<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
    <title>大雪山系・日高山地の保護林拡大</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/" />
    <link rel="self" type="application/atom+xml" href="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/atom.xml" />
    <id>tag:www.nacsj.or.jp,2009-06-23:/katsudo/taisetsuhidaka/46</id>
    <updated>2010-10-08T06:02:52Z</updated>
    <subtitle>taisetsuhidaka</subtitle>
    <generator uri="http://www.sixapart.com/movabletype/">Movable Type Commercial 4.25</generator>

<entry>
    <title>大雪山系から日高山脈にかけて 巨大な保護地域がいよいよ誕生します。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/2010/07/post-4.html" />
    <id>tag:www.nacsj.or.jp,2010:/katsudo/taisetsuhidaka//46.1471</id>

    <published>2010-07-01T03:15:22Z</published>
    <updated>2010-10-08T06:02:52Z</updated>

    <summary>会報『自然保護』No.516（2010年7・8月号より転載）北海道の国有林は森林...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="活動報告" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/">
        <![CDATA[会報『自然保護』No.516（2010年7・8月号より転載）<br /><hr><br />北海道の国有林は森林面積の6割を占め、自然の元本となってきた環境です。しかし、明治以来、低標高地域から奥山の中腹まで激しい木材資源利用が続いてきたことから、森の再生が困難になった場所も増えています。今の課題は、地域ごとにその土地なりの植物群落を守り、そこにすむ数多くの野生生物種によってつくられている<a href="http://www.nacsj.or.jp/project/5actions/about.html">生物多様性</a>が低下しないよう維持し、もとの姿の森林に近づいていくよう修復計画を立て、生態系サービス力の回復を図ることです。これは、これからもこの自然の中で人が暮らしていくための、基盤の修復事業そのものです。<br />　<br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="大雪日高保護地域.jpg" src="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/images/100701taisetu-hidaka_map.jpg" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0pt 0pt 5px 5px;" height="532" width="425" /></span>昨年<a href="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/2009/05/post-2.html">5・6月号</a>で経過をお伝えしましたが、2007年3月に林野庁・北海道森林管理局の中に生物多様性検討委員会が設置され、この5月までに9回にわたって開かれてきました。<br /><br />NACS-Jはこの会議に参加し、大雪山系から日高山脈にかけての広大な国有林の保護林を拡大し、重要な森林環境の多様性を保全すべきとする提言を出しました。<br /><br />具体的には、大雪山系と日高山脈の森林生態系保護地域と、このふたつの保護林をつなぐ緑の回廊を拡大し大きな保護地域にすること。またその周辺部に、ほかの種類の保護林や別の制度による保護地域を隣接させ、日本最大の森林保護区をつくろうとするものです。このことにより、国立公園（大雪）や国定公園（日高）とされている範囲の保護対策との整合性も高められるはずだと考えています。<br />　<br /><br />生物多様性検討委員会では私を含む2名のワーキンググループで、大雪と日高の森林生態系保護地域をどのような区域にまで拡大すべきかを約１年間検討し、原案をつくりました。区域に含めたかったのは、広い行動圏を持つヒグマ、大径木のある森林を使うクマタカとクマゲラ、特殊な岩場が生息地のナキウサギ、傾斜の緩やかな渓流沿いの森にすむシマフクロウなど希少な野生生物の繁殖条件を潜在的に備えた場所。そして、存在する植生タイプと、それをつくり出す地形地質のタイプひとそろいを極力網羅するという、ふかん的な手法を使いました。<br /><br /><br /><b><font style="font-size: 1.25em;">パブリックコメントにご意見・ご要望を</font></b><br />　<br />この原案に基づいて、5月から実際の設定案を審議する設定委員会が公開で始まり、9月までに範囲を決めることになっています。<br />　<br />このプラン通りに決まれば、ふたつの森林生態系保護地域とみどりの回廊を合わせて面積2.6倍増、長さ200㎞を超える大規模な保護地域となります。大雪山系は、今の生態系保護地域1万haに6.9万haを加えて約8万ha、日高山脈は今の6.6万haに7.7万haを加えて約14万ha、間をつなぐ緑の回廊約1.7万ha、合計約24万haとなります。ただし保護管理にあたっては、増加中のエゾシカとの関係を制御する難題が待っています。<br />　<br />6月中旬には、林野庁・北海道森林管理局のウェブサイトでパブリックコメントが行われます。疑問・質問、意見や要望をぜひお届けください。届いたものはひとつひとつ検討され、活用されます。<br /><div align="right">（横山隆一／常勤理事）<br /></div><br />■北海道森林管理局ウェブサイト<br /><a href="http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/">http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/</a><br /><div align="left"> </div>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>大雪山系・日高山地の保護林拡大 活動の概要</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/2009/07/post.html" />
    <id>tag:61.58.37.173,2009:/katsudo/taisetsuhidaka//46.345</id>

