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2013.11.22

モニ1000里地 全国サイト間交流会@大阪を開催してきました!(後編)

icon_goto.jpg  保護・研究部の後藤ななです。
 
モニ1000里地調査全国サイト間交流会レポートの最終回、後編をお送りします!
 
全国サイト間交流会の2日目の午後には、モニ1000里地調査のこれから5年間の行動計画を、調査にかかわる皆でつくろう!というワークショップをしました。
 

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▲会場に集まった皆さん。当日参加も多数あり、大にぎわいとなりました。
 
◆2日目(午後):ワークショップ
 
モニ1000里地調査は、全国体制で調査をはじめて今年度で6年目を迎え、全国に約200ヵ所1300名以上の市民の皆さんと作り上げる大規模な調査に成長しました。それに伴い、調査自体も“はじめる”から“つづける”ための新たな課題が徐々に明らかとなってきました。
今回は、こうした課題を解決するための今後5年間の調査に向けたアクションプラン(行動計画書)を調査員や専門家、事務局など、モニ1000里地調査に関わる皆さんで作っていくためのワークショップを開催しました。
 
はじめに、「調査をつづける」「データを活用する」「仲間を増やす」ためには、という3つのから自分の話し合いたいテーマに分かれてグループを作っていただきました。
 

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▲皆で和気あいあいと話し合い
 
ワークショップは、そのテーマでも特にどんな話題について話し合いたいか、というテーマの“紐解き”から開始しました。例えば、「仲間を増やす」を例にすると、その“仲間”はどんな仲間?といった具合に。
“仲間”というくくりの中でも「調査を一緒にしてくれるメンバーを増やす」という意味と「団体には所属しなくても、協力者となる」ような行政の方や、企業、博物館などもあります。メンバーになってほしい人も社会人や学生、親子など…様々です。こんな風に、仲間になってほしい人物像の年齢や所属など、細かく分解していきました。
 

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▲話し合いの様子。皆さん集中して真剣に議論しています。
 
次に、5年後の未来に、選んだテーマに沿って、どんな将来像がよいかについて語り合いました。「仲間を増やす」では、「モニ1000里地調査の場を利用して、高校の生物部の生徒たちが参加できるようになっている」という風に、なるべく具体的な像を出し合います。
そして、次に、この将来像と現実との間にあるギャップや課題をグループごとに分析しました。参加者からは「地域住民の皆さんや近隣の高校・大学の学生に声をかけても毎回参加してくれるような調査員にまで定着しないのが悩み」という意見をいただきました。「高校生も大学生も部活や、受験や就職活動で忙しくしていて調査に参加できる余裕もないのではないか」といった声も。
一方では、参加していた大学生からは、出身高校の取り組みで地元の里山に出かけたことがあるという事例が紹介され、他の方からも、資格やステータスに調査活動がつなげられれば学生が参加したいという気持ちが上がるのではないか、といったアイディアも挙げられました。
 
このように、課題やそれに対するアイディアをしっかりと出し合った後、最後の時間には「5年後にむけてのアクションプラン」を会場のそれぞれのグループで作成しました。いつ、どこで、誰が実行していけるかを決め、実現のしやすさと実現することで得られる効果の具合も評価していただきました。
 
発表では、「仲間を増やすためには」を話し合ったグループからは、『大学・高校インターン制度』や『週末のレジャー先を里山にする計画』、「データを活かす」グループからは『行政施策を変える人材育成(のための50年計画のはじめの5年)計画』や、「調査をつづける」グループからは調査の知名度をあげる『駅前ギャラリー計画』や世代をこえた調査体制を構築するための『絵本をもって調査サイト行こう計画』など、種々様々でユニークな計画がたくさん出来上がりました。
 

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▲アクションプランの発表!
 
◆今後にむけて
 
モニ1000里地調査事務局では、まさに今、里地調査の今後にむけた中・長期計画を作成中です。今回参加いただいた皆さんとともに作成したこの計画も参考に、中・長期計画を検討していきたいと思います。
また一方で、里地調査の調査地は全国にまたがっており、この日集まることができたのはごく一部の方でしかありません。そのため、これからも他にも「こんなアクションプランはどう?」というご意見も関係者の方々から募集しようと検討中です。(現在準備中です。)
 
限られた時間ではありましたが、皆さんの集中力と知恵の結晶として生まれたそれぞれのアクションプラン。どうか、この行動計画が、5年先やさらに未来にむけて、身近にできるところから一歩でも実現していくことを願っています!
 
・モニ1000里地 全国サイト間交流会レポートの前編は>こちら(調査技術向上研修会)、中編はこちら(ミニシンポジウム)からご覧になれます。
・今回のワークショップはCAP(保全行動計画)デザインワークショッププログラムの手法を参考に実施しました。ぜひご覧ください。
 

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