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市民活動推進室の小野寺と福田です。

 

 

11月26日(土)~27日(日)、徳島では3年振りとなる第520回自然観察指導員講習会を開催しました。

会場の徳島県立牟岐少年自然の家は、海と山に囲まれた場所にあり、なんと言っても歩いて数分の所に砂浜がある自然豊かな所でした。近くの浜ではウミガメが産卵に訪れる事もあるそうです。

目の前にある海を講習会で使わない手はないというわけで、今回は、いつもの森での実習に加え、海での実習も行われました。その実習が行われた二日目は、朝から雨が降り続け、参加者の皆さんのテンションが下がらないか心配されましたが、その心配をよそに、海に山に、雨具に身を包み思いっきり堪能していました。

さらに、自然観察会の実習では、葉や地面に落ちる雨音に耳を傾けながら森を感じるものなど、雨の森を楽しめる実習も多く行われ、先輩指導員や講師陣が驚かされる程、レベルの高いものが展開されていました。

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何より、実施していた本人達が笑顔で楽しむ事を忘れずにできたこと、そのことが、周りの参加者にも伝わり、観察会全体が良い雰囲気となっていました。

初めて観察会を実施した方も多かったと思われますが、雨の観察会を笑顔で実施できたことはきっと大きな自信につながることと思います。

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今年の講習会は今回でおしまいですが、3月に2回開催予定です(3/10~11広島、3/21~22東京)。間もなくWebページにて詳細等ご案内いたします。乞うご期待!

 

指導員講習会について、詳しくは以下URLよりご覧ください

http://www.nacsj.or.jp/katsudo/shidoin/

こんにちは!NACS-Jでインターンをさせて頂いております。東邦大学 理学部 生命圏環境科学科 3年の佐川裕次郎です。

 

先日、第519回自然観察指導員講習会・東京都に運営側ではなく参加者として参加しました。

なぜ「インターン生なのに「参加者」側なの?」と思われる方がほとんどだと思います。通常、インターンといったら運営側のサポートが一般的だと思いますが、この講習会はNACS-Jと今まで講習会を受けてNACS-Jの自然観察指導員となった方々がスタッフとして運営を行うため、まだ指導員ではなかった私は参加者として運営側と参加者側を見てきました。

 実際に参加者となることで常に自分の考え方、価値観への刺激を受け続け、見直す2日間でした。運営側では、自然観察の視点や保護の講義を受けることから始まり、その後、指導員スタッフと一緒に自然観察を行い、最終日には自分自身が自然観察会の企画を立て、開催する。このような順を追って進む「緻密に組まれたスケジュール」によって参加者は無理なく短期間で多くの知識を身に着けられるのだと感じました。更に、日程以外にも指導員スタッフ一人一人が危機管理に気を配り、全体を支えようとする気遣いなどにより参加者が快適に受講してもらうための細かい配慮が常に伝わってきました。私自身もですが、指導員側の配慮を受けた参加者の意識が自然に指導員へ向いていく様子を見て、改めて指導員の「人を引き付ける力」に圧倒されました。

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▲森から何を読み取るか 

講習会を通して

最大限に五感を使い感じ取り、楽しむこと

自然の仕組みに注目していくこと

人と自然の関わりを考えること   等

今までイメージしていた「種名を知っていないといけない」「専門性が高く知識がないとできない」といった自然観察への” -”な印象がなくなり、「自分でも指導員になれるんだ」「自分ならどう動けるだろうか」「こんな楽しみながら時間を共有できるんだ」といった”+”の印象に変わる参加者のお話を聞くことができ改めてNACS-Jの自然観察指導員講習会の素晴らしさを実際に感じました。

▲感じたことは全体で共有

 自然の良さは自然が教えてくれる、指導員はそれを「押し付ける」のではなく「こういう良さもあるのですが、みなさんはどう思いますか?」といった一人一人が持つ異なる価値観を共有し、楽しんでもらうためのサポーターになることだと感じました。

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観察会へのイメージを変えたい、自然の見方を知りたい、興味はあるけど参加しにくいと思っていた方ほど参加することを強く推奨します。見かたが変わるので今後どの活動においても応用できる内容になっています。

 

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icon_syumiya.jpg エコシステムマネジメント室の朱宮です。

 

10月29日~11月2日に綾に出張しました。10年前に設置したシカ柵内外の植生のプロットの再調査を行うためです。
当時10年生と15年生の二次林にプロットを設置しましたが、大森林道が大雨のために崩壊し、車でアクセスができないため途中から歩いてプロットまでいきました。
15年生の方は当時4~5mの樹高でユズリハやシキミ、カラスザンショウなどが混ざっていましたが、現在はユズリハが10m以上になり優占していました。
林床は暗くなり、実生は多くないですが、シカ柵内にはイチイガシやアカガシなどのブナ科の実生もシカ柵外よりも多く見られました。
 