    <published>2009-07-06T07:37:27Z</published>
    <updated>2009-07-06T07:39:00Z</updated>

    <summary>活動の概要...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="活動の概要" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/">
        活動の概要
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>大雪山地から日高山脈まで 保護林の拡大原案をつくりました。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/2009/05/post-2.html" />
    <id>tag:www.nacsj.or.jp,2009:/katsudo/taisetsuhidaka//46.654</id>

    <published>2009-05-01T07:51:23Z</published>
    <updated>2010-06-28T03:14:50Z</updated>

    <summary>2009年5/6月号より転載 北海道で最も有名な山塊・大雪山地と日高山脈を、生物...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="活動報告" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/">
        <![CDATA[<p class="txtright">2009年5/6月号より転載</p>
<p>
</p><hr>
北海道で最も有名な山塊・大雪山地と日高山脈を、生物多様性が保全される場所とするためのプランづくりを2008年から進めています。 
<p></p>
<p>大雪は国立公園、日高は国定公園でもありますが、山塊全体としてみると、よい森林になるに従い、あるいは低標高になるに従って規制が緩いので、木材生産のための利用（伐採や植栽といった植生の改変）や、道路開発といった自然性の維持とは反対の土地利用が行われています。</p>
<p>一般に北海道は自然が多いといわれていますが、一部の高山帯以外の土地利用の考え方は、現在も基本的には昔ながらの資源利用であり、都市と農林業のための場の拡大が続いている場所といえます。その環境改変が進む中で、個性的な野生生物種がいろいろな環境で暮しているため、希少種リストに掲載される種が増えたり、頭数が増えすぎる種が同時に発生している現状も生じています。この状況は変える必要があります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この山塊の森林地帯で所有面積が最も広いのは国有林であるため、林野庁・北海道森林管理局と協議し、08年に保護林制度を使った保護地域の拡大策が森林管理局で企画されました。それを局が設置した生物多様性検討委員会にかけ、委員会は、今ある保護地域を拡大・連結・統合することを求めました。その範囲を、科学的な根拠に基づいて具体的に見出していく作業に私も委員としてかかわり、今回原案をつくりました（図参照）。</p>
<p>
</p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">&nbsp;</span>
<p><font style="font-size: 1.25em;"><strong>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img class="mt-image-left" style="float: left; margin: 0px 20px 20px 0px;" alt="保護林拡大図" src="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/images/taisetsu-090501-1.jpg" height="402" width="280" /></span></strong></font><font style="font-size: 1.25em;"><strong>32万haの巨大な保護林に</strong></font></p>
<p>検討したのは、南北は約200km、東西は北の大雪山地域で約90km、南側の日高山脈地域で約80kmと広大な範囲で、東京都の3.2倍にあたる70万haもの面積です。現在、この中で保護林になっているのはその約１割の7.7万ha。これでも、日本で一番広い保護林です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>原案づくりでは、この広大な範囲の自然性を満遍なく調べることは物理的にできず、これまでの多くの調査研究資料も部分的なものだったため、それらも使いながら、この範囲内にある地質と植生を基礎にした「生態系のタイプ（エコトープ）」を見分けることから始めました。その上で、その質が現在でも良いと思われる範囲を、すべてのエコトープについてできるだけ広く抽出することを基本にし、現在ある保護林を拡大させ、一筆書きでぐるりとこれらを取り込み、ひとまとまりにする方法を検討しました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、クマタカ、クマゲラ、ナキウサギ、ヒグマ、そしてシマフクロウ、という地域の自然の個性をつくり出し、ほかの生きものとセットの環境を広く必要とする動物種の「もともとの繁殖条件を備えた環境」をできるだけ広く含め、今回の拡大によって、潜在的な質の高い生息・繁殖地の何％が取り込めるかなど、いろいろな要素を組み合わせました。この作業には、コンサルタントとして参加した札幌自然調査館のスタッフが大活躍しました。一部には、これまで自然林から無理に木材を取ってきた場所も含まれ、今後は基本的に自然にゆだねていく場に変更する案としています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この大雪と日高の二つの大きな山塊の間は、国道やそれの通る峠があり、道の近くには施業地も含まれていましたが、保護地域の連続性の確保のため、施業地も含めて「緑の回廊」にすることを提案しました。この保護林の全面積は、原案では約32万haになりました。ただしこれでも、混交林と広葉樹林帯のカバー率は、まだ低いといえます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この原案は、今年度から始まる「大雪・日高森林生態系保護地域等設定委員会（仮称）」にかけられ、市町村長や地域の識者なども加わって現実的な境界を決めていくことになっています。設定範囲は広大ですが、北海道の自然を研究されている方々には、関係する地域の自然性についてチェックと提案の機会です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、この保護地域の外側には林業・木材生産をしている場所が広がっています。大事なところでも飛び地でカバーできなかった場所を別の保護林や自然再生事業地にしたり、資源利用するところでも使いながら多様性を確保していく施策が必要なので、現在、公有林・民有林も含めて別途検討しています。これらにぜひ、参加とご協力をお願いします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>（横山隆一・常勤理事）<br /></p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>北海道の国有林の7割を占める天然林の取り扱い方針がまとまりました。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/2008/03/7.html" />
    <id>tag:www.nacsj.or.jp,2008:/katsudo/taisetsuhidaka//46.653</id>

