一人ひとりが近所の自然をしらべる日本の自然の健康診断。
それが「自然しらべ」です。
一人ひとりが見守る力は小さくても、みんなの報告が集まると大きな力になります。
セミは、幼虫時代の数年を土の中ですごします。遠くに行くことができないので、その土地の環境変化をじかに受けてしまいます。そのため、環境のバロメーターとして注目されています。
セミのぬけがらについては、市民参加の調査手法が研究されており、1995年と2001年には環境庁(当時)によって全国的な市民参加型調査が行なわれました。
セミのぬけがら調査は、地域ごとにはその後も活発に行われており、自然観察をしているNACS-J自然観察指導員のみなさんなどから、セミのようすが変わってきているのではないかという観察報告がよせられるようになりました。
植木などの根に幼虫がついて運ばれてきてしまったのか、地球温暖化やヒートアイランド現象などの影響なのか。人のくらしがセミに影響をおよぼしているのかもしれません。
全国的にセミのぬけがらをしらべてみることで、そんな変化を知ることができるのではないかと期待しています。
今回の自然しらべ実施にあたっては、研究者のみなさん、資金面で協賛してくださった企業のみなさん、観察会を企画・運営してくださっている全国の自然観察指導員のみなさん、など多くの方々がご協力くださっています。ありがとうございます。
そしてなにより、自然しらべに参加してくださっているあなたがいるからこそ、貴重なデータが集まります。ご参加くださり、ほんとうにありがとうございます。一人ひとりが見守る力は小さくても、みんなでみれば見えてきます。今年の夏は、セミのぬけがらから、日本の自然の現状をさぐりましょう。
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