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続・アオイガイの大量漂着!!

2013.05.09
活動報告

icon_masuzawa.jpg  広報・編集部の増沢です。

先日、「福岡県の志賀島にアオイガイが大量漂着!」で、ご紹介した、アオイガイ漂着情報を送っていただいた九州の宮本様から、詳細な報告をいただきました。

20130509aoigai1.jpg写真:4月~5月の1か月間に志賀島で拾ったアオイガイの殻。撮影:宮本和明)

見てください、この数のアオイガイ!!すべて福岡県の海の中道公園(志賀島)で拾ったものだそうです。

並べてあるのは、4月7日から5月6日までのちょうど一ケ月分。例年は、一年で15個ほど、多くても20~30個程度しか見つからないのに、今年はすでに1405個を数えたそうです。最も大きかったのは226mm(大きい!)、最小で20mm。カイダコが入ったままの状態で打ち上げられている個体も多かったとか。

20130509aoigai2.jpg写真:カイダコ入りのものもたくさん打ち上げられていた。撮影:宮本和明)

昨日、5月8日もまだ拾えているそうなので、海岸に近い方、ぜひ探してみてください!

特に日本海側の皆さん、普段はなかなか見つからない、きれいな貝がらに出会えるチャンスかもしれません!

アオイガイは、実はタコ!ということは前回紹介しましたが、このアオイガイ(別名カイダコ)はもともと暖かい海の生きもので、ゆらゆらと海流に流されながら生活しています。

会報『自然保護』No.528(2012年7・8月号)で、志賀健司さん(いしかり砂丘の資料館)に詳しく解説していただきましたが、このアオイガイの大量漂着には、海流や海水温の条件が深くかかわっていて、海の変化をとらえる大事なヒントになるのです。

いったい今年は、どこにどのくらいの範囲で大量漂着が起きているのでしょうか?
海辺でアオイガイを見つけた方は、ぜひNACS-Jまでご連絡ください!

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