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▲長年見たかったキリノミタケを見ることができました。アメリカと宮崎や四国だけで発見されている珍しいキノコです。キノコが裂けて胞子が放出されますが、放出すると1日で溶けてしまうため、地元の人でも見た人は少ないと思います。また、目立たないのでなかなか見つけるのもたいへんです。
 
 
 
 
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▲知の拠点設置のための委員会の様子。
綾町はビジターセンター設置に向けて準備をしています。NACS-Jの評議員でもある鬼頭教授が委員長を務めています。
 
 
 
 
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▲森林生態系保護地域の保全地区拡張に向けた調査に同行しました。
保護林制度はこれまでの7つの保護林を3つの保護林に改める作業を進めています。その見直し作業に合わせてユネスコから勧告を受けている核心地域の拡張に向けた作業の一環です。
現在、綾森林生態系保護地域の保全地区が核心地域になっていますが、保全利用地区には保全地区に相当するすぐれた自然環境が残る地域があり、保全地区にすることで少しでも拡張できないか検討するための基礎資料を作成するためです。これまで、植物や両生類、鳥類などの調査が行われていますが、今回は陸産貝類の調査を地元の西先生と行いました。
 
 
 
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▲アワジギセル

icon_fukudah.jpg市民活動推進室の福田と小野寺です。

 

10月29日~30日の二日間、埼玉県で二年ぶりとなる自然観察指導員講習会を開催しました。50名を超える受講生それぞれが、「自然のことをもっと知りたい」「地域に根ざした観察会を開きたい」「自然の大切さを子ども達に伝えたい」など、熱い思いを抱きながら室内の講義、野外での実習、講習会最後に行われる自然観察会の実習に臨みました。

野外実習では、秋の気配が少しずつ感じられる中、目を閉じてそれまで気付かなかった風や音を感じ、葉っぱに触れることで初めて葉一枚一枚の感触の多様さを知り、またその落ち葉から自然のつながりを想像する、という体験をしてもらいました。

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普段あまり意識していなかった様々な体験に感嘆の声も上がっていました。

そして、いよいよ最後の自然観察会実習。

思い思いに実施した観察会の感想は、「ドキドキでした」「もっと工夫できた」「楽しみながら出来た」。このドキドキ感や達成感が次の観察会へとつながっていくと信じています。ぜひ、受講生には今回の経験を地元に戻って生かして実践へとつなげてもらいたいと思います。

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 指導員講習会について、詳しくはこちらよりご覧ください

 

今年(12月まで)参加者を募集している講習会はあと一回「11/26-27:徳島」です。

好評につき、3月に追加開催を検討しております。決定しましたらWebサイトでご案内いたします。 

詳細はこちら

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生物多様性保全室の藤田です。

 

 

 

東京農工大学、国立環境研究所、Queensland大学、日本自然保護協会4者の研究チームで、日本の絶滅危惧植物1572種を用いて国立公園などの保護区の有効性を解析した結果、保護区が植物の各地域(以降「局所的」と呼びます)の絶滅を抑える上で有効であることを世界で初めて実証しました。さらに、分布域が狭い種ほど保護区に含まれにくいために局所的な絶滅が起こりやすく、分布域が狭くなりやすいことが明らかになりました。

このような植物の分布を考慮せずに、保護区を新たに設置すると仮定してシミュレーションを行った結果、分布が広い種は保護区に入りやすく絶滅リスクが下がるのに対して、分布が狭い種ほど保護区に入りにくく絶滅リスクが上がるという「絶滅への悪循環」に陥ることが確認されました。

以上のことから保護区には植物の絶滅を抑える一定の効果があるものの、その効果を高めるには種の分布を考慮して保護区を配置すべきことが明らかになりました。

2010年生物多様性条約の愛知目標11では、生物多様性を保全するために「2020年までに陸域の17%を効果的に管理された保護区とすること」が定められており、保護区の面積だけを見れば日本では基準を満たしていることになっています。しかし本研究の結果から、絶滅危惧種を効果的に保全するためには、愛知目標11の面積ベースでの達成に終わらせず、生物多様性の保全という本来の目標に大きく資するものとするには、保護区を新設・拡大する際には戦略的に配置を決めることが求められます。特に分布が狭い植物の多くは、絶滅の恐れが高いと判断されているため、優先的に保全する対策を講じることが期待されます。

本研究の論文は国際保全生物学会発行の学術誌Conservation letters誌電子版に2016年10月24日に掲載されました。

Akasaka M, Kadoya T, Ishihama F, Fujita T, Fuller RA. Smart Protected Area Placement Decelerates Biodiversity Loss: A Representation-extinction Feedback Leads Rare Species to Extinction. Conserv Lett. 2016. doi:10.1111/conl.12302.

