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生物多様性の道プロジェクト

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2011.09.13

2011年度は、市民参加による地域戦略づくりを支援します!

会報『自然保護』No.523(2011年9・10月号)より転載

“道”のはじまり
2010年、愛知県名古屋市で生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開かれました。これにあわせNACS-Jでは、地域の自然を再発見し、未来に引き継いでいく「生物多様性の道プロジェクト」を始めました。

初年度の昨年は、”生物多様性”を実感できる人を増やすことが主な活動になりました。
 「もり・かわ・うみ・いきものバンザイ! ツアー」で自然保護の現場を訪ね、「市民が五感で捉えた地域の生物多様性・生態系サービス調査」では地域の暮らしの中の生態系サービスに注目しました。現場の生物多様性を知る重要な手段である市民調査については、研修会や全国大会を実施。各地で地道な調査を続ける300名が熱気のこもった交流を展開しました。

次なる一歩
市民調査などで分かってきた地域の生物多様性を、次世代に受け渡すにはどうすればいいのか。
今年、このプロジェクトでは3つの方針を立てました。
① “地域が主体の地域づくり”の一環としての生物多様性保全となるよう、自治体に普及啓発し、地域住民が参加できる保全活動を実践・提案する。
② 生物多様性保全は「環境」分野の取り組みという偏った概念を払拭し、健全で持続可能な農林漁業を支えること、保全型の土地利用や土木は持続可能な地域経済と新たな産業をつくること、を実例と実践で示す。
③ ①②を発信し社会的認識を高める。

具体的な目標が「市民参加の生物多様性地域戦略づくり」です。行政主導ではなく、地域ごとに異なる自然を生かした未来像を描いた多彩な地域戦略ができるよう、手引き書づくりや、これまで保護問題に取り組んできた地域で市民による地域戦略づくりを試みます。これから初めて地域戦略づくりに参加しようという方は、地元の自治体に呼びかけ「人と自然のふれあい調査」を実施してみませんか(下記参照)。

「人と自然のふれあい調査」とは?
地域の身近な自然と、その自然とかかわり合って成り立ってきた暮らしや文化を掘り起こして記録する調査です。地域の生物多様性がもたらす生態系サービスも把握することができます。その調査データを活用すれば、地域のさまざまな計画づくりにおいて、地域の人たちが大切に思う自然や文化、暮らしを踏まえた地域の将来像を描くことができます。

NACS-Jでは、市民の参画を得ながら、市民の思いを地域計画に反映させるひとつの有効な手法として、ふれあい調査を活用いただこうと、自治体と共催する「ふれあい調査実践講習会」を企画しています。現在、共催する自治体を募集しています。詳細は、https://www.nacsj.or.jp/project/waytob/をご覧ください。
(問い合わせ先:保全研究部 ふれあい調査係TEL:03-353-4104)

ふれあいイメージ1.gif 綾町 ふれあいマップ 上畑.gif
ふれあい調査の様子(左)と調査によって集まった情報からつくった「綾町 上畑  人と自然のふれあいマップ」(右)。(宮崎県綾町上畑地区)

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