    <published>2008-03-01T07:41:26Z</published>
    <updated>2009-07-28T07:48:17Z</updated>

    <summary>2008年3/4月号より転載 私も参加する北海道森林管理局の生物多様性検討委員会...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="活動報告" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/">
        <![CDATA[<p class="txtright">2008年3/4月号より転載</p>
<p>
<hr>

<p>私も参加する北海道森林管理局の生物多様性検討委員会での1年間の議論が、「北海道国有林の生物多様性保全を目指して」というタイトルでまとめられ、1月31日に配布されました。<br />レポートに書き込まれた内容で注目いただきたい点は、</p>
<p>1.これまでの北海道での天然林施業には生物多様性の観点からみるといろいろな問題があり、改善の必要があること。</p>
<p>2.特に島嶼や生物種・群集の分布の端に当たる天然林の資源利用はやめるべきであること。</p>
<p>3.本来の生物群集に更新できない・させられない地域の管理のあり方を再検討すべきであること。</p>
<p>4.必要な保護林の拡大とともに、既存の保護林の整理統合や調査研究が必要なこと、</p>
<p>などです。</p>
<p><br />この検討委員会では、大規模に森林施業が行われた場所を見る機会がありました。厳しい自然条件にある天然林伐採地がササの海になっていたり、土地本来の植生とは全く異なる種構成となっていたり、倒れた木から次の世代が育つという倒木更新を必要とする場所で台風時の倒木をすべて搬出してしまい、更新の基盤そのものが失われていたりと、人為による生物多様性の低下が明らかな場が少なくありませんでした。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今後も検討会は続きますが、これら問題への対処の具体策、これ以上多様性を低下させない方策、低下させてしまった場の修復方法の研究開発と事業化が急務となっています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>全国の国有林の半分を占め、その7割が天然林という北海道の国有林。1年中低温であるなど厳しい環境のため、再生も難しい自然であることから、これ以上の荒廃は、ここで完全に止めなければなりません。林野庁は本気になるべきです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>（横山隆一・常勤理事）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>■生物多様性検討委員会の議事録は、北海道森林管理局のホームページで閲覧できます。<br /><a href="http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/index.html">http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/index.html</a><a href="http://www.hokkaido.kokuyurin.go.jp/kyoku/"></a><br /></p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>検討会報告　森林の生物多様性は修復できるか？</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/2007/07/post-1.html" />
    <id>tag:www.nacsj.or.jp,2007:/katsudo/taisetsuhidaka//46.652</id>

    <published>2007-07-01T06:01:45Z</published>
    <updated>2009-07-28T07:50:25Z</updated>

    <summary>2007年7/8月号より転載 天然林を伐採する林業　  林野庁北海道森林管理局（...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="活動報告" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/">
        <![CDATA[<p class="txtright">2007年7/8月号より転載</p>
<hr>

