COP10の最近のブログ記事

icon_shimura.jpg  広報・編集部 志村です。

NACS-Jは、名前の通り日本の自然保護活動、国内の活動が中心ですが、国際社会の中での日本、という視点も常に持ちながら取り組んでいます。
発足当初から、IUCN(国際自然保護連合)の会員になっており、IUCN日本委員会の事務局も務めていて、海外の研究者やNGOとの情報収集・情報交換も仕事のひとつです。

昨年、愛知で開催された生物多様性条約COP10は、メディアでもずいぶん取り上げられましたが、当然ながらこれは一時のイベントではなく、自然を守る活動の通過点。
COP10で定めた目標を実行・実現させるため、中間点検や現状把握のための会議が、さまざま開催されているのです。
そのひとつがSBSTTA(サブスタ、と発音しています)。COPは政治的判断の場面も多々ありますが、こちらは科学的な側面の強い会議です。

このSBSTTA(サブスタ)に参加してきたNACS-J・道家哲平らが、報告会を開催します。
COP10には、会員の皆さんも大勢参加されていたので、その後が気になっている方も多いはず。
NACS-J事務局の会議室での開催なので、会員の皆さんもお気軽にご参加ください。

参加費無料です。
事前申し込みは不要ですが、資料準備の関係上、ご参加の場合は、下記までご連絡いただけると幸いです。
Eメール:mail@iucn.jp (※スパムメール対策のため、@を全角にしています。半角に変え送信してください。)

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IUCN-J セミナー 第3弾 
COP10後の愛知ターゲットを中心とした世界の生物多様性政策の行方

~生物多様性条約・8条j項及び関連する条項に関する第7回作業部会及び生物多様性条約第15回科学技術助言補助機関会合(SBSTTA-15)の参加報告~

日程:12月26日(月)18時~
場所:日本自然保護協会 会議室(東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F 地図
内容:
1.生物多様性条約・8条j項及び関連する条項に関する第7回作業部会の参加報告参加者より 
 小林邦彦(IUCN日本委員会)
2.生物多様性条約第15回科学技術助言補助機関会合の参加報告参加者より  
宮崎正浩(跡見女子大学教授)/名取洋司(ConservationInternational)/道家哲平(NACS-J保全研究部)
3.質疑応答、ディスカッション
※セミナーは平成23年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催されます。
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道家のSBSTTA-15参加・現地からのレポートはこちらで読めます。

SBSTTA(科学技術助言補助機関)とは


icon_douke.jpg保全研究部の道家です。

間近のお知らせになりますが、先月末に韓国で参加してきた
「IUCNアジア地域自然保護フォーラム」の報告会をNACS-J会議室で開催します。
どなたでもご参加いただけますので、関心のある方はどうぞお越しください。

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IUCN-Jセミナー 第2弾

「IUCNアジア地域自然保護フォーラム参加報告」
-アジアの現状と、COP10後の生物多様性政策の行方

日程 10月20日(木) 18:00から
場所 日本自然保護協会 会議室(東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F TEL:03-3553-4109)

内容 IUCNアジア地域自然保護フォーラム報告

参加者
吉田正人(IUCN-J)、
道家哲平(NACS-J)、
今井麻希子(UNDB-J)、
呉地正行(日本雁を保護する会)

質疑応答、ディスカッション

※セミナーは平成23年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催されます。


icon_tsuruda.jpg広報・編集部の鶴田です。

今日は、生物多様性条約事務局長のアーメッド・ジョグラフさんが、約1年ぶりにNACS-Jにお越しになりました。

ジョグラフ氏来日COP10から1年後の日本のNGOの活動状況、議長国のNGOの役割について、日本のNGOグループとの意見交換したいということで、NACS-Jの大会議室には、IUCN-J、国連生物多様性の10年市民ネット、CEPAジャパン、ラムネットJ、コンサベーションインターナショナル、野鳥の会、NACS-Jなどから20人ほどのメンバーが集まりました。

NACS-J道家からは、IUCN-Jが10月8日に「にじゅうまるプロジェクト」のキックオフシンポジウムを開催し、伝わりにくい愛知ターゲットの実行の難しさを克服するため、進捗・成果を見える化するプロジェクトを開始したこと、
NACS-Jほか18の団体と28の活動が登録され、今後ももっと活動を広めていくこと、
愛知ターゲットの個別の20の目標にそれぞれロゴサインをつくりアピールすることなどを説明しました。

日本のNGO発表CEPAジャパンの川廷さんからは、今年5月に設立総会を行い、
生物多様性保全の主流化のための国民運動を起こしていくこと、
環境省との連携や、IUCN-CEC、Satoyamaイニシアティブ国際パートナーシップのメンバーになったり、CEPA TOOL KITの和訳を進め、国際的にも連携しながら生物多様性の普及啓発を進めていくこと、
横浜で自治体と連携しながらの啓発イベントや、東北大とアカデミックな協力をしながら「海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト」を進めていることなどを報告しました。

