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会報 『自然保護』 : 2007年11/12月号(No.500)

会報 『自然保護』 : 2007年11/12月号(No.500)

今月の表紙
「チョウゲンボウ」
●撮影・解説 本宮 遵
埼玉県川島町の河川敷には11月になると多くの猛禽類が姿を見せる。中でも小型なのは、ハヤブサ類のチョウゲンボウだ。本来は崖の岩穴や木の樹洞に営巣するが、近年営巣場所の減少により鉄橋下や建造物の隙き間など、人間の生活に近い場所で営巣するものが多くなっている。ここ川島町の河川敷のチョウゲンボウも、人もカメラもまったく気にせず、何度も低空飛行を繰り返していた。

2007年11/12月号(No.500)

500号を迎えた『自然保護』に寄せて

特集:生物多様性を支えるライフスタイル
生物多様性と日本人の暮らし/生きものが育つ田んぼをみんなで支える/木を育て、木を使って、森をつくる/山・川・里・海と街をつないで地域社会の暮らし方を見直す/「環境問題」への関心の高まりをライフスタイルの見直しへつなげよう

OPINION
●鈴木 和次郎
老齢人工林の実態を知り、保全に向けた議論を

活動クローズアップ・活動日誌
2007年度プロ・ナトゥーラ・ファンド助成先決定/辺野古アセス方法書に対し意見書を提出/小笠原・効果的な保全管理の具体策を進めています/南硫黄島自然環境調査速報・無人島にも人間活動の影響とみられる変化/福島県・松川浦の希少種を守る具体策を現地で取り決めました/第7回沼田眞賞授賞式・講演会開催案内/第3次生物多様性国家戦略の総括と課題/学生向けリアルネイチャーセミナー開催案内

NEWS ハイライト
尾瀬国立公園独立 新しい利用システムを!/西日本で懸念される外来種シベリアイタチの放獣/絶滅危惧種ユビソヤナギ 日本海側で新たな自生地発見/水田に遡上できるメダカは大きく育つ/全国クリッピング

会員ふぉーらむ
掲示板/MAIL BOX/フォトライブラリー/新入会員/Nature Navi・ぴっくあっぷ/BOOK/プレゼント拡大版

市民団体からのメッセージ
生駒の自然を愛する会

One Planet(ワン プラネット)
私たちの活動をつなぎ 地球の生物多様性を支えよう

HOW TO フィールドワーク
行政と協働でキャンペーンを実施する

ものづくりサークル「やまかます」
柿渋

シリーズ 新・生命の輪・10
●横畑 泰志
身近なモグラと滅びゆくモグラ

会報 『自然保護』 : 2007年9/10月号(No.499)

会報 『自然保護』 : 2007年9/10月号(No.499)

今月の表紙
「カンザシヤドカリ」
●撮影・解説 福井 淳
宮古島の水深約7mで撮影。ゴカイの仲間のイバラカンザシがすんでいたイシサンゴの穴にいる。貝殻をかぶるヤドカリと異なり、尾は真っ直ぐで胸の甲長はわずか5mmほど。長い羽状の触角でプランクトンなどを捕らえて食べ、危険を感じると穴に引っ込み、ハサミで蓋をする。撮影時は穴の周りのサンゴのポリプ(花びら状の触手)が美しく開いていた。カンザシヤドカリがすむ浅瀬のサンゴは水温上昇による白化など、環境悪化の影響を真っ先に受けているようだ。

2007年9/10月号(No.499)

特集:日本の自然が語る地球温暖化の兆候
日本各地で気候が変わってきている/生きものの暮らし方が変わるとき/海水温が上昇し、サンゴ礁を変えている/春の訪れを告げないサクラが増えている/冬の気温がナガサキアゲハを北上させている/コムクドリの産卵が早くなっている/オホーツク海の流氷が減ってきている/今起きている、自然の異変をどう捉える?/「地球激変」を防ぐ、一人ひとりのヒトの暮らし方

活動クローズアップ・活動日誌
モニタリング1000・調査結果を保全活動に生かす試みが各地で始まりました/SISPA・戦略的な保全地域情報システムをつくり予防型の保全の実現を目指しています/風力発電施設・適切な場所に計画されるよう主張しました/尾瀬・至仏山の東面登山道は下山路に使わないこととしました/「赤谷の森」ツアー案内/沖縄・大浦湾の海草藻場調査の報告書ができました/ap bank fes ’07 つま恋自然観察会しました!/事務局新体制/自然観察指導員講習会・研修会参加者募集

追悼 金田さんがいたから
●柴田敏隆

NEWS ハイライト
新石垣空港建設予定地でコウモリの出産洞を確認/エコツーリズム推進法成立/汚染物質の監視が必要 南西諸島の海の生きもの/大阪・淀川のイタセンパラ 2年連続で稚魚確認できず/全国クリッピング

会員ふぉーらむ
掲示板/MAIL BOX/フォトライブラリー/新入会員/Nature Navi・ぴっくあっぷ/BOOK&PRESENT

OPINION
●清野 聡子
海岸保全事業で、安易な人工構造物の投入はやめるべき

生物多様性ってなに?
●鷲谷 いづみ
第4回 遺伝的多様性とは?

