6月赤谷の日のご報告です。
1日目は春らしい天候に恵まれまれ、2日目もなんとか雨の影響を受けずに活動を終えることができました。赤谷の森では、エゾハルゼミとタゴガエルの声が響き渡っていました。
ホンドテンモニタリング
小出俣林道と雨見林道・ムタコ林道を実施しました。サンプル数は、小出俣林道5、ムタコ沢7、雨見林道1。動物食が主です。
木の実豊凶調査
今回はムタコ沢、いきもの村、三国街道周辺にトラップ設置を行いました。
南ヶ谷湿地保全・調査
モリアオガエルの産卵はまだ見られませんでしたが、声はよく聞かれたそうです。湿地周辺にはまだスミレも残っているようで、季節の進み方が例年よりも遅いことを感じています。
2日目は、小出俣に2011年に設置した自然林復元試験地でシカ柵の設置と、ブナ・ミズナラ類の実生調査を実施しました。シカ柵は冬も設置したままにすることを想定してかなり頑丈な設計となっているため、かなり設置の手間もなかなか掛かりました。途中降り出しそうになる雨もなんとかもって、設置完了まで漕ぎ着けました。
その後、お弁当の後に、ブナ、ミズナラ、コナラについての実生調査を実施しました。
2011年夏、湘南学園の生徒が担当した伐採前調査について、今年生まれの実生が見られるこの時期に伐採後調査を行いました。ただすべて終わるには時間が短く、また、今年のブナの実生がずいぶん自然林から遠い場所で確認されるなど、面白い事実も分かりそうです。引き続きの調査も後日実施します。
今回、宿を猿ヶ京温泉・旅館仁田屋さんにお世話になりました。
夜は「三国街道の魅力を語る会」として、地元の方にもお集まり頂いて、サポーターを含めたプロジェクト関係者との意見交換を行いました。赤谷の森の魅力を知るサポーターの方々の情報をいかしながら、地域づくりWGの活動をすすめていくこととしました。
↑スギ林のブナの実生
↑シカ柵設置作業中
↑シカ柵設置作業中
↑シカ柵完成
↑語る会の様子
↑仁田屋食事
↑タニウツギ
↑ミツバウツギ
↑モミ
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