2008年10月アーカイブ

10月7日、NACS-Jと環境省の共催で、「アジアにおける里やまSATOYAMA」のワークショップを開催しました。

アジアの里やまの自然とその保全について、日本から石井実さん(大阪府立大学)、韓国からホン・スンキさん(木浦大学)、インドネシアからデディ・ダルネディさん(インドネシア生物科学研究センター)に報告してもらいました。
日本の発表では、NACS-Jが取り組んでいる市民によるモニタリング調査についても報告しました。
韓国では日本の里やまにあたることをマウル(村)ということ、インドネシアでも奥山があり、田畑があり、集落があるなど、日本の里やまと類似した持続的な土地利用があることが分かりました。
アジア以外の国からの参加者から、拡大する竹林の管理についての質問や意見が出されるなど活発に交流することができました。

アジアで連携して農と結びついた地域生態系と持続可能な人々のくらし、その保全の手法と考え方などを世界に広げ、生物多様性保全に貢献できればと思います。

 

写真 里山ワークショップ

ワークショップの様子

(保全研究部 開発)

1日
  • 表浜エココースト事業地視察
  • 朝日新聞取材(白保問題について)
3日
  • 公益法人移行のための検討会
4日
5日
6日
  • 千葉県自然観察指導員協議会設立25周年集会に出席
  • 赤谷の日サポーター活動日(7日まで)
7日
  • 自然観察指導員講習会山梨下見
8日
  • 沖縄・やんばる森林生態系保護地域設定委員会(10日まで)
  • 山と渓谷社取材対応(風力発電について)
  • 今後の共同事業について企業と打ち合わせ
9日
  • 岐阜県立森林文化アカデミー「環境教育施設・組織経営論」にて講義(10日まで)
10日
11日
12日
  • IUCN世界自然保護会議準備会合開催
  • NGOによる「企業の生物多様性保全活動の基準づくり」事業で相談対応
  • リバーポリシーネットワーク国際シンポジウム「ダムの将来を考える」出席(13日まで、大阪市、名古屋市)
13日
  • モニタリングサイト1000一般サイト説明会・調査講習会開催(15日まで 大阪府 吹田市)
  • 自然観察指導員講習会開催(15日まで、青森)
  • 自然観察指導員研修会開催(14日まで、愛知)
  • 日本鳥学会にて「イヌワシ・クマタカを指標とした森林生態系の保全管理」について発表
  • 沖縄辺野古取材出張(16日まで)
14日
  • 日本鳥学会自由集会・猛禽類保護とフィールド管理コメンテーター
16日
  • 里山・里海のサブグローバル評価第1回クラスター間会議出席(18日まで)
17日
18日
  • 旅行ジャーナル取材(エコツーリズムと生物多様性)
  • AKAYAプロジェクト 環境教育ワーキンググループ開催
  • 企業と寄付企画打ち合わせ
19日
  • 自然観察指導員講習会下見(神奈川)
20日
  • モニタリングサイト1000里地調査 コアサイト穂谷調査員会合出席
  • AKAYAプロジェクト 猛禽類調査(22日まで)
  • 自然観察指導員講習会開催(22日まで、静岡)
21日
  • モニタリングサイト1000コアサイト調査講習会開催(北海道帯広市)
  • 「社会事業家マネジメント塾」に参加(23日まで)
22日
  • モニタリングサイト1000里地第10回検討委員会開催
23日
  • 自然観察指導員講習会下見(千葉)
  • AKAYAプロジェクト 植生調査(24日まで)
24日
  • 綾の照葉樹林プロジェクト連絡調整会議出席
  • 綾のふれあい調査実施(26日まで)
  • 今後の共同事業について企業と打ち合わせ
  • 朝日新聞取材(企業活動と生物多様性)
25日
  • 臨時理事会・評議員会開催
26日
  • 第8回SISPAワーキンググループ開催
  • 日弁連自然保護部会での講演
  • 共同通信取材対応(アオサンゴについて)
27日
  • モニタリングサイト1000一般サイト説明会(NACS-J事務所)
