太一さんにも加わっていただき、これから展開してゆく「南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト」に関して、人々のくらしとイヌワシのくらし、そして林業との関係性など、活発な議論をしていただきました。

ご参加いただいた皆さまからは「イヌワシのくらしと林業との密接な関係がわかった」「子どもが一緒だったのでモビールづくりも楽しかった!」など、たくさんのあたたかいご感想をいただきました。

今回のNカレでは、共催というかたちで南三陸ワシタカ研究会、南三陸ネイチャーセンター友の会、「山さ、ございん」プロジェクト実行委員会のみなさまに多大なご協力をいただきました。本当にどうもありがとうございました。

※今回ご協力をいただきました皆さまのwebサイトです。

・南三陸ネイチャーセンター友の会
http://rias-nature.jp/

・「山さ、ございん」プロジェクト実行委員会
http://yamasagozain.com/home.php

・南三陸町観光協会
http://www.m-kankou.jp/

※Nカレをはじめ、日本自然保護協会の活動は皆様からの会費やご寄付で支えられています。日本自然保護協会の活動にご支援をよろしくお願いいたします。
https://www.nacsj.or.jp/sanka/index.html

公益財団法人 日本自然保護協会
自然のちから推進室 担当:三好、道家、岩橋
TEL:03-3553-4101 Mail : n-college@nacsj.or.jp

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