
2003年に河川整備基本方針が策定され、流域委員会で河川整備計画の策定審議が続けられている北海道・天塩川水系における「サンルダム計画」について、小野有五 北海道大学地球環境科学院教授をはじめとする検討チームが明らかにした問題点をもとに、(財)日本自然保護協会(理事長・田畑貞寿)は、本日(5月30日)に国土交通大臣、北海道開発局長、環境大臣、水産庁長官に対し意見書を提出しました。この計画は、以下のような問題点があるため、根本的に見直すべきです。
▲撮影:下川の自然を考える会
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問題(1)
ダム計画に関する環境影響評価書はアセス法以前のものであり、サクラマスをはじめとする生物に及ぼす甚大な影響を含め、サンル川および天塩川水系の河川生態系の総合評価が行われていない。
問題(2)
天塩川水系は、国土交通省みずからがまとめた、河川整備事業の環境影響の分析方法を検証するモデルケースであるにも関わらず、その過程と内容に不備がある。
問題(3)
2003年に作成された河川整備基本方針では、ほとんど起こりえない基本高水流量が設定され、また、ダム建設費用に対しきわめて効果の小さい治水計画が行われている。
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サンルダムの概要 多目的ダム、堤高:55m、貯水量:7,300万m3
1988年事業着手、2008年ダム完成を事業者が目指しているが、地元グループや漁協による反対により、ダム本体の着工には至っていない。 |
北海道・天塩川水系における「サンルダム計画」に対する意見書(PDF/190KB)
理由書
1. 「天塩川水系サンルダム建設事業環境影響評価書」の問題点(村上哲生・程木義邦)(PDF/230KB)
2. 「天塩川水系のサクラマス資源の重要性」(帰山雅秀)(PDF/133KB)
3. 天塩川における「河川事業の計画段階における環境影響の分析」の問題(大野正人)(PDF/1760KB)
4. 「天塩川水系河川整備計画(原案)」における基本高水と目標流量の問題(大熊 孝)(PDF/341KB)
5. 天塩川水系の治水計画からみたサンルダムの問題(小野有五)(PDF/146KB)
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