国連生物多様性の10年市民ネットワークの今井さんからは、昨年のCOP10では200もの団体がCBD市民ネットに登録し、連携活動を行い、手探りながらもCBDアライアンスの一員として認知されるような活動ができたことは大変日本のNGOにとって大きな経験になったこと、
この経験を確実につなげていくため、「国連生物多様性の10年市民ネットワーク」として5月に結成したこと、
さらに、異なる土壌の人々を幅広く巻き込み、情報を広めていく活動を目指し、名古屋で合意された決議の実行のためのフォローアップ、リオ+20(国連持続可能な開発会議)への生物多様性保全の強調などに力を入れていることなどを説明しました。

 

ジョグラフ氏ジョグラフさんからは、まず「Congratulation!」の一声がありました。
日本のNGOの活動が、COP10後も切れずに続き、さらに高い目標をかかげて実行しようとしていることは、素晴らしい!という激励でした。
COP9では、市民ネットは結成されたものの、COP9後には解散してしまったのが非常に残念だったそうです。


日本の「CBD市民ネット」が「国連生物多様性の10年市民ネットワーク」に名前を変えたこと、国連への働きかけとしてはよい名前と思うが、ぜひ10年だけの活動に終わらせずに、生物多様性をずっと守る活動を続けて欲しいこと、
日本ならではの感性を活かし、にじゅうまるプロジェクトや愛知ターゲットのロゴやマークが非常に印象深く、非常によいツールになっていること、
日本が率先して、続くCOP11のインドをはじめ、世界各国に生物多様性保全の普及広報啓発(CEPA)をリードしていって欲しいこと、

そして、「日本からは、もっといろいろなセクターが協力して、名古屋の成果を国連の他の条約や、RIO+20の宣言の中にインプットしていかなければならない」と強調されました。

「特に国連ミレニアム開発目標(MDGs)や、RIO+20のメンバーには、生物多様性の議論に加わってきていない人々が大勢いて、温暖化対策やグリーン経済について議論していることが多いので、ここにしっかり、生物多様性保全、愛知ターゲットの実行を入れ込んでいくことが大切だ。」と述べられました。

20111011photo.JPGジョグラフさんは、明日以降も環境省の高官に面会され、積極的に生物多様性条約の実効性の確保、愛知ターゲットの達成に向けてアピールをされるそうです。

COP10の議長国としてのNGOの役割は、国際会議が終わったあとも国内活動だけでなく世界に向けてメッセージを発し、COP10の決議の実行を進めていく責務があること、ジョグラフさんの力強いアピールで、再び気が引き締まる思いがしました。

 

icon_douke.jpg保全研究部の道家です。

熱気あふれる会場10月8日に中央大学の後楽園キャンパス(東京都・文京区)にてIUCN-Jの「にじゅうまるプロジェクト」のキックオフイベントを開催しました。
 
にじゅうまるプロジェクトは、昨年のCOP10で決まった愛知ターゲットの目標実現に向けて活動する様々な人たちを結び付け、それぞれの行う事業を共有し推進していくプロジェクトです。
 
 詳しくはこちら→ にじゅうまるプロジェクト 
 

20の個別目標各参加団体は、それぞれの推進する事業を、愛知ターゲット実現に向けて定められた20の個別目標の中で、どの目標に貢献するのかを宣言し、実行する事業を登録します。
10月8日現在で18団体、28事業が登録されてのスタートとなり、会場には、70人を超える聴衆が集まりました。







 
道家哲平私からは、このプロジェクトに込めたメッセージ「守られているから、守りたい。この星のすべての生命」とプロジェクトの概要について紹介しました。







 

生物多様性の道プロジェクト続いて、登録事業から、8つの事業の紹介です。
NACS-J保全研究部の朱宮がトップバッターとして、目標17の達成に貢献する活動として登録した「生物多様性の道プロジェクト」について発表を行いました。








朱宮丈晴自分たちの住む地域のかけがえのない自然を、自分たちの手で守れるように。
その実現に必要な「生物多様性地域戦略」の策定などを支援し、推進していくこと、国家戦略にも提言していくことが、プロジェクトの柱です。

 
(ほか7つの事業や、後半のパネルディスカッションなど詳しい情報は、twitter bd_20maru の10/8記事を参照)


 
パネル展示日本中の各地で、身近な自然をみつめ、守り、伝えることが、国際的な生物多様性の保全につながります。
にじゅうまるプロジェクトを通じ、より多くの団体と志を共有しながら、日本から世界に向けて、愛知ターゲットの実行を進めていきたいと思います。
 
