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2014.04.28

5年間の全国里やまモニタリング調査から見えてきたこと

モニタリングサイト1000里地調査では、過去5年間の全国調査のまとめを現在進めており、さまざまなことが明らかになりつつあります。
 
例えばわずか5年の間に、全国の調査サイトの19%で道路建設などの開発行為が生じたことや、ノウサギやテンが全国的に減少していることが分かりました。
また、ゲンジボタルの数やカヤネズミの生息する草地が少なくなった調査サイトが全国で多く確認されました。
開発や周辺の都市化によって生息地や源流域の環境が悪化したり、小川や草原の伝統的な管理がされなくなったことによる影響が全国で生じているのかもしれません。その一方で、市民による保全活動がサイト全体の55%で行われており、アカガエルやヘイケボタルの数が回復したサイトも多くみられました。
 

No539_closeup_moni1000sashikae.jpg

▲3種類の指標生物の記録数の全国平均推移。調査初年度の値を基準にした相対比率(対数変換値)を全国平均した。サイト数の少ない2008年までは点線で表した。

 


No539_closeup_moni10001.jpg

全国傾向をより正確につかむには、あと数年の調査が必要です。5月末からは全国でゲンジボタルの調査やカヤネズミの営巣調査が始まります。
皆さんも近くの里やまに出かけてみて、生きものたちを「記録する」ことに挑戦してみてはいかがでしょうか? また、全国のサイトでの調査をお手伝いいただける方はぜひお問い合わせください。
 
(→写真:カヤネズミの生息地の変化の一例。全国の調査地23サイトのうち開発によって3サイトで、植生遷移によって3サイトで、生息地が一部喪失した。)
 
問い合わせ:モニ1000担当(Eメール:moni1000satochi@nacsj.or.jp)※スパムメール対策のため@を大文字にしています。小文字に修正して送信してください。
 
 
 
シンポジウム「守りたい、カヤネズミのすむ草原」
カヤネズミの全国的な危機的状況が明らかになったことを受け、シンポジウムを開催します。
開催日時:2014年7月19日(土) 13時~16時30分
場所:多摩動物公園(東京)
共催:NACS-J、全国カヤネズミ・ネットワーク、(公財)東京動物園協会 多摩動物公園
※プログラムの詳細は決まり次第、掲載します。
 

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