2008年3月アーカイブ

新川桜情報2

サクラ咲きました!
茅場町駅からすぐの霊岸橋のソメイヨシノ。
あっという間に見頃になりました。
(写真はサクラの定点観測です。)

168.JPG

2008年3月24日


169.JPG

3月25日


170.JPG

3月26日

暖かくなったかと思ったら、ちょっと寒かったり、
今年はどのくらいまで咲いてるでしょう?

東京は、お花見日和です。

(教育普及部・本間)

新川桜情報

春がやってきました!
街角の桜も、先週末あたりから少しずつ花開いてきています。
NACS-Jの事務局から徒歩1分の新川大神宮にも、桜の木があります。
この神社は1625年に慶光院周清上人が、お屋敷内に、伊勢神宮にお詣りするための場所を作ったのが始まりとか。
その後、焼失などを経ながらも、酒問屋さんたちに守られ、今に至るようです。
さっきお買い物ついでに通りかかると、ここの桜は少し早めか、5分咲きくらいになっていました。

東京はもうすぐお花見できそうです。

165sakura.jpg

ビルの谷間にある新川大神宮


166sakura.jpg

新川大神宮の桜 3月25日開花状況


167sakura.jpg

(編集部 田口)

CBD was not built in a day

多くの人々に出会い、国際交渉の現場とそこで活躍するNGOの姿を目の当たりにした今回の欧州CBDレポも、ひとまず最終回にしたいと思います。おつき合いくださりありがとうございました。

改めて、COP10の話をしたいと思います。日本で生物多様性の国際会議が行われるということは私にとっても驚きであり、日本での生物多様性保全を進める大事な機会になるでしょう。しかし、もう一度改めて、COP10がCBDにとってどれほど重要な会議なのかをここで強調したいのです。

COP10では、生物多様性保全の重要なツールである「保護地域」や喫緊の課題である「気候変動」、「海洋沿岸」などの先送りの許されない課題が重要検討事項案として上がっています。「遺伝資源から得られる利益の公正・公平な配分」の法的枠組みについての結論を出さなければなりません。
そして、「2010年目標」に変わる次の世界目標を決める会議でもあります。おそらく、CBDの歴史上最も重要な会議です。この認識をはずすとCOP10への取り組みはうわべだけの取り組みかあるいはお祭り騒ぎに終わってしまいます。

最後に、ブログ記事の訂正を。CBDレポ4にて、All roads lead to COP10と書きましたが、COP10でどんなにすばらしい合意に達したとしても、各国に実現させなければなりません。その意味でCOP10は決してゴールではなく、COP9からCOP10そしてCOP11へと続く道のりの中で日本の役割を考えることを忘れてはならないと思います。

164appiakaido.JPG

全ての道はローマに通ずで有名な旧アッピア街道 

(保全研究部 道家)

とにもかくにも、保護地域作業部会、SBSTTA13は終わりました。
[ ]付き文書は、5月にドイツのボンで開催されるCOP9に持ち越されます。参加NGOの願いは、CBDが後退しないこと、次につながる合意を作り上げることです。

ここで、一人の方のメッセージを紹介します。メッセンジャーは、「COP9準備プロジェクト」チーム長のグンター・ミットラッハー氏です。かれは、ドイツのNGOフォーラムや自然保護リーグの共同プロジェクトとして立ち上がったCOP9に向けたドイツNGOのコーディネーターとして、活躍されている方です。

彼から、以下のようなメッセージを日本のNGOに対していただきました。

「日本のNGOや市民社会の皆さんには、政府と一緒に行動してほしい。今回の会議を見ての通り、政府レベルの歩みは遅く、NGOが後ろからプッシュしないと何も決まらない。ドイツとその次の日本がつとめるCOPのホスト国とは、すなわち、(接待役ではなく)会議の議長国であり、「190カ国の合意」をとりまとめる責任を負うことです。
CBD/COPを始めとする国際条約会議に、世界各国からNGOが参加しない(しづらい)会議は、いまや評価されません。この点だけをとってもNGOと国が一緒に協力することは双方に意味あることなのです。
その上、私たちのそれぞれの政府が立場を明確にし、議長として新しい合意を生み出すという困難な仕事を達成するためにも、そして国に市民社会を応援させるためにも、一緒にやっていくことが必要なのです。」

163gunta-.jpg

「COP9準備プロジェクト」チーム長のグンター・ミットラッハー氏

(保全研究部 道家)

欧州CBDレポ13 会議終了!

