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生物多様性を脅かす外来種問題

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小池環境大臣を支持

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2005.01.21

緊急声明-オオクチバスを「特定外来生物」に!
小池環境大臣を支持

今年6月施行を迎える「特定外来生物被害防止法」に基づいた「特定外来生物」の選定作業が終盤を迎えています。
1月19日の会合では、オオクチバスの特定外来生物への指定を事実上半年間先送りにするとの合意がなされていました。
しかし、小池百合子環境大臣が、1月21日オオクチバスの指定を先送りすべきでないと発言。一転、環境省は、1月31日全体会合での最終的な結論を待って、第一陣の指定を目指す方針となりました。
NACS-Jは、WWFジャパン、日本野鳥の会とともに強く支持する声明を発表しました。


2005年1月21日

緊急声明
オオクチバスは「特定外来生物」に指定すべきである

~オオクチバスを、法施行時に特定外来生物に指定すべきであるという小池環境大臣の考えを強く支持する~

現在、特定外来生物の第一陣選定作業が終盤に差し掛かっているところであるが、オオクチバスについては、経済的影響を心配する釣り業界の強い声やこれを支持する政治的な動きなどを背景として、1月19日のオオクチバス小グループ会合において、半年間の事実上の先送りと取られかねない意見の集約がなされた。

オオクチバスは言うまでもなく、日本の淡水生態系に大きな被害をもたらしてきた外来魚であり、日本において外来種対策の法律が制定される契機ともなった種である。4回にわたるオオクチバス小グループの会合において、研究者や日本魚類学会から生態系への被害や放流による分布拡大の実態を示す調査資料が提出されており、「特定外来生物被害防止基本方針」に規定する被害の判定の基準を満たしているため、現時点で先送りをする科学的な理由はないと言える。

本日、小池百合子環境大臣が、オオクチバスを先送りせず、本年6月の法施行時に特定外来生物に含めるべきであると発言されたことは、日本の自然環境を守るべき最高責任者としての英断であり、強く支持するものである。「バスは法律の目玉で、まず指定することが望ましい」「指定は、生態系を守るという法律の趣旨にも沿う」という発言を、我々は歓迎するものであり、今後環境省が、生態系への被害防止を第一義とする毅然とした態度を貫き、ほかの懸念される生物も含めて指定されることを期待する。

1月31日に予定されている第二回専門家全体会合で、すべての特定外来生物候補が出揃うことになるが、この小池環境大臣の発言と、オオクチバス小グループおよび魚類専門家会合の複数の委員から出た「すぐにでも特定外来生物に指定し、取り組みを開始するのが妥当である」という意見を汲み取り、前向きな議論の結果として、早期に指定されることを望む。


■本件に関するお問い合わせ先:
(財)日本自然保護協会 大野正人
WWFジャパン 草刈秀紀/大倉寿之(広報担当)
(財)日本野鳥の会 古南幸弘・金井裕

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