活動報告|屋久島の自然林の保全

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屋久島の自然林の保全

残されたスギの自然林をまもる。

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屋久島は、九州の南約60kmに位置する面積500km2ほどの島です。海岸の低地部にはシイ・カシ類からなる亜熱帯/暖温帯の照葉樹林、標高1000m以上にはスギ林からなる冷温帯上部の針葉樹林、1700m以上から島の最高峰・宮之浦岳(1936m)まではヤクザサを中心とした高山帯が連続的な垂直分布でみられ、「日本の森林帯の縮図」といわれています。


奥岳とよばれる山岳部には、「縄文杉」で知られる樹齢1000年以上のスギの自然林が広がっています。

屋久島の自然林は、低地部の照葉樹林は薪炭林として、スギ林は江戸時代からヤクスギの平木を年貢として納めていたこともあり古くから利用されてきました。しかし1950年代後半からの拡大造林政策に基づく国有林の急速な伐採で島の約5分の1が人工林になり、貴重なスギ林が減少したことから地元の住民を中心とした粘り強い保護運動が起こりました。


すでに山頂部周辺が天然記念物(1924年)に指定されていましたが、その後、特に奥岳周辺を中心に国立公園(1964年)、原生自然環境保全地域(1975年国立公園から振り替え)、生物圏保存地域(1981年)、森林生態系保護地域(1992年)に指定され、1993年には世界遺産に登録されました。

日本自然保護協会
(NACS‐J)

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