下記のサイトより論文をダウンロードできます

http://doi.wiley.com/10.1111/conl.12302

 

分布が狭い植物ほど、自然保護区で守れない!?~無計画な保護区設置が導く絶滅への悪循環~

PDF:0.3MB

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図:戦略的な保護区設置がなされない場合に「絶滅への悪循環」 が生じるメカニズム

 

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写真上:シビイタチシダ 写真:下コシガヤホシクサ


保護区外にのみ生育していたが、2007年までに自生地で絶滅し、栽培株のみが生き残るシビイタチシダ(左: 写真提供 国立科学博物館 海老原淳氏)、栽培株から野生復帰の試みが続いているコシガヤホシクサ(右)。これらの種のように1994年~2011年までに野生個体群が絶滅した7種のうち5種は保護区外にのみ分布していた。

 

icon_syumiya.jpg 引き続き、エコシステムマネジメント室の朱宮です。
 
 
10月9日から10日は、只見でユネスコエコパークの支援委員会がありました。只見は会報でも報告させていただいたように、他のユネスコエコパークの人と自然の共生モデルになるほどの場所ですが、少子高齢化が顕著で高齢化率は4割を越えています。人口は5000人をきっており、このままでは、数十年後には町を維持できなくなくなるではないかとも言われています。
 
 今回は、現地視察ということで、”ヒロロのかばん作り”の現場と、来年度から総合調査が予定されている「沼ノ平」を視察しました。
かばん作りは、坂内きいさんのお宅におじゃましました。ヒロロとは、かばんの材料にするミヤマカンスゲのことです。ほかにも、シナノキ(オオバボダイジュ)、シラスゲなど身近にある材料を使うそうです。シナノキは、樹皮を剥いで水につけて乾燥させると内樹皮がうすく剥がれる性質をうまく使ったものです。細く割いたものをよじりながら、互い違いに編んでいきます。80過ぎだそうですが、11月の伝統工芸品まつりに向けて出品も考えているとのこと。只見においても、このようなかばんを作れる人は数人しかいないそうです。
 
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坂内さんのお宅で、ヒロロを使ったかばん作りを見せてもらいました。
 
 
 
翌日は、地滑り地形に成立した湖沼群からなる沼ノ平を視察しました。ここは、県が観光開発を町に持ちかけ基礎調査まで行われたのですが、只見町のエコパーク推進課がまったをかけて、観光開発が保留になっている場所です。
以前は林野庁のレクリエーションの森として設定されていましたが、森林生態系保護地域に編入されることになったため、今回調査を実施することになりました。途中までは道がついており、ガイド付きであれば入山できるそうですが、脆弱な湖沼群や湿地が見られるため観光開発をして人が自由に立ち入りすることができるようになれば、少なからずインパクトがあると考えられます。しかし、これまで詳細な調査も実施されていません。今回は大きな地滑り地にできた最大の湖であるにごり沼まで視察しましたが、地形図には現れない段差やクラック、崩壊斜面などが連続し、ルートを藪こぎしながら探していきました。
今後の調査にも注目していきたいと思います。
 
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サワグルミが4年前の福島新潟豪雨で枯死し、大量のブナの実生が芽生えていました。
 
 
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地滑り地形の凹地に成立する湖沼、バイカモが花を咲かせていました。
 
 
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大規模な地滑り面。私たちが立っている場所は、大規模崩壊した跡の岩や礫が堆積したデブリ
 
icon_syumiya.jpg エコシステムマネジメント室の朱宮です。
 
 
10月6日~7日に、長野県山ノ内町に出張しました。志賀高原ユネスコエコパーク協議会ワーキンググループに出席するためです。
 
2014年に拡張登録を果たした志賀高原ユネスコエコパークは、山ノ内町、高山村、嬬恋村、草津町、中之条町が含まれる複合自体によるユネスコエコパークです。みなかみ町と同じ上信越高原国立公園の一部ですが、同国立公園の西側のエリアになります。
じつは拡張申請の際に群馬県側中之条町、草津町の協力が得られていなかったために、核心地域が剥き出しのまま、つまり緩衝地域や移行地域に囲われないまま申請を行い、直前で承認が撤回されそうになるなど、不完全なゾーニングのままになっています。
 
