NACS-Jでは、林野庁に対して生物多様性が高く保護すべき各地の国有林を森林生態系保護地域に設定する働きかけを続けています。
2008年には、米軍北部訓練場となっている国有林の沖縄県北部・山原(やんばる)の返還後の扱いを決める検討委員会の委員となり、返還地の約半分にあたる特に自然性が高い範囲を返還後に森林生態系保護地域にすることを決定しました。また、2009年現在は、生態系、種、遺伝子のいずれの多様性も高い鹿児島県・奄美群島の国有林を森林生態系保護地域に設定するよう働きかけています。
ただし、森林生態系保護地域に設定できるのは国有林のみで、その周囲にも生物多様性の高く保護を必要とする地域が広がっていますが、県有林・市町村林や私有地となっているため、森林生態系保護地域の制度はこれらの地域に及ばない、などといった問題が各地にあります。国有林のみでなく、こうした地域の森林まで保護するしくみづくりを今後考えていきます。
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