<p><font style="FONT-SIZE: 1.25em"><strong>天然林を伐採する林業</strong></font></p>　 
<p>林野庁北海道森林管理局（以下、道局）は、06年度末から、「生物多様性検討委員会」を設置し、北海道の国有林（道内の森林面積の約55％）の生物多様性に関する論議を始めています。</p>
<p>北海道の森林は、開拓時代から現在まで約150年間にわたって徹底して資源利用され、人工林をつくっての林業だけでなく、自然林を伐採して木材を取り、回復させてはまた伐るという施業が今も続いている地域です。その結果、厳しい気象環境の所では、ササ原になってしまったり、森林環境は続いていても本来の自然林とはまったく違った顔ぶれの森になってしまったりと、自然らしさの喪失、野生生物の生息環境のかく乱・消失の原因になってきました。今も木材利用が地域経済の基盤のひとつとされ、違法伐採のような不祥事や、国際ラリー競技に林道を使わせたことでナキウサギの生息地が脅かされることなどもあり、自然林の林業利用の単純な可否では計れない多くの問題が山積しています。 </p>
<p>しかし、林野庁も、06年9月に制定した森林・林業基本計画では、公益的機能の拡大と自然保護を国有林の管理目的のひとつとして明記し、5つに分かれていた道内の森林管理局も道局として統合され（04年4月）、環境省が事務局となる政府の新・生物多様性国家戦略づくりも進む中、北海道の国有林のあり方を多様性の観点から見直す機会を必要としたといえます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="DISPLAY: inline"><img class="mt-image-center" style="DISPLAY: block; MARGIN: 0px auto 20px; TEXT-ALIGN: center" height="349" alt="北海道国有林分布図" src="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/images/taisetsu-070701-1.jpg" width="500" /></span></p>
<p align="center">北海道の国有林分布図（林野庁資料より作成）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><font style="FONT-SIZE: 1.25em">本来の自然性を取り戻すための検討へ<br /></font></strong>　<br />検討委員は6名で、これまでの道内中心の人選や林学の専門家が多い構成とは異なり、NACS-Jからも筆者と理事の鷲谷いづみさん（東京大学）が参加しています。</p>
<p>第1回の会議は3月28日、札幌で行われ、道局としても、森の更新ができない状態が各地に生じたこと、自然林からの木材生産量が全国に比べ圧倒的に多いこと、小規模な保護林が多く管理に手が回らないこと、木材量を回復させては伐るという施業の理屈は地域の生物群集の質の維持とは相容れないことなど、これまで見直しが求められてきたことに対する対処の必要性を認めるコメントも出されました。</p>
<p>5月29日に行われた第２回の会議は、多様性修復のための道局事業全体の見直し方向と、具体的に試行的な修復事業を開始したいとする４つのプログラムが提案され、プログラムごとに小委員会を持つことを決めました。</p>
<p>4つのプログラムとは、<br />1.樹海再生プロジェクト（日高北）<br />2.十勝川源流更生プロジェクト（東大雪）<br />3.北限のブナ復元プロジェクト（後志）<br />4.ニシンの森再生プロジェクト（留萌南）</p>
<p>です。いずれも難易度は高く、単に代表的な木を植えて見かけをつくればよいものでないため、生態学的な調査研究を優先して行わなければ、本来の自然性（地域本来の生物多様性）を取り戻す方向には向けられないことなどを主張しました。</p>
<p>また、林野庁本庁では、道局の動きと並行し、全国の国有林に指定した「保護林」（約850カ所、合計面積68万3000ha、国有林に占める割合10％）の、5年間をかける現況調査（「保護林モニタリング調査」）を計画しています。この立案にもNACS-Jは参画しています。</p>
<p>保護林のうち、面積が大きく知名度が高いのは森林生態系保護地域、森林遺伝資源保存林、植物群落保護林。調査は、これらの森が今どういう状態にあるか、生物多様性を維持する上でどのような機能を果たしているか、日本を代表するに十分な森林規模や範囲、配置になっているかなどの評価に生かされることになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><font style="FONT-SIZE: 1.25em">情報募集！<br /></font></strong></p>
<p>　北海道は、知床やヒグマの存在などのイメージから、広大な原生自然が広がる所と思われがちですが、森全体で見れば質的な変化・劣化の現状は深刻です。特に北海道在住の会員の方々には、これらの委員会に注目いただき、この地域はこういう方法で修復を、あるいは、この場所での事業は逆効果などの地域情報をご提供いただければと思います。いただいた情報は、最適な方法で生かしていきます。</p>
<p><br />（横山隆一　常勤理事）</p>]]>
        
