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岐阜県博物館で「モニ1000里地講座」が開催されました

2014.11.03
活動報告
icon_takagawa.jpg 引き続き、保護・研究部の高川です。
 
今日(11月3日)は、モニタリングサイト1000の一般サイトでもある岐阜県博物館で、モニ1000里地をテーマにした講座が催され、NACS-Jから高川が講師として出席してきました。
約20名ほどの参加があり、岐阜・愛知県の7つのサイトの調査団体も参加してくれました。
 
岐阜と愛知の調査サイトは、そのほとんどがベテランの自然観察指導員さんたちから構成されています。NACS-Jの30年以上の人材養成とそれに応えてくれた熱い方々がいるからこそ、全国規模のプロジェクトが成立できていると改めて痛感した1日でした。
 
岐阜県内では各団体が久々に一同に介する機会となり、異様な盛り上がりもありました。
午前中の室内講座のあと、午後は野外で合同のチョウ調査を行いましたが、イベント企画者である学芸員の説田さんが説明をし始めたところ、空を見上げた参加者が「あ、猛禽類が飛んでる(ここで説明中断)」「え?どこどこ(皆すかさず双眼鏡を構える)「あ、トビだね」「あっちにノスリ」「お、むこうにオオタカも飛んでるぞ」「え、どこどこ???(ここまでわずか8秒)」といった感じで、ハイアマチュアたちの調査能力の高さとその盛り上がりに思わず苦笑する場面も。その後も、何度も立ち止まっては生き物や各サイトのことを語りあっては盛り上がりました。(肝心のチョウの記録はキチョウ4匹)
 

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講演の様子。NACS-J高川からはモニ1000の成果や市民調査の意義を伝えた。
 

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タカの同定をはじめる参加者たち
 
 
事例発表をされた指導員さんが言った「生き物との出会いは人との出会い」という言葉を皆実感した一日となりました。一方で、100年の調査継続を目指すモニ1000にとっては「新たな仲間作り」は全団体に共通の永遠の課題です。調査の中には経験がなくとも気軽に参加できるものもありますし、いずれの調査団体も新しい方々の参加協力を求めていますので、この記事を読んで「調査に参加したい!」という熱い気持ちの方がおられましたら、是非NACS-Jにご連絡ください。
 

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▲地面の穴から顔をのぞかせたカエルの同定を始める参加者たち

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