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会報 『自然保護』 : 2008年11/12月号(No.506)

会報 『自然保護』 : 2008年11/12月号(No.506)

今月の表紙
「ウミエラ」
●撮影・解説 小橋川 共男
ウミエラは、サンゴやイソギンチャクなどと同じ刺胞動物。砂底に生息し、普段は砂にもぐり、ポリプがびっしり並んだ〝葉状体〟を広げ、水中のプランクトンを捕食する。一般に生息域は15m以上の深さの海だが、泡瀬では満潮でも2mほどの平坦な砂地に生息。浅海での報告例がないので学術的にも貴重だと思われる。この場所は今、埋め立て工事が進んでおり、ウミエラをはじめとした生きものの調査・保全策を要請しても、事業者側は「貴重な種でもなく、ほかの場所にも生息している。また工事を進めてもウミエラには影響が出ない」と主張している。

2008年11/12月号(No.506)

特集:シリーズ生物多様性を守るには 沖縄の海は今
山と海と暮らしてきた沖縄/多様な環境を合わせ持つ沖縄の海/新種や希少なサンゴ群集が発見される海/沖縄の海が直面している現実/沖縄NACS-J活動関連年表/埋め立てが進む泡瀬干潟の窮状を訴えたい/市民参加が不足した泡瀬干潟の埋め立て事業と環境アセス/〝豊かな地域〟を守るため基地建設中止を訴え続ける/多くの問題が潜む辺野古の基地建設/沖縄の海の多様性を破壊するもの/沖縄に秘められた宝に学ぶ

活動クローズアップ・活動日誌
2008年度プロ・ナトゥーラ・ファンド助成先決定/「やんばる森林生態系保護地域」範囲決定!/川辺川ダム計画、熊本県知事が白紙を表明!/全国199カ所の里地で長期モニタリング調査が始まりました。/治山ダム撤去に向け、流域の自然のモニタリングを行っています。/環境教育・関東ミーティング参加者募集/「生きもの情報館」オープン!/わたせせいぞうさん、エコバックでご寄付/自然しらべ2008データ集計中

NEWS ハイライト
サンル川で強行された魚道試験 即時中止を要望/新石垣空港 建設予定地で指摘されていた問題が噴出!/幼虫の体液吸う寄生ダニ 実は、用心棒だった!/紀伊半島の山間地でナチシダなどが大繁茂/全国クリッピング

会員ふぉーらむ
掲示板/MAIL BOX/フォトライブラリー/次号予告・新入会員/Nature Navi・ぴっくあっぷ/BOOK&PRESENT

OPINION
●高島 美登里
「上関原発」 不十分な環境アセスを見過ごしたまま、性急な埋め立て決定をすべきではない。

市民団体からのメッセージ
和亀保護の会

HOW TO フィールドワーク
アート展でさまざまな人に自然を伝える

ものづくりサークル「やまかます」
クバ笠をつくる

シリーズ 新・生命の輪・16
●野紫木 洋
オコジョの毛から分かる地球温暖化

会報 『自然保護』 : 2008年9/10月号(No.505)

会報 『自然保護』 : 2008年9/10月号(No.505)

今月の表紙
「ニホンカナヘビ」
●撮影・解説 矢内 靖史
ニホンカナヘビは最も普通に見られるトカゲの一種。子どもたちには、さまざまな愛称で呼ばれ親しまれている。私が子どものころは「カナチョロ」と呼んでいた。平地から山地にかけての草地などに生息し、人家の庭先でも日光浴する姿をよく見かける。表紙の写真は、自作のワイドマクロレンズで撮影したもの。全長は18~25cm。ニホントカゲより長い尾を持つ。地域によって尾の長さやうろこの数などに変異がある。

2008年9/10月号(No.505)

特集:シリーズ生物多様性を守るには 今から知っておきたい! 生物多様性条約&COP10
遺伝子組み換えナタネが日本各地で生えている!/生物多様性条約の何がすごい?/なぜ、NACS-JはCOP10に注目するのか/COP10って、どんな機会? NGOとして/名古屋市民として/研究者として/企業として/国として/まとめ

活動クローズアップ・活動日誌
沖縄・大浦湾のアオサンゴ群集は豊かな生物多様性の象徴!/諫早湾の長中期開門調査を。/調査と管理を組み合わせた、地域の保全計画をつくろう。/業界や企業連合としての生物多様性への関心が高まっています。/宮崎・綾の照葉樹林プロジェクト 調査研究体制を強化しました。/「赤谷の森」会員限定特別ツアー&関東ミーティング2008・AKAYA 参加者募集/自然観察指導員講習会案内/2009年度共催団体募集

NEWS ハイライト
シギの主食は、干潟の“ヌルヌル”だった!/撤去凍結に揺れる荒瀬ダムで自然観察指導員が要望書提出/絶滅危惧のアユモドキ 土や草の“水没”が産卵を促す/上関原発予定地でカンムリウミスズメを確認/全国クリッピング

会員ふぉーらむ
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OPINION
●今本博健
ダムに頼らない治水への転換をはかれ。

One Planet(ワンプラネット)
生物多様性条約COPで、若者は何を目指すか。

HOW TO フィールドワーク
“出前ビジターセンター”を開こう!