NACS-Jの生物多様性の道プロジェクト2011の詳細はこちら。
icon_douke.jpgこんにちは、国際担当の道家です。

昨年10月のCOP10で決まった「愛知ターゲット」が、今どうなっているか?
前回のレポートを報告して早3カ月近く経ちました。

いまなお、形が見えない「COP10のその後」について、新しいレポート記事をアップしました。
これから10月にかけて、急速にCOP10のフォローアップの動きがイベントなどを通じて生まれてきます。その関係・全体像の把握に役立てばと思い、まとめたものです。

●レポート<愛知ターゲットの今後に関する解説 パート2>
http://www.nacsj.or.jp/katsudo/cbd/2011/09/20110902.html

愛知ターゲットの実行、生物多様性国家戦略改定に向けた動きに、ぜひご注目ください。

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こんにちは、国際担当の道家です。

生物多様性条約第10回締約国会議(CBD-COP10)が閉幕して8カ月以上がたちました。

COP10で何とか採択された愛知ターゲット(正式名称、生物多様性条約戦略計画2011-2020)の、実現に向けた国際的なプロセスの形もだんだん見えてきたところです。

NACS-Jでは、COP10に引き続き、世界的な実行動向もおさえながら、愛知ターゲットを日本の生物多様性保全を進めるツールに活用していきたいと思っています。

最初のステップとして、6/8までに手元に集められた国内外の情報をもとに、COP11までの愛知ターゲット(および生物多様性国家戦略の改定)に関して進められている、各セクターの動向をまとめました。

レポート<愛知ターゲットの今後に関する解説>
http://www.nacsj.or.jp/katsudo/cbd/2011/06/-20110608.html

愛知ターゲットの実行、生物多様性国家戦略改定に向けた動きに、ぜひご注目ください。

先週の土曜日(1/22)、東京・江東区の清澄庭園・大正記念館で
NACS-J主催のイベントを午前と午後に分けて行いました。

午前は、COP10特別セミナー。
昨年10月、愛知県名古屋市で開催された第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)の
成果と今後の課題についてNACS-J職員が以下のテーマで解説しました。

・生物多様性条約新戦略計画(通称:愛知ターゲット)
・海洋・沿岸
・保護地域
・世界植物保全戦略
・CEPA(コミュニケーション・教育・普及啓発)活動
・自治体と生物多様性、都市と生物多様性
・企業と生物多様性
・里やま(農業と生物多様性、持続可能な利用)
・市民参加型モニタリング

会場からは、
「森林の保護地域の話があったが、もっと草地についても考えていくべき」、
「まだ生物多様性保全のための地域戦略が少ないのが現状。今後の自治体の動きが重要」
などの意見が出されました。
今後、NACS-Jでは地域戦略策定のためのガイドラインをつくっていく予定です。
また、地域戦略を各地でつくっていくためには、各地域の会員の皆さんの力が必要となります。ご協力・ご支援をどうぞよろしくお願いします。
NACS-Jがまとめた資料は、今後ウェブサイトで公開予定です。


午後は第10回沼田眞賞授賞式と記念講演会でした。
今回受賞された佐々木克之さん、森林塾青水(せいすい)、NPO法人こんぶくろ池の自然の森にゆかりの方々も、受賞のニュースを聞いてたくさんご来場くださり、
椅子を追加しても席が足らないほどの盛況となりました。

20110122numatasyo.jpg



▲記念講演会(左)と、今回受賞された皆さん(右)。左から「森林塾青水」の清水英毅さん、「NPO法人こんぶくろ池自然の森」の森和成さん、佐々木克之さん、田畑貞寿NACS-J理事長。

干潟が持つ「浄化」という機能の重要性を明らかにし、
三番瀬の埋め立て、中部国際空港の建設、そして諫早湾干拓などの
開発で干潟を失うことが、どれだけ大きな影響を与えるか、
科学的根拠をもとに社会に訴え続けてきた佐々木克之さん。

群馬県みなかみ町藤原集落で、元入会地の野焼き・茅刈りを復活させ、
国内でも数少なくなった「茅場」を今の時代に持続的に保全するしくみをつくろうと
10年前の有志7人から、今年102人・社のネットワークへと進化を続けている
森林塾青水の皆さん。

千葉県柏市の市街地に残った貴重な湧水と湿地の自然
「こんぶくろ池」を守ろうと、市民が中心となり、
柏市や周辺の大学、企業も巻き込んで保全・管理のしくみづくりを目指す
NPO法人こんぶくろ池自然の森の皆さん。