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>「事業は『凍結』ではなく『中止』を」　日高横断道路建設事業に対し要望書を提出</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/2002/12/post-3.html" />
    <id>tag:www.nacsj.or.jp,2002:/katsudo/taisetsuhidaka//46.747</id>

    <published>2002-12-12T07:32:12Z</published>
    <updated>2010-01-07T07:15:37Z</updated>

    <summary> 				                         				  			 ...</summary>
    <author>
        <name>管理者</name>
        
    </author>
    
        <category term="活動報告" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/">
        <![CDATA[<table border="0" cellpadding="2" cellspacing="0" width="600"><tbody>
				 
    <tr><td>  
      <hr noshade="noshade" size="1" width="100%"> 
      <br /> 
				</td> 
			</tr> 
			<tr> 
				<td> 
					 
      <div align="center">  
        <table border="0" bgcolor="#5f7d8c" cellpadding="10" cellspacing="8" width="80%"> 
          <tbody><tr>  
            <td height="79">  
              <div align="left">  
                <p><font color="#ffffff">　</font><font color="#ffffff">12
月10日、北海道知事は、日高山脈を貫く日高横断道路を凍結する方針を発表しました。士幌高原道路、千歳川放水路につづいて、建設中の日高横断道路の凍結
を発表したことは評価できますが、いったん凍結された士幌高原道路が再開されたこともあるため、日高横断道路は財政的な理由で「凍結」するだけではなく、
自然環境保全の理由から「中止」とすべきであるという要望を、北海道知事に提出しました。<br />
　なお、北海道知事の意向を受けて、国土交通大臣が国直轄区間の工事の取扱いを決めるため、国土交通大臣にも国直轄区間の「中止」を求めるとともに、環境
大臣に日高山脈を国立公園または国の自然環境保全地域とするよう求めました（日高山脈は、現在、日高山脈襟裳国定公園の一部となっています）。<br />
　日高横断道路は、1984年に北海道日高支庁の静内町と十勝支庁の中札内村から建設がすすめられ、道が工事する34km、国が工事する21kmがまだ残
されています。この区間は、急峻な地形のため地形改変による自然環境への影響も大きく、トンネル区間が多いため、これまでかかった費用490億円に対し
て、さらに580億円の支出が必要になります。<br />
                　今回の道知事の「凍結」の方針は、このような財政的な理由が主ですが、NACS-Jは自然環境保全の重要性から、日高横断道路の「中止」を求めました。</font></p>
                </div>
            </td>
          </tr>
        </tbody></table>
        <p align="center">　</p>
        <div align="center">
          <center>
          <table border="0">
            <tbody><tr>
                <td width="50%"><img src="http://202.133.117.245/old_database/hidaka/hidaka_img/hidaka03.jpg" border="0" height="161" width="240" /></td>
                <td width="50%"><img src="http://202.133.117.245/old_database/hidaka/hidaka_img/hidaka02.jpg" border="0" height="161" width="240" /></td>
            </tr>
            <tr>
              <td colspan="2" width="100%">
                <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="020909日高横断道路_工事現場.jpg" src="http://www.nacsj.or.jp/katsudo/taisetsuhidaka/images/020909hidaka.jpg" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="161" width="500" /></span><p align="center">中札内村側の工事現場（2002.9.9）</p></td>
            </tr>
          </tbody></table>
          </center>
        </div>
        <p align="center"><br /></p><p align="center"><br /></p><p align="center">　</p>
        <table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0" width="95%">
							
