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2014.09.19

市民が選んだ重要地域を広める「暮らしと自然のふれあいマップ」が完成しました。

市民が選ぶ「暮らしと自然のふれあい重要地域」


nagareyamaworlshop.jpg生物多様性は、農業や観光・防災・教育など私たちの生活に様々な自然の恵み(生態系サービス)をもたらしてくれます。それぞれの地域の保全上重要な場所を守ってこそ日本の生物多様性の保全が図られるのですが、一般の人にその大切さを伝えるのは難しいのが現状です。

そこでNACS-Jでは、都市開発や里山放棄が深刻な千葉県流山市をモデル地域として、地元で活動する市民自らが、生物多様性や生態系サービスの保全上重要な場所を「暮らしと自然の重要地域」として選び出すプロジェクトを2012年から開始しました。流山市の6つの主要な環境市民団体に声をかけ、「市内で○○が唯一生息している場所」「市内で多様な生物が見られる場所」といった生物多様性保全の観点だけでなく、「子どもが虫取りや秘密基地作りが出来る場所」「夏でも涼しく鳥の声が美しい森」といった生態系サービスの観点からも市内の重要地域を選びだしました。3回のワークショップの結果、400件ほどのデータを集め、それを元に約25ヶ所の重要地域を特定することができました。
「自然の恵み」の重要性を伝えるふれあいマップを作成


nagareyamamapimage.jpg

この重要地域の存在やその価値をより一般の人々に伝えていくことが大切です。そこで、重要地域の場所や、そこで見たり感じることのできる自然の恵みをマップに記した「暮らしと自然のふれあいマップ」を作成しました。
マップの作成にあたっては、写真素材や文章作成から用途・デザインに至るまで、地元市民団体メンバーと議論しながら作成しました。出来上がったマップは市民団体や市役所にも大変好評となり、このマップを活用して一般むけのウォークラリーを開催しようという機運が高まりました。そして実行委員会が2013年に自主的に組織され、市内の重要地域を一般市民と巡る「流山カントリーウォーク」を今回開催することになりました。
流山カントリーウォークの参加者を募集します。
下記の通り、市内の重要地域が特に集中する2ヶ所を巡る「流山カントリーウォーク」を開催します。NACS-J会員や流山市民だけでなく、どなたでも参加いただけます。都市近郊の豊かな自然を満喫したい方、このような一連の取り組みを真似したいと関心のある方、是非ご応募ください。

 


nagareyamacoutrywalk_chirashi.jpg

●「流山カントリーウォーク」開催要項●

第1回 カントリーウォークin新川耕地
・2014年10月18日(土)9:00~12:00
・集合:クリーンセンター前
・参加費500円 定員 80人
第2回 カントリーウォークin利根運河
・2014年11月22日(土)
①健脚コース 9:00~12:00
②お散歩コース10:00~12:30
・集合:東武野田線 運河駅改札前
・参加費500円 定員 80人
問合せ・参加申込先
流山市役所 環境政策・放射能対策課
電話: 04-7150-6083
マップ作成の波及効果
マップ作りがきっかけとなり、地域の自然の価値を一般に伝えるイベントが地元市民団体によって自主的に実施されることになったのは、このプロジェクトの大きな成果です。また当初はマップ作りへの参加をためらっていた他の分野(地球温暖化防止・オーガニック・町並み保存など)の団体が参画することになり、これも大きな成果です。さらにこのイベントは、市の生物多様性地域戦略の一環として実行することにもなりました。
NACS-Jではこの流山での取り組みが、全国の他の地域に少しでも多く広がって欲しいと考えています。年明けにはこのプロジェクトをどのように進めてきたかを伝えるワークショップも企画する予定ですので、ご興味ある方は是非参加ください。

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