20110122konshinkai.jpgお3方とも、特定の専門分野などの枠におさまることなく、社会の中で自然保護を実践し、活動の支持を広げてこられた方々です。
続く懇親会では、受賞された皆さん全員が奇しくも、
在りし日の沼田眞会長と何らかのつながり・接点を持たれていることが分かり、思い出話に花が咲き、
先人の皆さんの思いがこうして脈々と引き継がれていることを肌で感じて不思議な感慨に浸るひとときとなりました。

足をお運びくださった皆さま、ありがとうございました。
また次回の授賞式にも、ぜひご参加ください。
(渡邉聡子・高津紅実/広報・編集部)


COP10報告会11月9日に、東京・青山の環境パートナーシッププラザで「生物多様性条約COP10報告会」が行われました。

(主催: 地球環境パートナーシッププラザ・GEOC)

 

COP10が終わり、マスコミの報道も11月に入るとメッキリ少なくなりましたが、会場には40以上のNGO、20以上の企業、ほか110名の来場者があり、COP10の決議の中身に対する関心の高さが感じられました。

報告会では環境省、外務省からCOP10の決議内容に関する概略の報告があったあと、

NACS-Jから保全研究部の道家哲平が、CBD市民ネットの東京事務局コーディネーター、IUCN日本委員会として、報道になかなか載らなかったCOP10の参加者の内訳や、NGOの活動、注目議題、これから何をすべきかについて、発表を行いました。

今回のCOP10では報道で注目されたABS(遺伝資源へのアクセスと利益配分)、愛知ターゲット(新戦略計画)のほかにも、45のテーマが決議されました。

決議文章は現在すべて英語で生物多様性条約事務局のページに公開されていますが、内容は大枠としての目標の文章や数値目標が書かれているにすぎません。

これから、実際に各国で生物多様性保全にむけた取り組みが行われなければ、この決議文章の山はただのスローガンで終わるのです。

たとえば、愛知ターゲットの目標4は、

目標4:遅くとも2020年までに、政府、ビジネス及びあらゆるレベルの関係者が、持続可能な生産及び消費のための計画を達成するための行動を行い、又はそのための計画を実施しており、また自然資源の利用の影響を生態学的限界の十分安全な範囲内に抑える。(環境省仮訳)

となりましたが、これを実行するためには、

・誰がどのような方法で計画し、それぞれが実施するのか。

・どんな法律や制度のつくり直しが必要か。

・計画や実施のためにどんな支援策や広報・教育・普及活動が必要か。

・「生態学的限界の十分安全な範囲内」に抑えたかどうかを検証するため、どんなモニタリング策が必要なのか。

・2020年までに達成するためには、10年間にどのようなステップで進めていくのか。

などなど、考えて決めていかなければならないことが山のようにあります。

「あらゆるレベル」、「生産及び消費のため」ということは、政府、ビジネスの関係者だけでなく、自治体やNGO、そしてこの地球に暮らす誰もが考えて決めていかなければいけない、ということになりますから、この目標ひとつとっても「遅くとも」あと10年で達成するということは、とても大変なことなのです。

ですから、COP10での決議採択はスタートライン、全世界で決めた目標達成への2回目のチャレンジは今、始まったばかりです。

2020年に再び「目標は達成されなかった」という同じ過ちに陥らないために、今後2年間議長国でもある日本は率先して計画的に目標達成に向けた取り組みを急がねばなりません。

今回決まった決議が活かされるためには、決議内容を和訳し、日本の場面で考え、実行すべき具体的なこととして読み換えていくことが必要になってきます。

次号、会報『自然保護』2011年1・2月号(1月1日発行)でも「COP10で、何が決まり、これから何が起こるのか」、を特集する予定です。(会報購読は、ご入会お申し込みのページへ。クレジットカードでのご入会もできます。)

着実に進められてきた自然を守り大事に思う人を育てる活動、生物多様性保全の取り組みが、COP10を機会に加速的に社会に広めていかれるよう、皆さんのご協力やご支援をお待ちしてます。

 

NHKから取材を受ける道家

▲道家哲平がNHKから取材を受け、ニュースで放映されました。その映像はこちら

 

柏木さんと川廷さん

▲NGOから、CBD市民ネットの柏木さん(左)は「国連生物多様性の10年」について、川廷さん(右)は「CEPA(広報・教育・普及啓発)」について発表。

(鶴田由美子/広報・編集部)

新たな生物多様性保全の戦略計画の目標として決定した「愛知ターゲット」。

2020年までの生物物多様性の保全の計画は、「生物多様性の損失をとめるために効果的緊急的な行動をとる」というミッション(=使命)が定まり、保護区など個別の目標が設定されました。

本質的な議論よりは、各国の利害(ABS議定書)と資金(海外援助)など常に途上国と先進国での対立の構図が付きまとい、最終的な合意に至るまでに、抽象的な表現にとどまる目標や、野心的な表現が薄れていく目標もありました。

