2005年2月5−6日 積雪1m超。大雪のなかの「赤谷の日」です。
サポーター・関係者計21名の参加者で、いきもの村をフィールドにした環境管理実習を行いました。


   どこもかしこも雪。。。

雪。。。雪。。。

   県道も真っ白。

灯油小屋は風のぐあいか、雪のつもり方が半端ではありません。

たくみ小屋の看板は雪で隠れる寸前。つららも長く、とがっています(つららの下にはなるべく入らないように)。


  2月5日(土)

大雪でもたくみ小屋は暖かい。赤谷センターのみなさんが数日前から準備をしてくださいました。
ネイチャートレイルの季節変化はすごいです。
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センサーカメラの成果検証をした後、全員でネイチャートレイルを歩きます。スノーシュー・かんじきが人数分あり、
スノー・トレッキングを楽しみました。スノーシューをお持ちくださったみなさん、ありがとうございました。

↑雪に埋められて恍惚の表情の赤谷センター所長を囲んで記念写真。

←途中、センサーカメラ設置の実演(主演:山本さん)をビデオに収めます。全国の国有林にセンサーカメラが設置される日も近いのでしょうか???

ちょっと脱線しましたが、アトリエ内と脇のけもの道にセンサーカメラを設置しました。

今回より、世田谷区弦巻中学校の生徒さんが加工してくれた時計を画角の中に撮し込みます。このことにより、撮影日だけでなく、撮影時間もわかるようになります。結果が楽しみです。

誰かが樹間にヤドリギの実を見つけました。目黒さんがダッシュ!

手に入れました。たくみ小屋に戻って、実を食べてみる人も。ヤドリギの実は、中果皮が粘っていて、動物の腸を通り、糞になってもその粘りがとれず、木にくっつき、そのまま半寄生すると高校の時に習った記憶があります。

  小屋に戻り、「いきもの村利用ルール」とプロジェクト・ロゴマーク案の相談会を行いました。


  2月6日(日)

朝食後は、除雪車の実習です。
カギのありかを島内さんが、除雪車の動かし方を山本さんがレクチャーしてくれます。
レクチャーを終え、いよいよ動かします。
外来種ニセアカシアの伐採に取りかかる頃には、晴れ間が少し出てきました。

↑1月に引き続き、外来種ニセアカシアの伐採をします。

のこぎりを使って暑くなったのか、半袖はちょっとオーバーかと・・・。→

↑みなさんいい顔です。

←雪が降り続いていたせいか、動物のフットプリントは多く見つけられませんでした。かわりにボディプリント。

6日のお昼近く、唐沢山方面のマツ林にオオタカが長時間とまっていました。

たくみ小屋とハチの巣がある車庫の間に、フットプリントが点々と。キジでしょうか?

クスサン(ヤママユガ科)のマユ。マユの別名は「スカシダワラ」というそうです。いきもの村でのクスサン初記録です。

上の水場でテンの糞を見つけました。食べているのはどうやらヤドリギのようです。ヤドリギは消化に悪いようです。

最後に下の水場に、テンやイタチを狙ったセンサーカメラを設置します。
水場近くと、ねぐらかもしれない「うろ」に設置しました。

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文・写真:茅野恒秀,デザイン:出島誠一

 雪が降りしきる中の「赤谷の日」でしたが、体を動かす実習・散策、みなさん集まっての相談会と密度の濃い二日間でした。みなさんご参加ありがとうございました。
 次回は3月12−13日を予定しています。


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