利根川の水と自然を守るプロジェクトA Project to preserve Water & Nature of Tone River
著者名Authors
利根川の水と自然を守る取手連絡会Toride Conf. for Preservation of Water & Nature of Tone River
近藤欣子Yoshiko Kondo・ 武藤千鶴子Chizuko Muto・ 篠田信吾Shingo Shinoda・ 香山建雄Takeo Kouyama・ 山田涼子Ryoko Yamada・ 小林幸子Sachiko Kobayashi・ 軽部仁Jin Karube・ 鈴木好晴Yoshiharu Suzuki・ 和田恒夫Tsuneo Wada・ 豊田惣一Souiti Toyoda・ 町田健一Kenichi Machida・ 林都Miyako Hayashi・ 清水弘道Hiromichi Shimizu
利根川河川敷の自然のすばらしさを多くの市民に知らせ守るために、又市民の飲み水となる利根川の水質に関心をもってもらうために以下の活動を行った。
1. 水質調査
利根川本流5地点と、それに注がれる7カ所の排水路の化学的水質調査を6回(偶数月〉行った。又、近辺にはゴルフ場が3カ所あること、ゴミ焼却場があること、田圃があることから農薬散布時にヌカエビを使った農薬検査と魚の雌雄比較による環境ホルモン調査を2回行った。
化学的調査では、取手の最上流地点から最下流地点に流下するにしたがい汚染度が高くなり排水路からの汚い水が影響していることがわかった。市民より下水道処埋施設から未処理の汚水が流されているとの情報を得、11月~1月の90日間、観察と一部CODおよびBODの検査をした。
農薬検査ではヌカエビの斃死がほとんどなく、散布農薬の内、殺虫剤が中止になったことと関係があると推察される。環境ホルモン調査では雌雄の比率に偏りがみられ今後も観察が必要と感じた。
2. ウオッチング
6回(奇数月)行った。5月からはウオッチング時に市役所からゴミ袋の提供を受けゴミ拾いも行った。ノウルシ、ミゾコウジュ等の絶滅危惧種やハンゲショウ、ウナギツカミ、アザミ、その他種々の植物の群落が見られた。3月のウオッチング時にはオオタカが観察でき、河川敷の自然の多様性を実感した。
3. 自然教育
ともすれば自然と離れがちな現代の子供達に利根川のすばらしさを体験しながら自然のメカニズムを学んでもらい、どうすれば人間と自然が共生できるか考えるきっかけとなるよう自然教室を実施した。今年はより良い教室が開催できるようにと3名の運営委員が霞ケ浦研究会主催の環境教育講座に参加し多くを学んだ。取手市主催の消費生活展にも「もっと利根川に親しもう」というテーマで参加し、市民の関心と共感を得た。
4. 他団体との交流
3団体と機関紙交換
5. 行政への要望
利根川河川敷活用懇談会へ公募意見書提出。11月~1月の下水道処理施設からの排水調査をもとに4月下水道組合へ改善要望書提出。5月要望書受理。(2000年10月に汚水垂れ流しが続いていたことが判明、目下再要望書、請願書提出中)
6. 広報紙の発行
《すみれだより》9号発行。
付記

写真1. 下水道組合との話し合い 改善要求書提出時

写真2. ウォッチング&クリーンウォーク(ゴミひろい)

写真3. 自然教室 船の中にて

写真4. 水質調査 pHの測定