ずらりと並ぶ締約国の国旗最終日まで残った大きな対立を調整し、難産の末に愛知ターゲットをまとめた議長国日本は、ここに記されたそれぞれの目標が達成できるように、実行策を育て上げる責任が一層求められるでしょう。

一方で、辺野古の普天間基地問題(沖縄県)や上関の原発計画(山口県)など直面する日本国内の開発問題に対して、この「愛知ターゲット」は解決の道を提示できるのでしょうか。


日本政府は、世界で合意されたこの目標の決議文書を日本語に翻訳し、解釈して政策に当てはめるときに、目標を達成するための手段としてあいまいなものにしてはならないのです。


また、実際に目標が達成されるために政策がしっかり行われているのかどうか、監視し、修正を加えていくのも市民社会の重要な役目です。
そして、政策の枠組みだけではできない生物多様性保全の取り組みを、より一層加速させることも、社会全体の使命となったのです。

2020年までに生物多様性の危機の崖っぷちから脱するためには、これまでのように個別縦割りな施策や、個人の努力に依存するような社会構造のままでは、間に合いません。
この愛知ターゲットの採択は、政治も社会も視点や行動を大転換し、大きくステップチェンジする最大のチャンスなのです。

(大野正人・保護プロジェクト部)

未だ、新戦略計画、ABS議定書、資金動員戦略の文書がまとまらない中、雪解けの兆しが見え始めました。

ASB議定書の議長提案とその後の閣僚級会合(および非公式協議)をへた一部修正が行われ、受け入れ可能な案となったという噂が広まっています。

次期締約国会議のホスト国インド政府によるレセプションが行われる中、新戦略計画の会議が急遽決まり、多くの国が合意に向けた発言、特に、少数派の意見を持つ国を説得するような言葉が続いています。

(道家哲平/保全研究部)

 

Oh my god! プレナリーは21時開始だそうです・・・・!!

第2作業部会は20:30-21:00まで会合があると今召集がかけられたので、急ぎ傍聴へ。検討事項の報告書の確認です。国の名前が書いてあるものの発言内容の詳細が書いてない等の雑な状態の文書。

これをここで採択するのか?とスイスから懸念の表明。議長は違う、ただの確認であると。これを15分後に松本大臣に自分から説明するための、その前の確認であると。ページ番号は間違えるしいつも冷静な議長が明らかにあわてています。第2作業部会報告としてプレナリーに報告することを承認してほしい、と議長。そこまで言ったところで松本環境大臣入室する。

みなさん、御苦労さまです、とねぎらいの言葉が大臣からかけられる。お疲れのところ、どうしても決めなければいけないことがあるので協力して欲しいとお礼とお願い。全体会議が我々を待っているという明確な依頼であった、とルナ議長。3つの非公式会合の結果をください。

シンガポールから懸念の声。文章の中にto be completed(これから終わらせる)とあるが、これは事務局が後で埋めてくれるということかと聞く。議長はその通りと回答。

目標5にはincluding forest(森を含む)の2文字を入れる。目標11の17%という数値には懸念がある。これに関しては2方向がある。低い数値を求める国と高い数値を求める国がある。従って私は17%のままにしておくことを勧める。目標14には水に関連するサービスを含む。共同議長のノルウェーが説明する。目標20、ミッションについても説明があったが、時間がなくて資金動員戦略との関連を議論することは出来なかったので提案という段階でとどまっている、と。

もうこれをプレナリーに持っていくしかない、と言うルナ議長にマレーシアが反論。目標16は2020年となっているが2015年にすべきであると。議長は議事録に書くにとどめます、と回答。終わらせたいという議長にボリビアは譲らず、まだ文の挿入、撤回、追加を続ける。議長はノルウェーが出したものが完璧でもなく合意されたものでもないかもしれないが、あなたの発言を許してはここで各国から意見を聞かなければいけなくなるではないか、と返す。

プレナリーでこの文を出したいと言っているわけです、とボリビア。わかりました、ではもうプレナリーに行きましょう、という議長。しかし3カ国が意見を言いたいらしい。時間がないのでこのままプレナリーに行きましょうというエクアドルからの発言は、議長に対するお礼でした。一同拍手。本来は感動的なはずのシーンなのに何だかばたばたしています。

21:35。プレナリーはまだ始まりません。多くの人が使うせいなのか会議開始が近づくと電波が弱くなります(;_;)  22:00 松本大臣も議長さんたちも現れません。。。スタンバイしている通訳の人たちが一番気の毒かも・・・

23時をまわってプレナリー、ようやく再開!
2009-2010予算に関する決定案L43となる。まだ条件つきなものであるとの報告があり,EUから異議が出る。ABS、資金メカニズム、戦略的計画の完了が条件となっている。したがってこれらの作業が終わるまで予算の確定は待ちたいと。

技術移転と技術協力決定案L3、科学技術協力とクリアリングハウスL5、先住民L6、貧困撲滅L16、ジェンダーとの統合 L17、 民間参画L18採択。1つ採択されるごとに拍手。

締約国会議の多年度作業 L8について説明がある。work programmeのかわりにpossible joint activityとし、。SBSTTAの予算との整合をとるためにブラケットを除きたいとの意見。その結果、採択!

