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東京湾・三番瀬の埋め立て問題

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1996.12.01

「自然保護の”現場”を訪ねてみよう」 三番瀬フィールド情報

=月刊『自然保護』No.412(1996年12月号)より転載=


冬から春のフィールド情報

三番瀬は、東西4km・南北3km、約1200haの広がりをもつ水深1m以浅の海域で、340種を超える動植物がくらす所です。冬から春にかけては、たくさんの渡り鳥が見られ、10数万羽のスズガモが越冬にきています。春の渡りの時は、シギやチドリ類も多く見られます。
1000羽ほどのカワウが追い込み漁を見せてもくれます。

何が問題になっているのか?

東京湾の多くの浅瀬や干潟は、昭和30年代に高度成長を果たす手段として次々と埋め立てられました。三番瀬の多くも、昭和10年代(国道14号・16号線が海岸線だったころ)から陸にかえられました。昭和48年、三番瀬のすべてを埋め立て地に変える千葉県の計画が決まったこの年にオイルショック。しかし、開発計画はなくならず、経済情勢に合わせて少しずつ姿を変えた計画が出され続けています。

昭和60年ごろから、三番瀬研究会や三番瀬フォーラム、NACS-Jなどが保全を求めて活動開始。県は知事の諮問機関として環境会議を設け、県内の大規模開発の事前審議を始めました。三番瀬も、その中で環境補足調査の実施が決まりました。調査は97年12月まで行われ、その後半年間で結果が分析される予定です。

出かける際に気をつけたいこと

自然豊かな海を実感してほしいのですが、漁業権も存在する場所です。むやみに生物を採らない、殺さない。潮干狩りのつもりで行かないこと。潮風は思いのほかきついので、長袖・長ズボン・帽子・上着はいつでも用意しましょう。

三番瀬は遠浅の海。潮汐表を手に入れ(つり具店などで販売・配布)、最干潮時の潮位が30センチ以下の日を選びましょう。マイナス15センチという日には、広い干潟が現れます。3月末~9月中旬は昼間に最干潮時があります。この際干潮時の2時間半前に到着し、1時間後までには撤収しましょう。潮はたいへん早い動きをします。晴天でも南・南西・北西の風が強いときは危険。潮も引かず波も立ち、上げ潮が早くなります。その日しか予定がとれなくても、荒天ならば中止の決断を。

おすすめの食べ物
三番瀬のアサリ・バカガイ・マガキ・海苔・ハゼ。マガキは特におすすめ。
湊町市場の中で入手できます。京成線大神宮下から徒歩15分。営業は午前中のみ。

アクセス
三番瀬フォーラム主催の干潮散策会に参加するには、船橋市漁港(JR総武線・京成線の船橋駅から徒歩20分)集合。ここから船で行きます。約4時間の催し。
往復ハガキで申し込んでください。
散策会を体験し現地のようすが分かったら、船橋市海浜公園(JR京葉線の二俣新町駅から徒歩30分)から歩いていくことも可能。ただし、くれぐれも干潮には注意。

■参考資料 1『三番瀬ガイドブック』500円
2『三番瀬ブックレット』500円
3 ビデオ『三番瀬輝きのとき』2600円
4『東京湾三番瀬 海を歩く』2200円発行:1,3三番瀬フォーラム. 2,三番瀬を21世紀に残す会. 4,第一書房

(情報提供:三番瀬フォーラム・小埜尾 精一さん)

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