ものづくりサークル「やまかます」
ツバキ油をつくる

シリーズ 新・生命の輪・15
●伊藤信一
アカテガニが種をまく林

会報 『自然保護』 : 2008年7/8月号(No.504)

会報 『自然保護』 : 2008年7/8月号(No.504)

今月の表紙
「オオカマキリ」
●撮影・解説 海野 和男
オオカマキリは林が近くにある里山のような場所にすむ日本で一番大きなカマキリだ。体長は7~9cmぐらいもある。草むらで見つけたオオカマキリのメスが、翅を広げて威嚇のポーズをとったところを撮影したのがこの写真だ。メスは全身緑色のものから茶色ものまで変化に富むがオスは翅の縁が緑色で、ほかは茶色のものが多い。生きた昆虫を食べ、時にはアマガエルやトカゲを捕まえることもある。生態系では最も上部に位置する昆虫のひとつだ。

2008年7/8月号(No.504)

特集:シリーズ生物多様性を守るには 健全な事業が自然環境を維持する
経営方針の「舵」を切ろう/会社の発展のために地域の自然を守る/自然に恩返ししながら地場産業を支える/放牧で地域の農地と暮らしを守る/自然環境の形成、維持に役立つことを目指している企業に聞いた! /果たすべき責任とは?/海外レポート/あなたの職場で、生物多様性保全に取り組むためのヒント/生きものたちが消えていくことに加担をしない

活動クローズアップ・活動日誌
海岸植物群落保全10の提言/カエルツボカビ症勉強会開催/生物多様性基本法が誕生!/川辺川ダム計画・地域団体を応援しています/会津駒ケ岳・帝釈山・田代山の保全のために調査を行っていきます/生物多様性条約第10回締約国会議が名古屋で開催決定!/渓流環境修復のためのモニタリングのアイデア募集/自然観察指導員講習会案内

2008活動リポート

NEWS ハイライト
古民家の屋根に生えるツメレンゲ激減/歩道利用ガイドラインで箱根地域の山岳マラソン中止!/チョウセンアカシジミの保全地域 逆効果で指定解除/全国クリッピング

会員ふぉーらむ
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市民団体からのメッセージ
泡瀬干潟を守る連絡会

One Planet(ワンプラネット)
ラムサールCOP10のための日本NGOネットワーク

HOW TO フィールドワーク
観察会で使える! カマキリの豆知識

ものづくりサークル「やまかます」
箱じんどう(じごく)でウナギを獲る

シリーズ 新・生命の輪・14
●佐藤 謙
特殊な岩石を頼りにする希少な植物

会報 『自然保護』 : 2008年5/6月号(No.503)

会報 『自然保護』 : 2008年5/6月号(No.503)

今月の表紙
「トウキョウダルマガエル」
●撮影・解説 松橋利光
仙台平野から関東平野にかけての水田などに生息します。トノサマガエルによく似ていますが、分布域は長野や新潟などごく一部でしか重なりません。仙台平野から関東平野でトノサマガエル?と思われているのはこのカエルです。5~7月の繁殖期、雄は両頬の鳴のうを膨らませ、大きな声で鳴き、雌を誘います。比較的警戒心が強く、鳴く姿を撮影するには気づかれないように近づく必要があるので、楽ではありません。

2008年5/6月号(No.503)

特集:自然観察指導員 活動実践例30
独自の観察スタイルを見つけた人/自分なりの方法や場で自然観察を広めた人/自然観察を既存の社会の枠組みとつなげた人/まとめ

活動クローズアップ・活動日誌
2008年度、NACS-Jはこれらの事業に取り組みます/小笠原・兄島のノヤギの排除にかかる多大な労力・予算・時間/飛行場移設が計画される大浦湾で発見された大規模なアオサンゴ群集の調査を実施!/AKAYA・今年度は「生物多様性復元のための植生管理の指針」と「自然誌活用システム」をつくります/里地の変化を知るための調査地が全国に180カ所誕生します!/第19期P.N.ファンド助成募集/夏の「自然しらべ」 今年はカマキリ!!/2010年の生物多様性条約締約国会議への取り組みを加速させるNGOフォーラム/自然観察指導員講習会案内

NEWS ハイライト
里地里山の保全条例 神奈川県で4月に施行/奄美大島が提案の「野ヤギ特区」 国は認めず/何の葉で包む? あなたの地域のかしわもち/インドネシア政府「復元権」創設/全国クリッピング

会員ふぉーらむ
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市民団体からのメッセージ
21世紀の巨大開発を考える会

One Planet(ワンプラネット)
2008年は国際サンゴ礁年(IYOR)

OPINION
イヌワシの危機を、どう打開するか

ものづくりサークル「やまかます」
樹液をいただく

シリーズ 新・生命の輪・13
●東樹 宏和
ツバキとゾウムシの進化のレース

会報 『自然保護』 : 2008年3/4月号(No.502)

会報 『自然保護』 : 2008年3/4月号(No.502)