SBSTTAは金曜日の6時半に文書の採択とホスト会場FAOへの御礼の言葉を持って終了しました。最後まで文書の修正を行おうと発言を求める加盟国に対して「連日深夜に及んで作り上げた文書をまだ修正しますか?翻訳なしで英語でしか続けられません。議長の私は調整役であり、継続か否かを決める権利はありません。皆さんの判断次第ですよ」となだめ(説得し)、会議の終わりを告げました。

NGOは、会議の成果を必ずしも良しとはしていません。一部の国の発言が「190カ国の合意」を妨げる結果に終わったからです。
今回の会議は、どの国の主権も及ばない公海を含めた「海洋の重要自然地域」を判定する基準の採択が期待されていました。しかし、この採択という表現を、考慮take into accountに弱めようとする日本を含めた一部の国が譲らず、[ ]付きの文書となってしまいました。
様々な問題が生じているバイオ燃料についても、燃料穀物の輸出増加を期待するブラジルをはじめとする国が、生物多様性条約で議論するべきではないとして、何も決まらないという結果。

写真は、NGOが原稿を投稿し合って現地で印刷/配布するECOというニュースレータです。最終日のトップ記事の内容は「ブラジルワールドカップ優勝 ブラジル政府代表団は、1時間に51回の発言という圧倒的な差で、発言回数選手権に勝利した」というものです。政府代表の発言の中には、よりよい合意を得ようというものだけでなく、単なる国益主張に終わったものがいくつもあったことが事実です。

162eco.jpg

(保全研究部 道家)

深夜に及ぶ議論の翌朝であっても、NGOは精力的に活動します。NGOは、毎朝、会議室を1室使って、打ち合わせを行ってきました。「昨日のサイドイベントでこんな発表があった」「本会議場の議論で、この国からこんな発言があった」という情報共有などです。その中で、共同のデモンストレーションをやることが決まりました。

テーマは、「GM Tree (Genetically Modified Tree)」、「Biofuel」、「予防原則」です。

背景を説明すると、今回のSBSTTAのテーマは、「森林生物多様性」「農業生物多様性」「気候変動」「外来種」(ほか)があると説明しましたが、 いずれの会議でも上記3つが鍵となりました。

ポプラ、ユーカリなどのパルプ用の樹木に対して遺伝子操作をおこなったものを植林するというGMTreeの問題。
Biofuel(バイオ燃料)は、大豆やトウモロコシといった農作物を使ってエタノールを作り、燃料として使うという新しい技術です。欧州を始め、世界各地で、エネルギー供給量の数%をバイオ燃料でまかなうという国家目標を定めている国があり、それが燃料穀物というジャンルを生み出し、食料(や畜産肥料)価格の上昇あるいは更なる森林伐採を伴う農地拡大の圧力となっています。
気候変動対策や砂漠化防止のための植林の問題とも三者三様に絡みあう複雑な問題です。
NGOは、このような新技術のモラトリアム(一時中止)や予防原則の適用を求める発言をし、アフリカがそれを支持する形で、CRPにも文書が反映されたのですが、その文言を「予防原則を[ケース バイ ケースで]適用する」と変える修正がされてしまいました。
この流れを受けて急遽写真のように、本会議場の位置口でデモンストレーションを行いました。

161repo12.jpg

(保全研究部 道家)

欧州CBDレポ11 会議は踊る

SBSTTAも佳境に入ってきました。CBDに加盟する190カ国の代表が、それぞれの意見を持ちつつ、一つの合意文書の作成を目指すのです。
2010年までに、生物多様性の損失速度を顕著に食い止めるという「2010年目標」が、時に曖昧すぎるという批判を受けながらも、重要な目標として世界中で取り組みが進んでいるという謎を解く鍵の一つが、この「190カ国の合意」という事実の力なのだと感じました。

なぜこんな実感を持つかというと、SBSTTAは先週の保護地域作業部会とは異なり、席に示したテーマそれぞれで合意文書を作成しなければなりません。同時並行で3つの会議室で議論が行われ、夜の12時、1時、2時と老けていきます。
気候変動に関する文書がまとまった(といってもいくつもの[ ]付き文書で結論はCOPに先のばされている)のは、夜の12時。「修正案を持って採択する」という議長の声が響き、疲労困憊の拍手を終えると、政府代表は隣の会議室に。隣の会議室では、「森林と生物多様性」の文書をまとめるための議論が続いていた......

160repo11.jpg

疲労感漂う会議室(写真では、この虚脱感は伝わらないかもしれませんが)

(保全研究部 道家)

欧州CBDレポ10 科学委員会2

SBSTTA2日目

SBSTTAも進行の仕方は、保護地域作業部会と同じで、提言案をもとに一般コメント集めて、それをもとに修正版を作り、最終版を作るという形です。

保護地域作業部会のように、サイドイベントも行われます。COP10で発表する予定でまとめている「Global biodiversity Outlook 3(第3版地球規模生物多様性概況)」の報告会や遺伝子組み換え樹木(Genetically Modified Tree:GMツリーとも呼ばれる)の最新情報と問題を指摘する会合など様々です。同じ時間帯で5つ以上のサイドイベントが行われます。

国やNGOの資料置き場も充実していました。

159.jpg

(保全研究部 道家)

Twitter