ユネスコエコパークの登録地域は、自然環境の保全、調査・教育、地域の活性化を推進する計画を策定し実行することが求められます。志賀高原でも、管理運営計画策定と同時に、特に中之条町や国有林と協議してエリア設定を確定する必要があります。ただ、今回の会議では中之条町が出席していなかったため、ゾーニングについては再度話し合いの場を設定する必要があることが確認されました。
複合自治体のため、共通の管理運営計画といってもハードルが高いので、記載項目を明確にして各自治体に既存の総合計画などを参考に記載してもらうことから始めることにしました。
 
私からはユネスコエコパークという制度の概要説明を行いました。環境省は、国立公園計画の見直し作業に入っていて、新規のエリア設定はそれをまつ必要がありそうです。お互い初めての顔合わせの方も多かったようですが、今後の展開が楽しみです。
 
翌日は、山ノ内町を案内していただきました。特に、今後モデル地区として活動を予定している須賀川地区を重点的に回りました。多くの町民が住む東地区や西地区のような温泉や果樹栽培もなく、標高が高く雪深いこの地区は「北志賀」と呼ばれ、厳しい生活を強いられてきたようです。
須賀川ソバが有名で、そばがきの「はやそば」は長野県の指定郷土料理にもなっているとのこと。高齢化率4割で典型的な過疎高齢化が進む地区です。
 
NACS-Jは山ノ内町で志賀高原ユネスコエコパークセミナーを計画していて、11月に1回目を開催し、今年度内に4回開催する予定です。
 
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志賀高原ユネスコエコパーク協議会ワーキンググループ
 
 
 
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東地区の渋温泉の金具やさん、千と千尋の神隠しの油やのモデルになったとか。
 
 
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西側の地区に広がる果樹園
 
 
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北側の須賀川地区
 
icon_syumiya.jpg エコシステムマネジメント室の朱宮です。
 
 10月3日~4日に、赤谷の「ほ乳類調査」を実施しました。6月に交換したセンサーカメラのデータ収集と、シカによる影響を測定するための植生調査を行いました。台風18号が接近しており、天候と調査の進捗を気にしながらの二日間となりました。
 
今回、木村さんと平川さん、伊藤さんにもお手伝いいただきました。センサーカメラは全部で50個設置されているので、手分けをして3日がかりで交換していきます。センサーカメラは、野生動物の動きを感知して自動撮影する装置で、赤谷にくらしている動物たちのようすをとらえてくれます。森の中に設置してあるので、時々場所がわからなくて苦労することもあります。また、三国峠から大源太山を経て赤谷橋まで行くルートは完全に山登りのため、わずか7つですが、このセンサーカメラのデータ回収は大変な作業です。
 
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三国峠からセンサーカメラがとらえた動物たちのデータ回収に出発するNACS-J松井と木村さん。
 
 
 
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シカによる影響を測定するための植生調査は、シカ柵を設置した10m×10mと、隣接する10m×10mのプロットで行っています。それぞれのプロットで、見られた植物の種類と被度、シカによる摂食率などを植物の高さごとに記録しています。特に、シカの摂食が予想される高さ2.5mまでは0.5mずつに細かく区切って摂食率を記録しています。
写真は小出俣の最奥に設置したプロットです。シカの目だった食害はまだ現れていませんが、コマユミなどに一部摂食痕が観察されました。今後の変化が気になります。
 
 
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データの詰まったセンサーカメラを、持っていった新しいセンサーカメラと交換していきます。シカの道を判別してシカが通過することを予想して角度などを調整します。今年はクマが多く出没しているようで緊張しながらの交換となりました。持って帰ったカメラは、データを取り出し、整備してまた次の交換に備えます。
 

icon_kobayashi.jpg市民活動推進室の小林と小野寺です。

 

西宮市立甲山自然の家を会場に、10月15日~16日の二日間、自然観察会のリーダーを養成する自然観察指導員講習会を開催しました。この講習会は、自然に親しみ、自然から学び、自然を守る行動を進めていける人を増やしていくこと目標に行われています。

晴天の中、集まった受講生の皆さんは、体験型の野外実習や、ベテラン講師による講義を受けた後、最後に自分がリーダーとなった自然観察会の実習までやり遂げました。特に、自然観察会の実習では、緊張しながらも、講習会で学んだことを取り入れながら、自らの思いと笑顔を大切にしながら取り組まれていたのが印象的でした。秋を感じさせる自然物や大きな一本の木を題材にしたり、五感を用いたもの、調査に関わるものなど、皆さん工夫を凝らしていました。講習会二日目に緑の腕章を初めて身に着けた新指導員の方の表情は充実感に溢れており、他の研修生みんなで喜びあいました。講師からも「全員が講習会の学びを実践していて、笑顔に溢れ、本当に素晴らしい時間でした。」とコメントがありました。