条約と戦略計画の実施L24のブラケットを削除しこれも採択!次に大問題のABSについて松本大臣から必死の説明。ABS採択は全ての締約国の悲願。この決定案について各地域グループから賛同。議定書ではなくそれに関する決定、つまりABSに関する決定案L43 rev1について説明したい、とはじめる。松本大臣から議定書の本文について1箇所の修正が提案される。多くの国と議論した結果、7ページ目のcの2行目のgenetic material をgenetic resourceに修正することによりL43 rev1を採択したい、と。

ベネズエラから付属書について変更したいと異議がでる。海賊行為を防止し、自らを豊かにする。遺伝子資源の不正な取引を防止すべき。これが先住民の人たちの権利。この文章はこの要求に答えていない。最初の文案とかなり異なる。自然を消費に変えてしまう懸念がある。ベネズエラはこの文案を認めない。

EUからは何度も、この議定書案、戦略決定案、財政メカニズムの3つを一緒に決めて欲しいとリクエストが出る。それに対してキューバなどからは文書は1つずつ決めていくべき、それ以外に何があるのか、と反論が出る。松本大臣は1つずつ決めたいと言うのにEUは3つ同時という姿勢を崩さない。

またキューバからはまだWGで決断していないことが2点あるのできちんと議論して欲しいとも言われる。エクアドルやボリビアからも意見が出て、まとまらなくなり、少し休憩を言い渡す松本大臣。

ケニア、グアテマラから1つずつ議論することに賛成の意が出る。ケニアからは各国がこれが2ヶ月後に始まる計画であることを認識すべきであるということが強調された。資源が将来の収入を生み出すということでなければならないと。

松本大臣から、WG2で話し合われた重要な議題についてWG2議長のルナさんからの説明を依頼。ルナ氏がUNEP関連L43について話している最中にキューバが発言依頼。議事進行について異議が表明される。

松本大臣が1つずつ話し合い3つそろった時点で正式に採択する、と意見を言うが、キューバはABS議定書を1つ1つ、1回に1つという形で採択して欲しい。それぞれの文章について意見を表明したいと主張続ける。

ケニアをはじめ、3つのものはリンクしているが別々のものであるのだから、1つずつ決めていく議長案に賛成であるとニュージーランドなどが表明。早く家に帰りたいとも(笑)

松本大臣は1つ1つということでご理解くださいと繰り返す。キューバは柔軟性を持ってこの提案を受けることはできる、手続きを尊重している我々は今回は原則を破っているということを認識して欲しいと主張。疲れきった締約国から、今はもう10月の30日である。議長に従う。保全、地球を守る、生物多様性を守る、ということを実施することが重要。手続きの問題で時間を無駄にすべきでない、と意見が出る。大きな拍手が流れる!

BSに関する採択を促す議長にキューバが自分の発言が公式発言レコードに残すことを最後に主張。ベネズエラ、ナミビアからもキューバと同様の意見が出る。アフリカの人たちが資源から利益を受けることを確認すべきであるのこの発言を記録に残して欲しいとナミビアが強調。

ボリビアから熱弁。資源利用や利益配分に関し多くの締約国の現状を踏まえていない。資源を持っている人たちが今の先住民。私たちは文化的社会的に違う非対称社会。それを超えていかなければならない。ボリビアという国はABS採択の邪魔はしない。しかし私たちの不同意の立場を記録に残して欲しい。

最後に松本議長が合意を促す文章が誤訳され、議長席が慌て一同笑う。adoptの代わりにagreeと言った?←未確認)しかし異議も出なかったため、そのまま木槌が打たれ、悲願のABSのL文章が採択される。フロアに大きな大きな拍手!

ルナ議長、共同議長(ノルウェー)から説明が続く。ミッション、目標11、14、16、20、財源(パラ22)についてのL文章。
目標11の保護区の目標数値も陸と内陸水あわせて17%、海10%で合意ができるもの、と説明。

ブラジルから1つ言いたい、と異議が出る。目標16に名古屋議定書とあり、そこには願わくば10年後に発効する、という妙な文がある。もう少し時間を早めたい。2015年とするのはどうか?

ブラジルからの変更を加えて、目標は採択となる!松本議長から、愛知ターゲットと命名し、その旨を戦略計画に記し、最終合意としたいと提案。採択!フロアから大きな拍手!