  • AKAYAプロジェクト 植生調査(28日まで)
28日
  • 神奈川相模原市城山町自然観察会に講師として出席
29日
  • AKAYAプロジェクト 企画運営会議
  • モニタリングサイト1000コアサイト調査講習会開催(千葉県鴨川市)
  • 企業人セミナー打ち合わせ
  • 自然しらべ主催者打ち合わせ
30日
  • 朝日新聞取材(AKAYAプロジェクトについて)
  • AKAYAプロジェクト植生ワーキンググループ開催
1日
  • 水資源機構研修講師(沼田)
  • 小笠原現地調査(2日まで)
2日
3日
  • モニタリングサイト1000一般サイト説明会(岩手県一関)
  • 吉野川汽水域シンポジウムへの出席
  • AKAYAプロジェクト ムタコの日
4日
  • AKAYAプロジェクト 植生ワーキンググループ開催
5日
  • 経団連自然保護協議会でのCOP9報告
  • シマフクロウ繁殖地保護のため王子製紙と面会
  • 川辺川ダム有識者会議傍聴
  • 企業と寄付企画打ち合わせ
  • 環境教育関東ミーティング2008AKAYA実行委員会
6日
  • 北海道奥尻島国有林視察(8日まで)
7日
  • 産経新聞取材対応(至仏山現地視察)
  • 企業と寄付企画打ち合わせ
8日
  • 2008年度PNファンド第2回運営委員会開催
  • 今後の共同事業について企業と打ち合わせ
9日
  • モニタリングサイト1000一般サイト説明会・調査講習会開催(10日まで、北海道栗 山町)
  • 自然観察指導員講習会下見(福島)
10日
  • AKAYAプロジェクト 昆虫調査(15日まで)
13日
  • 屋久島生態系動態把握調査(20日まで)
  • ふれあい調査委員会開催
  • 公益法人移行についてのワーキンググループ(8/28も)
14日
  • モニタリングサイト1000里地調査速報No2発行
  • 川辺川ダム有識者会議傍聴
  • 企業人セミナーの会議側と打ち合わせ
15日
  • 沖縄・泡瀬干潟海草藻場モニタリング調査(20日まで)
17日
  • モニタリング1000コアサイト調査講習会開催(北海道帯広市)
  • 自然観察指導員講習会下見(静岡)
18日
  • 今後の共同事業について企業と打ち合わせ
20日
  • 小笠原弟島ノヤギ排除検討会
  • 田代山・帝釈山現地調査(国立公園協会調査同行、21日まで)
21日
  • 環境教育関東ミーティング2008AKAYA実行委員会
  • CBD・COP9決議翻訳校正委員会開催
  • AKAYAプロジェクト 昆虫調査
  • 千葉県立鎌ヶ谷高校訪問学習対応(ジュゴンについて)
22日
  • 赤谷猛禽類調査(23日まで)
  • 川辺川ダム有識者会議傍聴
23日
  • 自然観察指導員講習会下見(島根)
25日
  • モニリングサイト1000一般サイト説明会・講習会下見(26日まで、大阪府)
  • 環境省生物多様性セミナー「いきものみっけ」検討会に出席
  • 綾町有林調査(31日まで、宮崎)
  • 会計士点検
28日
  • 綾の照葉樹林プロジェクト連絡調整会議
  • 綾の照葉樹林プロジェクト地域づくりワーキンググループ出席
  • 公益法人移行についてのワーキンググループ
  • 林野庁関東森林管理局森林生態系スペシャリスト研修に講師として出席
29日
  • モニタリングサイト1000一般サイト説明会(NACS-J事務所)
  • 自然観察指導員講習会開催(福島)
  • JBIB(企業と生物多様性イニシアティブ)のNGO交流会に出席
  • AKAYAプロジェクト コウモリ調査(30日まで)
  • 共同印刷(株)主催自然観察企画への支援に関する打ち合わせ
30日
  • 第3回日韓NGO湿地フォーラム参加(31日まで)
  • 自然公園ふれあい全国大会参加
  • 尾瀬国立公園・自然公園大会エコツーリズムシンポジウム出席(31日まで)
  • 自然観察指導員講習会下見(静岡)

