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佐渡島で自然観察指導員講習会を開催してきました。

2014.11.20
活動報告
icon_kobayashi.jpg 教育普及部の小林です。
 
11月1日2日に新潟県の佐渡島で自然観察指導員講習会を開催してきました。
 
今回は伝統文化と環境福祉の専門学校との共催で、若い方々が沢山受講されました。年齢関係なく皆さんエネルギッシュで、島外から足を運んでいる人もいらして、後ろから拝見していてもそのやる気が伝わってくるようでした。
 
両日雨に見舞われたものの、トキの姿もばっちり見られました。朝は5羽が会場前の木々から次々と飛び立つ様子も見られ、佐渡らしい講習会となりました。
食事のお弁当を張り切って頼みすぎて量が多くなってしまったものの、佐渡産のお米や魚介を味わえ、自然の恵みを五感で観察できました。
受講された皆様!朝のトキのように今後の更なる飛躍、応援しています!
 

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そして、今回NACS-Jに来ているインターン生も受講されました。頂いた感想文が充実していましたので以下にご紹介します。
 
 
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こんにちは、損保ジャパンCSOラーニング インターン生の遊佐陵汰(立教大学3年)です。今回は、新潟県佐渡市にて開催された第489回 NACS-J自然観察指導員講習会に講習生として参加したことをレポートします。
 
今回の講習会に参加して強く印象に残っている言葉があります。それは講師の方の「自然観察指導員は、実は誰にでもできる」という言葉です。
これをきいて多くの方は疑問を持ったり、反論したくなったりするかもしれません。確かに、自然観察指導員にとって、動植物などに関する知識やリスクマネジメントは重要なことです。
しかし、それと同じくらいに、観察会参加者の、観察のなかで五感と想像力を総動員して、そこからえた気づきや発見を大切にしていく、こういう機会をきちんとつくるということが、リーダーにとって大切な事であると教えていただきました。
 
例えば、未知の植物に出会った時、リーダーがそれについていろいろと説明する前に、観察会の参加者自身が、その色や形、手触りやにおいをよく観察する。そして、その植物の特徴から想像して植物を名付け、それを発表しあって気づきを共有する。これだけでも、子どもから大人まで、だれでも参加できる、参加者が主人公の立派な自然観察会になるのです。
 
図鑑に載っている植物の名前、そのすべては、専門家が名付けたものに過ぎません。図鑑の知識も大切ですが、それをリーダーから教わることが観察ではないのです。観察会では、目の前にある一つ一つの植物と丁寧に向き合い、思いを巡らせる、そういう経験が何よりもおもしろいことで、大切なことであると気づかされました。
 
新幹線とフェリーを乗り継いで佐渡島まで出かけて本当によかった!と思える、そんな講習会でした。講師の足立高行さん、小野木三郎さん、新潟県の連絡会の方々、参加者の方々、事務局の小林さん、伝統文化と環境福祉の専門学校の事務局の方々、本当にありがとうございました。
 

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写真で木の形を体で表現し、個性的な体勢になっているインターンの遊佐さん。

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