							<tbody><tr>
								
            <td valign="top" width="30%"> 
              <div align="center">
              <div align="center">
                <p align="right">2002年12月11日</p>
                <p align="left">北海道知事　　堀　達也　殿<br />
                国土交通大臣　扇　千景　殿<br />
                環境大臣　　　鈴木俊一　殿 <br /></p><p align="left"><br /></p>
                <p align="right">(財)日本自然保護協会 
                理事長　田畑　貞寿</p>
                <p align="center"><b><br /></b></p><p align="center"><font style="font-size: 1.25em;"><b>日高横断道路建設事業の「中止」と日高山脈の保全に関する要望</b></font></p>
                <p align="left">　</p><p align="left">12月10日、北海道知事は財政上の理由から、日高横断道路(主要道道静内－中札内線、一部開発道路)の凍結の方針を決めたと報じられています。当協会は、別紙の理由から、日高横断道路は、「凍結」ではなく「中止」とすべきであると考え、下記のように要望します。</p><p align="left"><br /></p>
                <p align="center">記</p>
                <table border="0" width="100%">
                  <tbody><tr>
                    <td align="left" valign="top">１、</td>
                    <td>北海道知事は、日高横断道路を財政的な理由からだけでなく、自然環境保全の視点から見直し、「凍結」ではなく「中止」とすること。<br /><br /></td>
                  </tr>
                  <tr>
                    <td align="left" valign="top">２、</td>
                    <td>国土交通大臣は、北海道知事の意見を聞き、国の直轄工事区間である、日高横断道路の残り区間を「中止」すること。<br /><br /></td>
                  </tr>
                  <tr>
                    <td align="left" valign="top">３、</td>
                    <td>環境大臣は、日高山脈を国立公園または国の自然環境保全地域として保全することを検討すること。</td>
                  </tr>
                </tbody></table>
                <p align="left">　</p>
                <p align="right">　　　　　　　</p>
                <hr>
                <p align="center"><b><br /></b></p><p align="center"><font style="font-size: 1.25em;"><b>理由書</b></font></p><p align="center"><b><br /></b></p>
                <table border="0">
                  <tbody><tr>
                    <td align="left" valign="top">１、</td>
                    <td align="left" valign="top">当協会は1980年、国立公園協会、日本野鳥の会、世界野生生物基金日本委員会、観光資源保護財団、日本鳥類保護連盟とともに、日高山脈の原生的な自然環境
を守るため、日高横断道路の計画廃棄を求める請願を北海道議会に提出した。その後1984年、残念なことに日高横断道路は着工され、日高支庁管内静内町、
十勝支庁管内中札内村の両側から建設が進められた。しかし、この道路は、険しい地形と脆い地質のため道路の崩壊が続き、18年余を経過した現在も、完成に
はほど遠い状況にある。この間、国道236号線(天馬街道)の開通などによって、日高支庁浦河町と十勝支庁大樹町を結ぶ交通路がすでに確保され、日高横断
道路を使って静内町と中札内村を結ぶ意義は失われている。<br /><br />
                      <br />
                    </td>
                  </tr>
                  <tr>
                    <td align="left" valign="top">２、</td>
                    <td align="left" valign="top">日高山脈は、現在は日高山脈襟裳国定公園の一部となっている。しかし環境省の調査でも、日高山脈は日本最大の原生流域面積（47,820ha）を誇り、日本
の原生的自然を代表する地域である。またその生物相は、植物ではヒダカミネヤナギ、ヒダカトリカブト、カムイビランジ、ヒダカゲンゲ、エゾトウウチソウ、
アポイタヌキランなど多数の固有種を初め、極めて希少な隔離分布種や我が国北方域の普通種に富み、動物では、豊かな自然を象徴するヒグマやシマフクロウな
ど、生態系ピラミッドの頂点に位置する貴重な種が生息しており、生物多様性の観点から非常に高く評価される。貴重な動植物は、高山や亜高山だけではなく、
低標高の道路予定地にも多数生息している。工事の凍結が発表された中札内側の主稜線トンネル（静中トンネル）の入口周辺は、氷期遺存種であるナキウサギ生
息地の低標高の風穴地として特記されるだけではなく、日高山脈の原生的自然を象徴するものである。<br /><br />
                      <br />
                    </td>
                  </tr>
                  <tr>
                    <td align="left" valign="top">３、</td>
                    <td align="left" valign="top">日高山脈は、プレートの衝突によって形成された典型的な褶曲山脈であり、各種の堆積岩や変成岩、あるいは深成岩（火成岩の一種）が複雑に交錯し、脆い地質と
急峻な地形に特徴がある。山頂部には、圏谷（カール）を含む氷河地形が発達し、山腹から山麓部にかけては崩壊地や雪崩道が多数認められる。日高山脈特有の
生物相は、これら地質・地形の特徴に支えられており、火山群と比較的緩い地形に特徴づけられる大雪山国立公園や知床国立公園の生物相とは対照的に異なって
いる。改正自然公園法では、生物多様性の確保が責務となっており、日高山脈を国立公園または我が国最大の自然環境保全地域として、全国最高レベルの保護地
域にすべきである。</td></tr></tbody></table></div></div></td></tr></tbody></table></div></td></tr></tbody></table> ]]>
        
    </content>
</entry>

</feed>