10月7日、ノレッジカフェというイベントの一つとして、NACS-J主催で「バルセロナから名古屋へ COP10におけるNGOの役割」をテーマに戦略会議を開きました。ノレッジカフェは、特定のテーマに関して、小グループで意見交換をするための企画で、円卓を囲んで10人ほどが自由な雰囲気で意見交換します。

日本からの参加者の他に、バードライフ・インターナショナル、CBDアライアンス、The Nature Conservancyなどの生物多様性条約(以下CBD)担当者が参加してくれました。

日本の政府、NGO、CBDアライアンスなどの主要なネットワークの準備状況を確認した後、COP9の成果を振り返り、COP10の重要課題、ポスト2010年目標の考え方などについて話し合いました。参加者からは活発に意見が出され、海外のNGOのCOP10に対する期待を強く感じました。

写真:ノレッジカフェ

ノレッジカフェの様子。参加者が多く、私たちのラウンドテーブルには、立って議論に参加する人もいた。

 
(保全研究部 道家)

 

10月6日、世界自然保護フォーラム初日に、今年のレッドリスト2008が発表されました。今回は、数年かけて行われた世界ほ乳類アセスメントの成果をもとに、ほ乳類を中心としたプレスリリースが行われています。

プレスリリースの中では、ほ乳類5,487種のうち1,141種が絶滅危惧種でした。その他にも「情報不足のため絶滅危惧種かどうか判断できない種」が836種いるということで、予防的な考え方をとって調査の及んでいないこれらの情報不足種も絶滅危惧種と考えると、ほ乳類の36%近くになります。
(レッドリスト2008プレスリリースを参考に記述)

レッドリストのロゴ

レッドリストのロゴ


■レッドリストの生きものたち

スナドリネコ
Fishing Cat スナドリネコ 
生息地である湿地が失われたことが原因で、
VU(絶滅危惧II類)からEN(絶滅危惧IB類)に格上げされた。
Photo (C) Mathieu Ourioux 

シフゾウ
Pere David's Deer シフゾウ
野生絶滅と評価されている。
飼育下の個体数は近年増加しており、
野生への再導入を図る可能性がでてきている。
Photo (C) Jessie Cohen, courtesy of National Zoological Park.

ホールドリッジヒキガエル
Holdridge's Toad ホールドリッジヒキガエル
コスタリカ固有のカエル。精力的な調査にもかかわらず1986年以降
発見されることがなく、今回、絶滅が宣言された。
Photo (C) Franco Andreone.


(保全研究部 道家)





IUCNが、4年に1回開催している世界自然保護会議が、スペイン・バルセロナの国際会議場で開催されました。開会式が行なわれた10月5日は、IUCNの生誕60周年を記念する日でもあります。

会議は、10月6日から9日までが世界自然保護フォーラムで、自然保護に関する最新の事例紹介や、最大のネットワークづくりの場となります。177カ国から7800人が参加し、過去最大の参加者となりました。
また、会議の後半、10日から14日は、会員総会として、IUCNの今後4年間の計画や選挙、そして、決議の議論が行われました。

日本自然保護協会では、里山に関するワークショップ、ジュゴンの保全に関するアジアネットワーク会合、2010年の生物多様性条約締約国会議にむけたNGO戦略会議、また、IUCN親善大使のイルカさんによるコンサートなど、フォーラムのイベントを多数実施しました。
これから数回にわたって、世界自然保護会議の様子を報告していきます。

(保全研究部 道家)

 

209wcc.jpg写真 開会式にてIUCNの60周年の歩みを振り返るジュリア・マートン-ルフェーブル事務局長

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