L45財政メカニズムL46資源動員メカニズムについてルナ氏から説明が続く。最初にL46(資源動員)について。名古屋会議で最も問題となり長期議論された事項である。松本大臣が資源動員戦略L45、L46を同時に合意確認したい、と言うが、沈黙続く。議長、その前にノルウェーに説明をお願いしたい、と言う。

ノルウェー(共同議長)がスイスに発言を促す。スイスは我々はファシリテーターではない、と言い混乱。オーストラリアが手を挙げ説明。L45、L46は条約の3つの目標を達成するために必要なもの。全ての締約国が大方合意。しかし小さなブラケットがいくつかある。最初のものはABS議定書が採択されたので全てのブラケットを外すことを提案したい。

2つ目についてはCOP11か12としたい。これは COP11まで待つということではない。締約国は生物多様性の損失を進めるためにということでコミットしている。最後に二択が残っているので、ここで決めたい。どちらのオプションを選ぶか、締約国にお伺いしたい、とオーストラリア。

ナミビア、ブラジル、スイスなどから、「次のCOPでdecide to adopt(採択することを決める) としたい」と野心的なオプションの選択案が出る。採択される。一同拍手!

ボリビアから異議が出る。文章の追加と日付(2011年6月30日以前に)と追加リクエスト。松本大臣は、ルナ議長からはこのような意見は聞いていない。このようなケースの場合、どうしたら良いのか、各国に意見をお伺いしたい、と尋ねる。ボリビアは松本議長が採択をする前からのリクエストであったとして追記を要請する。松本大臣は木槌をたたく前にボリビアの発言はなかったのでL45はもう採択されていると毅然と断り、ボリビアから発言があったことは記録しておく、と回答。L46について合意を確認したいと続ける。

ルナ議長からL46については合意を得られる状況になかった。次に持ち越したい。この文書についてはプレナリーでの採択はない、ということを提案したい、と。キューバが支持。コンセンサスがないので採択すべきでない、とキューバ。

L46は採択しないということで一同合意。3つの指標について合意が確認されたのでこれら3つについての正式な採択をこれから行いたい、と松本大臣。

ボリビアがL46の内容がL45に含まれることはとても重要だという。松本大臣は次のように答える。多くの国が妥協と議論を重ねて今日に至った。このWGの結果をもって最終案としたい。ボリビアが再度同じことを主張するが、大臣はまた断る。キューバが発言。沈黙が続く。

ボリビアから全ての締約国が公平に意見を述べることが出来るようにしたいと提案があり、ブラジル、ウルグアイ、エクアドルが賛意を表明。これらの国々からの発言を会議の記録にしっかりとどめる、と松本議長が答えるが、何かもめている。ボリビアに再度ゆっくり説明を求めることにしたいと大臣が発言。

ボリビアからの資金メカニズムに関する情報をまとめて欲しいという修正を入れて、採択。それでは3つに関する正式な採択を行いたい、と大臣。

1:28、ついにABSについてのL43rev1文書、採択された!

COP10 ABS 新戦略計画 資源動員 採択一同拍手!大きな拍手!みな立ち上がって拍手する!拍手が続く!


大臣、新戦略計画に関して異議があるか?と続ける。異議なし。採択!再び大きな拍手!
最後に資源動員戦略、L45についても採択!一同立ち上がり大きな拍手!
 松本大臣からお礼が述べられ、再び大きな大きな拍手! 続いて8条について事務局から説明。L7を採択!最大の山場を越え去っていく人々が出始める・・・

教育普及に関するL33、採択。L39も採択。財政メカニズムの追加的ガイダンスL47、採択。他の条約との関係に関する決定案L28、採択。どこかの国が何か怒って帰ったようだが通訳されなかったので事情がわからない。L10、採択。資金メカニズムも採択。L49、インドからCOP11の開催地としてデリーの削除依頼が出た部分を改めて採択。

マラウイから愛知県、日本政府、名古屋市にお礼の言葉が述べられる。一同拍手。マレーシアが発言。空の議定書に満足してはならない。生物多様性を守る上で非常に大きなマイルストーンとなった。完璧でなく得たところ失ったところもあったが途上国にとって大きな進歩。代表してお礼を言いたい、と。

マレーシアと日本との暖かい友情について最後に強調され、議長に再度お礼が述べられる。スイスタイムではなく日本タイムで会議が進んだことに関しても触れる(笑)。

続いてEU。タフな2週間であったものの、家に帰って子供に「ママは2週間の休暇ではなくあなたたちの未来を守ったのよ」と言える、と。大きな拍手!!大臣もうれしそう。

ナミビアから今からハードワークはこれから始まるということが再度強調される。人類への贈り物としてABS議定書が採択されたことは重要。私は大変幸せだと思う、と続ける。アフリカからもお礼が続く。大臣から多くの国々から発言希望があるが、まず報告書の採択をしたいと言葉がある。