HOW TO フィールドワーク
年輪観察で、地域の環境の変化を探る

ものづくりサークル「やまかます」
蔓(つる)を編む

シリーズ 新・生命の輪・9
●水野 一晴
地球温暖化で山の風景が変わる

会報 『自然保護』 : 2007年7/8月号(No.498)

会報 『自然保護』 : 2007年7/8月号(No.498)

今月の表紙
「コムラサキ」
●撮影・解説 工藤 誠也
真夏の日差しの中、コムラサキのメス(表紙)がヤナギの樹液に口吻を伸ばしていた。多くの地域では年に複数回発生するが、ここ青森では7~8月ごろにしか発生しない真夏のチョウだ。メスの羽は地味な色だが、オスの羽は紫色に輝き、その光沢が角度によって見え隠れする(上写真)。幼虫の食樹であるヤナギが生える河畔林は河川の護岸改修などの影響を受けやすく、各地で生息地が減少しつつある。身近な環境に目を向けることが大切だ。

2007年7/8月号(No.498)

特集:「生物多様性国家戦略」への提言
解決の筋道と責任が求められる「国家戦略」/後追いの「国家戦略」に別れを!/「生物多様性=公益」を広める戦略に!/状況変化を把握する指標をつくろう/生物多様性を損なう公共事業はやめよう/生物多様性保全農法に公的な支援制度をつくろう/生物多様性保全事業に資金が回る新法をつくろう/国ごとの生物多様性認証制度をつくろう/絶滅危惧情報を集約し全国的な生息地保全を/実効性と実行力を強化するために

活動クローズアップ・活動日誌
北海道・検討会報告 森林の生物多様性は修復できるか?/「アクセス・カード」でNACS-Jをご紹介ください/小笠原・「保全管理委員会」が始まりました。/「赤谷の森」に残る旧街道をフットパス網として活用します。/沖縄・泡瀬干潟自然環境調査から保全の提言

2007活動リポート

NEWS ハイライト
日本周辺海域の水温上昇率、世界平均の2倍強/36年続くツバメのモニタリング/徳島・吉野川河口干潟と沖州海浜でカニの希少種生息確認/ヘビから逃げるカタツムリ/全国クリッピング

会員ふぉーらむ
掲示板/MAIL BOX/フォトライブラリー/新入会員/BOOK&PRESENT

Nature Navi・ぴっくあっぷ

生物多様性ってなに?
●加藤 英寿
第4回 遺伝的多様性とは?

HOW TO フィールドワーク
自然しらべで「楽しい」と「守る」を両立させるコツ

ものづくりサークル「やまかます」
四手網

シリーズ 新・生命の輪・8
●川名 国男
農村環境を支えに生きるミゾゴイ

会報 『自然保護』 : 2007年5/6月号(No.497)

会報 『自然保護』 : 2007年5/6月号(No.497)

今月の表紙
「ニホンヤマネ」
●撮影・岩渕 真奈美/解説・湊 秋作
ニホンヤマネは、日本固有で日本列島には数百万年前から生息するほ乳類。冬眠動物で体温を0℃ほどに下げることで省エネしながら、冬の間、こんこんと眠り続けます。枝を道とする動物で、枝を渡り、花や果実や虫を食べ、苔や樹皮で巣をつくり、木の穴などで子育てをします。枝がなくては、木がなくては、森がなくては生きていきない動物なのです。森の象徴・ヤマネがずっと生きていけますように。

2007年5/6月号(No.497)

特集:夜のフィールドを知る
大きな好奇心で見えない気配を観る/Q.生きものたちはなぜ「夜」を使うのか?/Q.「夜」何が起きているのか?/夜の生物世界を守る・ムササビが飛ぶ緑の回廊づくり・昼夜を通した調査が地域の自然を守る

Nature Navi

OPINION
●井上剛彦
「徳山ダム」 事業者が行う猛禽類調査の課題

ナチュラリストになろう!
「夜の自然観察会」の開き方/掲示板

DATAでみる自然保護(19)
自然の時間スケールは大きい

生物多様性ってなに?
●大澤雅彦
第3回 種の多様性とは?

Nature Conservation News
琵琶湖のブルーギル 6月除去が効果的/中国のオオサンショウウオ 日本の河川で発見される/北西太平洋のコククジラ 早急な保護対策が必要/中国地方初! 公有林を組み込んだ「緑の回廊」/全国ニュースクリップ

Reader's Forum
お便り/やまびこメッセージ/新入会員/BOOK&PRESENT

活動クローズアップ・活動日誌
生物多様性・国際シンポジウム開催/尾瀬・至仏山の調査報告書を頒布/プロ・ナトゥーラ・ファンド第18期公募開始/泡瀬干潟自然環境調査報告書を発行/他に類をみない大浦湾の多様性/AKAYAプロジェクト・全国初の治山ダム撤去を行います。/【速報】市民参加の海岸植物群落調査結果

