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日本人と切り離せない「ウナギ」の話

2010.07.08
活動報告

NACS-Jの会報・『自然保護』2010年7/8月号の「新・生命の輪」コーナーに、
主に川と海を往来していて、日本人の食生活ときっても切り離せない
「ウナギ」に関する記事がありましたのでご紹介します。

タイトルは「天然ウナギはなぜ激減したのか」。

記事によれば、
「ウナギはマリアナ諸島近辺の海で生まれ、日本へ稚魚が3000キロ以上旅をして
やって来て、自然度の高い河川域や河口、湖沼で成長し、成熟までに10年近くか
かる。そんなウナギは近年、ダムや河口堰などの人工物によって移動を制限され
ることが多くなり、生息数に影響が出ているのではないか」とのことです。

会報『自然保護』2010年7/8月号
https://www.nacsj.or.jp/katsudo/kaiho/2010/07/201078no516.html

また、ずっと自然しらべを応援してくださっている『日経サイエンス』誌の
2010年8月号にも「旅するウナギの謎」として特集が組まれ、
ウナギの集団産卵場所が移動してきている様子などを図示して、
わかりやすく紹介しています。

先日、日経サイエンス社の事務所を訪問した際には、
海だけで生活するウナギなどもいて、そのユニークな生活史や謎が
次第に解き明かされつつあるというお話も聞くことができました。

日経サイエンス
http://www.nikkei-science.com/

ウナギ(日経サイエンス提供).jpg
▲相模川で川を遡上してきたシラスウナギを調べている様子
(写真提供:日経サイエンス・2010年2月撮影)

自然しらべは、川のまわりの様子やムシをしらべて
川の自然の大切さをみんなで考える企画でもあります。
ぜひ皆さまご参加ください。
(教育普及部・萩原)

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