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士幌高原道路建設問題

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国立公園内の道路建設、計画策定のあり方を見直す。

北海道・士幌高原は、国立公園である大雪山の最南端に位置し、氷河期の生き残りともいわれるナキウサギやコマクサを始めとする動植物が分布するなど、多様な動植物の生息する地域です。1969年にこの高原を通過する道路建設計画が開始されましたが、NACS-Jや地元自然保護団体が反対の声をあげ1973年に工事は中断していました。しかし、1988年に工事再開の方針が決められました。NACS-Jは、再開計画の中止を求める地元保護団体の活動を支援したり、要請書を出すなど行いました。1999年に、工事の取り止めが発表されました。しかしこの決定は、社会経済情勢の変化をみてのもので、自然環境保全の面から見た計画の妥当性が検討されたものではなく、国立公園内の道路建設のあり方を問う、全国的に重要な意味を持っていたこの問題で、生物多様性保護の視点から見直すという根本的な解決に至ったとはいえません。

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