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今回の講習会は、兵庫を中心に、大阪、京都の先輩指導員の有志の方からも協力をいただきました。休み時間や夜の情報交換会の中では、受講生同士はもちろん、日頃から観察会を催すベテラン指導員とも親交を深められました。講習会終了後、すぐに観察会の予定を計画するなど、指導員として早速動き出す方もいました。

おそらく、講習会に参加するまでは自信を持てずにいた方が、受講後一歩前に進むことができた思いを、「自分でもできることがあるんだ。」とアンケートに記されていたことがとても印象に残りました。

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今年度予定されている講習会も残り少なくなってきました。講習会を通じて思いを新たにしてみませんか。

 

今後の講習会開催は以下の予定です。

 

10/29-30:埼玉、11/14-15:東京、11/26-27:徳島 

詳細はこちら

ジュゴン保護キャンペーンセンター、Okinawa Environmental Justice Projectとともに、沖縄県知事・翁長雄志氏に要望書を提出しました。今年9月にハワイで開催されたIUCN(国際自然保護連合)第6回世界自然保護会議にて採択された勧告「島嶼生態系への外来種の侵入経路管理の強化」を受け、会議の場にてIUCN種の保存委員会・侵略的外来種グループ長のピエーロ・ジェノベッシ博士など複数の専門家のアドヴァイスをいただきましたので、その内容をお伝えし、その実現を強く要望するという趣旨です。

要望書本文(pdf/146KB)

 


                                2016年10月 24 日
沖縄県知事   翁長  雄志 様
 
                                               
ジュゴン保護キャンペーンセンター
代表  海勢頭 豊
Okinawa Environmental Justice Project
    代表  吉川 秀樹
                         公益財団法人 日本自然保護協会
                                                           理事長  亀山 章
 
IUCN第6回世界自然会議の結果を受けての要望書
 
沖縄の自然を守るために、いつもご尽力いただきありがとうございます。
今年9月にハワイで開催されたIUCN(国際自然保護連合)第6回世界自然保護会議にて、私たち環境NGOが提案した勧告「島嶼生態系への外来種の侵入経路管理の強化」が採択されました。この勧告は辺野古の埋め立て土砂の問題にとって大きな力となるばかりではなく、今後、世界自然遺産登録を控えて観光活動が盛んになる沖縄の将来にとって重要な外来生物対策全般にわたる内容です。勧告採択を受け、会議の場にてIUCN種の保存委員会・侵略的外来種グループ長のピエーロ・ジェノベッシ博士など複数の専門家のアドヴァイスをいただきましたので、以下にその内容をお伝えし、その実現を強く要望いたします。
 
1.生物多様性関連の国際会議を沖縄で行うこと
 
第一に国際会議を沖縄で行うことにより、地元への経済効果があがります。そして世界のトップクラスの専門家と地元の専門家や市民とのつながりができるため、沖縄の専門家や市民の専門的知識が向上し、また得られる人脈をもとに将来的にアドヴァイスを得ることができます。さらに、世界の専門家に沖縄が抱える自然保護の現場をご覧いただくことができます。
 
ハワイで行われた会議においても、参加者の多くはハワイの方々で、世界各地から参加した専門家に現場を案内して日夜議論を進めたことが大きな刺激となり、ハワイ州にとって大きなプラスとなりました。
沖縄にとっても、大きな財産になると思われますので、IUCN世界自然保護会議、生物多様性条約会議、生物多様性条約の科学技術助言補助機関(SBSTTA)などの生物多様性関連の国際会議を沖縄で行うように要望いたします。
 
2.世界自然遺産登録に先立つIUCN専門家の現地視察
 
UNESCOが世界自然遺産に登録するプロセスの一環をIUCNが担っており、登録年の前年に世界自然遺産の専門家が現地に視察に来ます。現在手続きが進められている奄美・琉球諸島についても同様です。その際にIUCN・侵略的外来種グループ(ISSG)から外来種の専門家を派遣し、IUCNの視察に同行いただく可能性について伺ったところ、地元から要望があれば検討できるとのことです。沖縄県にはぜひ、IUCNに対してIUCN・侵略的外来種グループ(ISSG)の外来種対策の専門家の同行を依頼していただきたく要望します。 
 
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写真は本日の沖縄県交渉の様子。自然保護課、辺野古基地対策課、水産課、海岸防災課と面談を実施。自然保護課長・金城賢氏に要望書を渡しているところです。
 
 
 

 

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