NACS-Jでは2003~2004年にかけて、尾瀬国立公園特別保護地区・至仏山の登山道周辺の自然植生荒廃の現状把握と環境修復計画策定のため、新しい生態系区分の手法を用いて、健康診断を行ないました。その結果、最も壊れやすく、公園利用の際に注意と配慮が必要で、本来は避けるべき場所を登山道が通っていることが分かりました。
このため、至仏山保全対策会議(事務局:尾瀬保護財団)をつくり、緊急措置として、登山シーズンを3つにわけて、入山のためのルールを決めて、できるだけ自然に負荷を与えない方法をとること決めました。NACS-Jもこの会議に参加しています。
至仏山の登山道については、さらに一部迂回路を作ることも視野に入れ抜本的対策に乗り出すための調査が開始されることになりました。
また、2007年8月に独立した尾瀬国立公園の新規編入の会津駒ヶ岳・帝釈山・田代山については、基本的な管理方針が策定され、現行登山道の是非を含め科学的に検証しながら保全対策をつくっていくことになりました。
(保護プロジェクト部 辻村千尋)
日本自然保護協会
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