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赤谷の森が、日本初の大型猛禽類 「繁殖環境再生&モニタリング・エリア」になります。

2005.07.01
活動報告

会報『自然保護』No.486 (2005年7/8月号)より転載


新たな発見 10㎞四方に5ペアの繁殖地

050701_akaya_イヌワシとクマタカ.jpgこの夏から、地域協議会・関東森林管理局・NACS-J・そして協力研究チームにより、それぞれのペアの行動圏を特定する5ペア同時の生態モニタリングと、それとリンクした繁殖環境の質の向上のための環境修復も開始されます。


繁殖地再生の保護区づくりを全国に広げたい。

このような、絶滅の危機にある大型猛禽類の「繁殖地再生モニタリング・エリア」の設定は、日本では初めてのことですし、国際的にも遜色ない水準を持つもの。「種の保存法」の生息地保護区の機能を持った大型猛禽類のための大規模保護区を、AKAYAプロジェクト方式でつくれたことになります。

このような保護区が全国に普及し、国有林を活用した、十分な面積を持つとともに環境保全管理をも行なえるフィールドが広がることが、大型猛禽類のみならず、各地域に広範囲にくらす野生生物種を絶滅の危機から救うきわめて有効な方法だと思います。

この点は、国有林に限らず、まとまった面積の土地を持つ企業・自治体・行政機関の方々にぜひご注目いただきたいこと。お問い合わせは、総合プロジェクト担当までお寄せください。

皆様の支援の成果 「赤谷」を体感してください。

NACS-J賛助会員、団体会員の方々には現地視察の便宜を図れますので、総合プロジェクト担当までご連絡ください。東京からの日帰りも可能です。個人会員の方々には、このフィールドを歩く「リアルネイチャー・キャンプ」が企画されています(7月17.18日、10月22.23日いずれも1泊2日。)このプロジェクトは、NACS-J個人会員2万人の方々の支援があって初めて実現しました。守った自然をもっとよくするプログラムに、ぜひご参加ください。

(横山隆一/総合プロジェクト・AKAYA担当)

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