ものづくりサークル「やまかます」
日時計

シリーズ 新・生命の輪・7
●渡辺隆一
長野県 志賀高原のダケカンバ

会報 『自然保護』 : 2007年3/4月号(No.496)

会報 『自然保護』 : 2007年3/4月号(No.496)

今月の表紙
「シュレーゲルアオガエル」
●撮影・解説 松橋 利光
5月初め、カエルの鳴き声が響く水田で見かけた3匹のカエル。1番下が雌、上2匹が雄。雌を奪い合っているはずだが、なぜかみんなきょとん顔。水田では普通に見られるカエルで、アマガエルによく間違われる。本来オタマジャクシが水に流れ出やすいように土手の穴などでメレンゲ状の卵塊を産むが、コンクリートで囲われた水田では産卵に失敗してしまうことも多い。

2007年3/4月号(No.496)

特集:面白い環境教育の場をつくる
「自然保護する人」にアンケート・私はこうして自然を守り始めました!/実例から知る! 世代に合わせた教育の場のつくり方 (高校生世代の教育現場・自然観察指導員講習会・CSOインターン制度・映像作品上映制作)/「環境教育」の効果に大きく影響するものとは?

Nature Navi

OPINION
●阿部治
国連・「持続可能な開発のための教育(ESD)」取り組みの強化を。

DATAでみる自然保護(18)
グラフには注意が必要

ナチュラリストになろう!
あなたの観察会に、ファシリテーターはいるか?/掲示板/赤谷の村の住人たち/フォトライブラリー

生物多様性ってなに?
●小野幹雄
第2回 「バイオーム」地球上の生物分布の偏り

Nature Conservation News
本来の尾瀬沼復元を明記 保護財団の「尾瀬ビジョン」/カエルツボカビ症が日本に侵入/環境省版レッドリスト改訂/川辺川に「ダムありき」なのか? 強引な議論進む国交省検討委/全国ニュースクリップ

Reader's Forum
お便り/やまびこメッセージ/新入会員/BOOK&PRESENT

活動クローズアップ・活動日誌
2007年度自然観察指導員講習会案内/有明海・八代海総合調査評価委員会報告(案)に意見提出/AKAYAプロジェクト・地域の環境管理のためのモニタリング調査体制の構築方法/さまざまな思いのご寄付に支えられています/生物多様性国家戦略の見直し懇談会・NGOヒアリング/EUの生物多様性戦略の進行は?

ものづくりサークル「やまかます」
自然の接着剤 フノリ(布海苔)

シリーズ 新・生命の輪・6
●高島麗
カキ礁が織りなす生態系

会報 『自然保護』 : 2007年1/2月号(No.495)

会報 『自然保護』 : 2007年1/2月号(No.495)

今月の表紙
「キシノウエトカゲ」
●撮影・解説 内山 りゅう
宮古島の開けた草地に姿を現したキシノウエトカゲのオス。本州で見られるニホントカゲに似ているが、胴体が太く、全長は40cmほどもあるため存在感に圧倒される。日本最大のトカゲで、赤褐色で光沢のある鱗が美しい。しかし、その大きな体が災いし、移入されたイタチなどに狙われて、減少が著しいとされる。冬季は体温をあげるために、太陽の当たる斜面で多く見られるようだ。

2007年1/2月号(No.495)

特集:日本の「冬」を観察する
日本列島の「冬」と、「冬」がつくった自然環境/厳冬に生きるフユシャクガ/冬に産卵するアカガエル/雪と氷の性質を知る/<手軽に>冬を測る方法/マイフィールドの冬自慢/冬が暖かくなれば、「瑞穂の国」日本もなくなる?

Nature Navi

生物多様性ってなに?
●川那部浩哉
第1回「生物多様性」という言葉の意味を考える

DATAでみる自然保護(17)
冬が短くなってきている

ナチュラリストになろう!
社内自然観察会の企画・運営を始めました!/掲示板/赤谷の村の住人たち/フォトライブラリー

OPINION
●甲斐原巌
小さな自然を守る仕組みをつくり、成道寺川の環境を守ってほしい。

Nature Conservation News
第17回国際クマ会議開催/ツヤオオズアリが南大東島で分布拡大中!/吉野熊野・大台ケ原西大台「自然公園法」初の入山者数調整/全国ニュースクリップ

Reader's Forum
お便り/やまびこメッセージ/新入会員/BOOK&PRESENT

活動クローズアップ・活動日誌
「身近な自然を見つめる目」調査の学習会を開催します。/学生向けリアルネイチャー・セミナー開催案内/保護地域のよりよい管理に向けたワークショップ in 韓国/第6回沼田眞賞授賞式と記念講演会報告/沖縄・やんばるでの保護林設定に合意 中核地域を自然保護区に。/AKAYAプロジェクト企業CSR参画説明・相談会を開催します。

ものづくりサークル「やまかます」
干し柿づくり

シリーズ 新・生命の輪・5
●肴倉孝明
高山帯の鳥・ライチョウ

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