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生物多様性の道プロジェクト|ふれあい調査/ワークショップ

ワークショップ手法紹介
更新日:2012.01.31
CAP(保全行動計画)デザインワークショッププログラムとは?
保全の現場では、何を優先的に保全するのかやどんな活動を優先的に行うべきかわからない、
複数の団体との保全目標の共有や連携がうまくとれない、
といった課題にしばしば直面します。

CAP(Conservation Action Planing:保全行動計画)デザインワークショップは、市民自身が地域の関係者と効果的な保全計画をつくるときに、通常だと1年から1年半かかる保全計画の作成の一連の手順を、コンパクトに数時間で体験できるように開発したワークショッププログラムの手法です。

ワークショップでは、保全すべき対象を参加者全員で選び出した後、
保全対象を脅かす要因や、その要因を生み出す問題の構造を分析し、
それを踏まえて「保全対策」とその効果を評価するための「モニタリング調査」がセットになった計画をデザイン(作成)します。
短時間のワークショップですが、以下のような効果が得られます。

・地域の自然の特徴や魅力についての合意形成を図ることができる
・地域の抱える問題の構造や保全目標について共通認識をもてる
・共通の保全計画の中で各団体の活動の位置づけや意義が整理される

ここに、ワークショップの進行に使用するテキストとその他資料を公開しますので、これを活用して是非皆さんの活動地域でワークショップを行ってみてください。
なお、テキストでは実際の保全計画づくりの際に役立つ手順やアイデアについても掲載しています。




ワークショップの具体的な手順

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実際の保全計画づくりには0から7までのステップがありますが、ワークショップでは青字部分のみを仮想体験します。

■準備段階  
 Step0 保全計画のメンバーを集め、対象範囲と計画の目的を決める
 Step1  保全対象を選ぶ
  ●地域の自然環境を象徴する「保全対象」を選び出す

■計画段階
 Step2  存続の鍵となる条件・要素を探る
  ●保全対象の存続に大きく影響する条件・要素を選び出す

 Step3  衰退要因を列挙する
  ●保全対象を脅かす衰退要因と、それを生じる「背景(背後要因)」を探る

 Step4  問題の構造を把握する
  ●保全対象、衰退要因、背景(背後要因)の関係を線で結び、問題の構造を把握した上で、最も大きな原因(元凶)を突き止める

 Step5  保全計画を立てる
  ●衰退要因を取り除いて保全対象を保全・再生するための、具体的な「保全対策」と、その効果を評価するための「モニタリング調査」の内容を決める

■実施段階
 Step6 保全対策とモニタリング調査を実行する
 Step7 調査結果から対策の効果を評価し、計画を順応的に改良する

ワークショップの様子と結果の一例
ワークショップの様子と結果の一例:
大学移転の際に計画的に残された生物多様性保全ゾーンにおいて、周辺の池沼も必要としているニホンイシガメを保全対象として、学内での環境教育を機軸とした計画案が提案された。

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