今月の表紙
「カワネズミ」
●撮影・解説 北垣憲仁
カワネズミは、ネズミと名がつくものの、山地の沢や渓流に生息するモグラの仲間である。水中での泳ぎは実に素早く、観察を始めたころはヤマメやイワナなどと間違えることがよくあった。目は小さく、明るさを感じる程度といわれている。巣は陸上の岩の下などにつくり、主に夜間、水中を移動しながらヤマメやサワガニ、水生昆虫などを捕食する。森や渓流の荒廃により、生息できなくなったり、個体数が減ったりしている地域が少なくない。砂防ダムや治山ダムがあると、生息地が分断される危険がある。

2008年3/4月号(No.502)

特集:渓流環境の修復を考える
赤谷の森で始まる渓流修復計画/日本の山と谷を固め続けてきた治山ダム/本来の渓流環境が持つ生態系を支えるしくみ/治山・砂防事業によって生息環境を失ってきた昆虫たち/AKAYAプロジェクトの試みを、応用性を高めて今後の治山事業に活かす(林野庁)/渓流環境保全と土砂災害防止の両立に向けて(河川局)/意欲的なチャレンジを流域の生態系回復につなげる(環境省)/まとめ

活動クローズアップ・活動日誌
エコツーリズム推進法の基本方針づくり/カエルツボカビ症予防対策を/尾瀬国立公園協議会が始まりました/「自然しらべ セミのぬけがら」結果発表!/沼田眞賞受賞者は佐藤 謙さん/北海道国有林の7割を占める天然林の取り扱い方針がまとまりました/2008年度の自然観察指導員講習会がスタートします/「ネイチュア・フィーリング自然観察会」ボランティアスタッフ募集/生物多様性条約締約国会議に向けたNGOフォーラム3月に開催/モニ1000里地調査のホームページ開設!/アフラックより、会報制作費のご寄付をいただきました/インターン体験報告

NEWS ハイライト
返還予定のやんばる国有林 資源利用林はつくらないことで合意/第三次生物多様性国家戦略 閣議決定へ/諫早湾干拓事業で完工式 環境の異変は今も続いている/全国クリッピング

会員ふぉーらむ
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One Planet(ワン プラネット)
地球上にいるすべての生物のデータを集める

市民団体からのメッセージ
小笠原固有昆虫保全研究会

HOW TO フィールドワーク
学校の授業で自然観察の支援をする

ものづくりサークル「やまかます」
火をおこす

シリーズ 新・生命の輪・12
●江戸 謙顕
イトウを育む河畔林と氾濫原

会報 『自然保護』 : 2008年1/2月号(No.501)

会報 『自然保護』 : 2008年1/2月号(No.501)

今月の表紙
「ムササビ」
●撮影・解説 中川雄三
周辺の開発により取り残された山梨県の鎮守の森で、主のムササビが姿を見せた。ムササビは夜行性で、唸り声を発して滑空するため、昔からもののけの類と恐れられた。「夜襖(よぶすま)」や「晩鳥(ばんどり)」など各地での呼び名がある。大木の樹洞を繁殖の場所やねぐらにするために、大木の伐採や宅地開発などの影響を強く受ける。木の葉の落ちた冬の森は、観察には最適。

2008年1/2月号(No.501)

特集:地域自然の個性をビジュアル化する
地域自然の個性の見つけ方/昔からの暮らしを絵屏風にして、人と自然のかかわり方を伝える/調査結果を統合するマップで、地域の未来像を共有する/調査結果から地域自然の個性をどう読み解くか/里やまの個性を色分けして全体像をつかむ/身近な自然の個性を市民に伝え、行政と協働で保全計画を実現する/ビジュアル化で見えてきた地域自然の個性をPRしよう

活動クローズアップ・活動日誌
謹賀新年/「カウントダウン2010」に参加/宮崎・綾の照葉樹林プロジェクト 人工林の自然林への復元手順が決定/里地の全国的な変化をとらえるために調査地&調査者を募集!/赤谷の森の植生復元を協働で進める体制を構築しています/「赤谷の森」体感ツアー報告/保護林に暮らす希少種の調査とデータベース化が実施されます/今年度、新たな指導員849人誕生!/第3回「身近な自然を見つめる目」調査学習会開催案内/「第二次里やまにおけるふれあい活動調査」協力募集/寄付活動のご紹介/公益法人改革について

NEWS ハイライト
環境省初の全国干潟調査/死にまねは、本当に生存に役立っているのか/人工ふ化のニジマス 川で残す子の数は4割減に/長野県入笠山の風力発電計画 猛禽類検討委が建設認める結論/全国クリッピング

会員ふぉーらむ
掲示板/MAIL BOX/フォトライブラリー/次号予告・新入会員/BOOK&PRESENT/Nature Navi・ぴっくあっぷ

One Planet(ワン プラネット)
大分から日本の、そしてアジアの水環境を考える

HOW TO フィールドワーク
地域自然の個性を学校教育の場に生かす

ものづくりサークル「やまかます」
雪さらし

シリーズ 新・生命の輪・11
●阿部 晴恵
メジロが支えるヤブツバキの再生

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