日本自然保護協会は、生物多様性を守る自然保護NGOです。

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2017.07.13

奄美・嘉徳川で行われる作業についての情報開示請求を行いました

奄美大島瀬戸内町長に対し、嘉徳川で行われている作業についての情報開示請求を10日付けで行いました。

日本自然保護協会は、日本に残る大切な財産である嘉徳の自然で行われていることを知る権利がある利害関係者であることを示す書類も添付しました。

情報開示請求書、および利害関係証明書(PDF/555KB)


                             2017年7月10日

瀬戸内町長 鎌田 愛人 殿

公益財団法人日本自然保護協会
理事長  亀山 章

日本自然保護協会は1951年に設立され、28,000人の会員に支えられて、日本の自然を守る活動をしてきた団体です。

瀬戸内町にも4名の会員がおります。日本に残る自然を失うことは、長年取り組んできた豊かな自然を失うだけではなく、これらの人々の信頼や想いをも裏切ることとなり、日本の自然を保全することを活動の目的とし、公益財団法人に認定されている当会にとっては、計り知れないほどの大きな損失となります。

嘉徳川から嘉徳海岸につながる自然は一連のものとして相互に関係しあいながら存在しており、嘉徳川には絶滅危惧種のリュウキュウアユが生息しています。リュウキュウアユはかつては沖縄本島にも生息していたのですが絶滅し、奄美大島だけに残る貴重な魚です。

嘉徳海岸には世界的に生息数が減っているアカウミガメとアオウミガメが初夏から夏にかけて上陸し産卵します。また2002年にはウミガメの一種のオサガメが産卵に上がったことが記録されています。オサガメの上陸・産卵の記録は、日本ではここだけあり、最北端の産卵場所として記録されています。オサガメは2億年前の恐竜の時代からその形を変えていない極めて古代的なウミガメで、現在、世界でもっとも希少なウミガメとして国際的に保護されていますが、減少の一途をたどっている種であり、厳重な保護が求められています。

嘉徳川から嘉徳海岸までの生物多様性の豊かさは、日本に残る大切な財産です。従って日本自然保護協会は、嘉徳川で行われていることを知る必要があり、ここに利害関係者であることを主張いたします。

 

 

 

 

▲ジョン高木さん撮影(2017年6月)ウミガメが上陸した足跡。

 

▲嘉徳川の様子。大変稀になってしまった、素晴らしい自然環境が残っています。

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