第1作業部会の報告書の採択、全体会合におはかりしたいと大臣。異議なし。採択!WG1の議長ハフラーさんがスクリーンに大写しとなる。とてもうれしそう。第2作業部会の報告書にうつる。異議なし、採択!WG2の議長ルナさんがスクリーンにうつらないのでちょっとがっかり・・

松本大臣から通訳にお礼が述べられる。一同拍手!通訳ブースにVサインを送る人もいる。

ウクライナが中東欧を代表してお礼を述べる。生物多様性の損失などどれも重要だが、ABS議定書の採択は特に重要、これによって条約の実施が出来る、と強調。みなさんが安全に国に帰ることを祈る、と。一同拍手。

次はマラウイ、アフリカを代表する。COP10で努力したみなさんにお礼を申し上げる。アフリカ経済に大きく貢献する。今日の結論、名古屋議定書、ABS議定書の採択を歓迎。21億円の日本資金のABSへの供与に感謝。みなさんに感謝、特に愛知のみなさんに感謝が述べられる。

クック諸島が続く。ホスト国、愛知、名古屋、事務局にアジアパシフィックからお礼。資金メカニズムの確立は戦略の効果的実施に重要。日本政府の21億円にお礼。お金を能力開発にすぐに使える形にしていただきたい、と強調。お金ばかりを強調されるとちょっとさめる・・・

サウジアラビアからお礼が述べられるが、熱意が伝わってくるものの、英語が聞こえてこない(=日本語にもならない)。母なる地球に対するコミットメントが強調される。アラーの神もお礼の言葉の中に出てくる。

アルゼンチンからグルーラックを代表してお礼。スイス、私たちが達成した成果に対して誇りに思う。何週間にも渡り決裂してきた交渉、締約国の妥協の精神、議長にお礼を述べたい。大きな、とても大きな拍手!

続いてIIFB((生物多様性のための国際先住民族フォーラム)からスピーチ。 倫理協定、8条j、保護地域などについて歓迎。先住民、地域社会について議論が進み、ILC(先住民族およびローカル共同体)が決議のプロセスに入ったことに感謝。

沖縄のみなさんと一緒に辺野古への基地移設反対を示すことができた、地球の未来を守る一歩ができたことにお礼を述べる、とIIFB。2:20となり通訳は英語、日本語のみとなる。ベリーズからお礼が述べられる。

インドからもお礼。ベストを尽くしてCOP11を開催したい、と。COP11の成功を祈る、と松本大臣。韓国が続く。議長の最後の数日のリーダーシップに敬意を表明。ABSの名古屋議定書を特に評価する。今日は忘れられない1日になるでしょう、と。一同拍手。

ニュージーランド、LMSの女性を代表し発言できることをうれしく思う。議長へ心から感謝。続いてネパールからお礼。おはようございます、と(笑)始める。特にABS交渉関係者に感謝を述べる。

NGOが続く。ウガンダ&カナダの女性から発言。
多くの諸国が集まり高い野心で共有したビジョンを持った。ビジョンを達成するために、自分たちの共同した知識を活かし、持続可能な社会の構築に向かうべき。
国際的なYOUTHプラットフォームができた。保全に向けて具体的な計画を示していきたい。COP10で決められたことを子ども、孫、ひ孫のために実行して欲しい。みなさんがリーダー、それを引き継ぐのが私たち。みなさんがうまくいかなければ、それ引き継いでしまうのが私たち、とユースとしての強いメッセージ。

松本大臣から閉会の挨拶がある。大きな成果をあげての終了をアナウンス。 第1作業部会議長、第2作業部会議長、それぞれのコンタクトグループ議長への感謝を表明。ABSの共同議長2名の長年にわたる努力に感謝を表明。フロアから大きな拍手!代表団、先住民、地域社会、女性、市民社会、研究者、ビジネス関係者にお礼。

愛知県、名古屋市、支援実行委員会、通訳、スタッフにもお礼。今日の成果について改めて強調。野心的かつ現実的なものとして愛知ターゲットが採択されたことの意味、ABS議定書について述べる。日本は今後2年間議長国となることに対する決意を表明。全ての会議参加者に感謝表明!会場から大きな拍手。

最後にジョグラフ氏からスピーチ。これまでになかったことが起こったことに感謝。議長たち、事務局スタッフの表彰。遅い時間なのに残ってくださったみなさん、ありがとうとお礼。最後に日本国民のみなさんにお礼!

AM3:00 これにて閉会!

(安部真理子/保護プロジェクト部) 

 

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