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里モニ(里やまでの市民参加の自然環境モニタリング調査)

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シンポジウムと現地視察で交流を深めました。

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2012.04.18

韓国NGOの視察団が来日! 
シンポジウムと現地視察で交流を深めました。

nikkannsinpo-2.jpgNACS-Jでは日韓文化交流基金の日韓共同未来プロジェクトとして、韓国の自然保護NGOグリーンコリアと両生類の市民モニタリング調査の交流事業を行っています。
その一環として、昨年8月にはNACS-Jスタッフを中心に韓国で現場視察を行いました(参照ページはこちら)。
そして、今回、3月2~6日の日程で韓国のNGOが来日することになり、シンポジウムと現地視察を行いました。
韓国側の参加者はグリーンコリア(※1)のスタッフ3人と韓国両生類保存ネットワークのメンバー2人、そして通訳兼コーディネータとしてNPO法人ラムサール・ネットワーク日本・韓国事務局の田中博さんの合計6人となりました。

日韓の現状を報告しあったシンポジウム
初日は、まずNACS-J事務所にてお互いのNGOの事業の紹介や自然保護の状況などについて意見交換を行い、スタッフ同士の理解を深めました。

nikkannsinpo-1.jpg二日目の3月3日は、NACS-Jとトウキョウサンショウウオ研究会の共催で日韓の両生類の現状や取り組みについて報告する「日韓両生類市民モニタリングシンポジウム」を高幡不動尊金剛寺(東京都日野市)にて開催しました。当日は130名もの参加者が集まり大盛況となりました。
韓国両生類保存ネットワークのメンバーでソサン高校の先生でもあるキム・ヒョンテさんは、2005年に発見されたイキサンショウウオの生態について、ソサン高校の生徒とともに行っている調査の結果や韓国両生類保存ネットワークが取り組むカエル類の産卵状況について発表いただきました。
また、グリーンコリアのコ・ジヒョンさんからはテジョン市と協力して市民参加で行った韓国の貴重種ジムグリガエル調査について報告していただきました。日本からは日本の両生類の現状についてカエル探偵団世話人の福山欣司さん、モニ1000など広域的な市民によるモニタリング調査の取り組みなどについてNACS-J福田が報告を行いました。
韓国の両生類の生態や自然保護上の問題など日本では知られていないこともあり、多くの質問が寄せられ、時間ぎりぎりまで質疑応答が続きました。シンポジウムの最後には視察団への記念品の贈呈式などもあり、充実した交流の場となりました。
(※2  シンポジウムの発表要旨は下記参照)

現場視察では、地元の市民団体の人と交流

genbasisatsu.jpg3月4~6日には、両生類のモニタリング調査を行う3カ所(東京都あきるの市横沢入、八王子市川口ビオトープ、神奈川県鎌倉市鎌倉中央公園)で現地視察を行いました。
韓国NGOメンバーは、現場で活動する市民団体の方から活動の経緯や生息する生きものについて説明を受け、産卵シーズンを迎えたアカガエル類やサンショウウオをじっくりと観察することができました。
好奇心旺盛でたくさんの質問をする韓国NGOメンバーとの交流は、現地視察でご協力いただいた市民団体の方々にとっても新鮮な体験になったようでした。

これを機にNACS-Jでも海外NGOとの現場レベルの協力関係をさらに強化していきたいと考えています。

※1 グリーンコリア(緑色連合Grenn Korea United):韓国の環境NGOのひとつ(本部はソウル、会員約1万5000人)。全国10カ所に地域組織があり、専門組織として法律センターや出版社などを持つ。地球温暖化対策、軍事施設の環境汚染問題、野生生物の保護など活動は幅広い。

※2   「日韓両生類市民モニタリングシンポジウム」発表要旨(PDF/1.76MB)

(福田真由子/保全研究部)

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