調査についてのよくあるご質問にお答えします。
生モニ※1)は、里山をモデルとして調査手法を考えたプログラムですが、調査は都会の公園でも、山の中でも、どんなところでもやっていただいて構いません。里山のような場所とはまた違う生き物たちとも出会える可能性があります。ぜひチャレンジしてください。
※注1)生モニ:生態系総合モニタリング調査の略語です。地域の無機的環境(水、大気、土壌など)と、その場所で行われている人間活動、そしてそこに生育・生息している生物同士の相互作用によって構成される、生態系全体を総合的に調査することを意味しています。
生モニのマニュアルに挙げているのは、ほんの一例です。みなさんが興味を持った生きものを調べて、その結果や調査手法をぜひ報告してください。おもしろい調査があれば、他のみなさんにも調査手法をお知らせしたいと考えています。みんなで協力してモニタリングを進めていきましょう。
※注2)指標種:ある特定の生きものを対象に、分布や個体数などを調べることによって、その地域の自然環境の状況を間接的に知ることができます。その調査で調べる対象を指標種といいます。
見た生きものが周りにもたくさんいるようなら、1個体だけとって標本にしましょう。周りに同じ種類が見つからない場合には、標本を採らずに写真をとりましょう。標本や写真を、図書館や自分の持っている図鑑で調べれば、名前が分かることもあります。 それでも分からないときには、近くの自然史博物館に持って行って、アドバイスをもらいましょう。
※注3)生物相:特定の地域に生息・生育する全ての生きものリストのことをいいます。
調査結果を記録するときに、自信がない場合には「?」をつけたりして、自信のある記録を分けて記録するようにしましょう。後になったら分かることもあるかもしれませんので、鳴き声の特徴や、聞いた場所の環境(林なのか、藪なのか、といったこと)などをメモしておくのもよいでしょう。
調査の時や、調査の直前に雨が降ると、水が濁ったり、流量が増えたりして、調査を行っても、その地域の水の特徴をつかめない可能性があります。調査を行う日に晴れていても、調査を予定している日の2~3日前に大雨が降った場合は、大きな影響が出ることがあります。
このような場合には調査日を延期して、雨の影響がないときに調査をすることをおすすめします。
ただ、しばらく調査を行う機会がなくてその日に調査を実施しなければならない場合などには、調査地の様子や雨の降った日、降った量(豪雨、大雨、小雨といった程度でかまいません)や、調査地点の様子など、わかることを記録しておくと、後で調査結果を比較したりする際に役立ちます。
「身近な自然を見つめる目」では、パックテストや透視度計を使った調査を紹介しました。 水質や水量などを調べる場合には、調査手法も器材も様々です。予算さえあればマニュアルで紹介したよりもずっと精密なデータを楽にとることもできます。そこで、調査にかけられる予算や、調査でどんなことを知りたいかによって、調査器材を選ぶ必要があります。
調査器材さえ決まれば、インターネットや電話帳などを使って、調査器材の販売店から一般の人でも器材を購入することができます(購入先の例は、「身近な自然を見つめる目」の調査のためのイエローページをご参照下さい)。
探している地形図や航空写真は、(財)日本地図センターで調べて、購入することができます。詳しい問い合わせ先や具体的な入手方法は、「身近な自然を見つめる目」をご参照下さい。 そのほか、大手の書店では、地形図を購入することができるお店もあります。
植生図の元になっている地図には著作権があります。特に販売物等に利用する場合には、著作権を持っている発行先に利用の許可を取りましょう。
日本自然保護協会
(NACS‐J)里モニ担当
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