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9月20日、金沢・角間の里でモニ1000里地調査講習会を開催しました。

2014.10.30
活動報告
icon_goto.jpg  こんにちは、保護・研究部の後藤ななです。
 
 
9・10月は、里やまのモニタリング(モニタリングサイト1000里地調査)調査講習会・秋編として、北海道、石川県、高知県と全国各地の里やまへ行ってきました。植物相やチョウ類、哺乳類調査、そして秋が調査シーズンとなるカヤネズミの調査の講習会などを各地で開催しました。
 
そこで今回は、ご報告が遅くなってしまいましたが、先月の9月20日に伺った、石川県金沢市での調査講習会のレポートをお送りします。
 

20140920kanazawamoni1000kosyukai1.JPG
この日は、金沢大学にある「角間の里」を会場としてお借りして、石川県能登地方の方や富山県からも調査員の方々にお集まりいただき、植物相調査と哺乳類調査の講習会を行いました。
 
午前中、屋内では、モニ1000里地調査で今までに得られた成果や植物相調査を実施する意義をお話しました。また、日頃、植物相調査でどのような図鑑を使って調査されているかを参加者の方同士で話し合う時間を設けました。
「この図鑑はこういう点で優れている」「外に持っていくにはこれが良い」など、野外調査をされているからこその視点で図鑑の特徴の共有や情報交換がなされました。
 
午後は植物相調査の屋外実習を行いました。会場の金沢大学で6年前から調査を実施されている金沢大学「角間の里山自然学校」の皆さんを中心に2つのグループに分かれて、普段調査されている調査ルートを歩いていきました。
気持ちの良い秋晴れのなか、似ている植物の見分け方、同じ花の地域ごとの色の違い、さらには薬草としての利用方法なども共有しあいながら、和気あいあいとした雰囲気で調査をしてゆきました。
 
20140920kanazawamoni1000kosyukai2.JPG▲「植物相調査の様子」)
 
 

20140920kanazawamoni1000kosyukai3_R2.JPGその後の哺乳類調査講習会でも、すでに長年調査を実施されている方から、野外でのセンサーカメラの仕掛け方の工夫や動物がよく写りやすいポイントなどを教えていただきながら行いました。

屋内に戻ってからも、今までに調査で得られた特徴的な写真を見ながら、動物の同定しやすいカメラの向け方、似ている動物の同定ポイントなどの確認などを行いました。

 
 
 
 

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今回の金沢での調査講習会では、調査を長年続けてこられた方や新しく調査を始められた方、参加者の方同士が盛んに情報交換をなされていて、北陸地方の横のつながりの強さを感じる場となりました。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。

 

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