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12月5日、NACS-Jの会議室で、生物多様性条約の事務局のラヴィ・シャルマさんとの意見交換会がありました。シャルマさんは、生物多様性条約にさまざまな部門を巻き込む活動の責任者として、日本のNGOとの意見交換会を強く要望され、今回の開催となりました。
もともとシャルマさんはNGO出身ということもあり、ゆっくりと丁寧に、かつグローバルな視点から、生物多様性条約においていかにNGOが重要であるかを話されました。
日本のNGOからは、「NGOの意見をどのように条約に反映させていくか」、「COP10を機に日本の企業を生物多様性保全に巻き込んでいきたいが、生物多様性条約ではどのような活動を展開しているか」といった質問が出されました。
この1つめの質問に対しては「1つの方法は、政府は国民の意見によって自国の立場を決めるべきものなので、市民の意見を反映したNGO意見として自国の政府に働きかけること。また、テーマによってはCOP開催前に作業部会などの会議が開かれるので、そうした会議の場でNGOグループとして意見を述べる、という方法もある」といったアドバイスがありました。
2つ目の質問については、「生物多様性条約の中で企業がどう生物多様性保全にかかわれるか、事業の中で生物多様性に対する負荷を減らすためにどうしたらいいか、といったことをまとめるガイドラインを出版し、広めていきたいと考えている。そのほか、2009年の後半にアジア地域を対象にした『Business and Biodiversity(企業と生物多様性)』という会議開催を計画するとともに、COP10では、企業の活動事例を紹介する場面をつくりたいと思っている」との回答がありました。
COP10に向けて世界の方々との意見交換会は、今後も頻繁にNACS-Jで行われる予定です。会議の議事録は、NACS-Jが事務局をつとめるIUCN-Jのホームページに掲載する予定です。

NGOの意見を真剣に聞くシャルマさん(右から2人目)。右側の女性は、シャルマさんと一緒に来日した生物多様性条約事務局の日本人スタッフの志村純子さん。志村さんは、外来種問題の担当をしている。
(編集部 渡邉)
