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自然保護セミナー2日目 「身近な自然体験のススメ 子どもと虫との良い関係とは」開催しました!

2013.07.10
活動報告
icon_kochi.jpg  教育普及部の幸地です。
昨日から2日間連続で実施している自然保護セミナー、今日2日目は「身近な自然体験のススメ 子どもと虫との良い関係とは」というテーマで、東京都渋谷区のモンベルさんのフロアをお借りして開催してきました。
自然しらべの「チョウ」「セミ」などで専門家としてご協力いただいている槐真史(えんじゅまさし)さんを囲んでの2時間はあっという間でした。
子どもと一緒に観察するのに適した昆虫とは何か(セミやトンボは弱りやすい!?)、という話題を皮切りに、草や木が全くないような校庭や園庭などでも観察できる昆虫(テントウムシは成虫と蛹が同時期に見られる!)、実際にどうやって観察をすると昆虫が弱らずできるか(100円グッズが役立ちます)などなど、昆虫を観察するときにぜひ覚えておきたいポイントがぎゅっと凝縮された内容で、参加者の皆さんもうなずいたり、声を漏らしたりしながら参加していました。
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特に私が印象に残ったポイントは、『観察用に捕まえた虫を触らせるときは、捕まえる→触らせる→そのまま逃がすという流れの中で行う』という点でした。触ったあとにもう一度ケースに入れる、という行為は、昆虫にとってダメージが非常に大きいそうです。後でもう一回…とつい思ってしまうこともあるかと思いますが、昆虫のためにも十分気をつけたいポイントです。
また、子どもの年齢によって、適した観察の仕方が違ってくるという重要な話題もでました。ここでは、そもそも子どもの年齢層によって昆虫への認識の仕方がどう違うか、という部分を具体的に話していただき、子ども向けの自然観察会を行うときの重要なポイントが示されました。
今日は席をコの字型にして参加者皆さんが自由に質問しながら進める形式で行いましたが、昆虫採集が禁止されている公園についての疑問や、「キケン」と言われる昆虫はどんなものがいるのか、アリが実際に巣に持っていく「人の食べ物」はどんなものか、などのたくさんの質問がでました。
 
槐さん、それから皆さんの質問を通じて、子どもと虫についての疑問が今回のセミナーで少しでも解けたことと思います。
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今回のセミナーには、たくさんの方に広報へのご協力をいただきました。この場を借りて、深くお礼申し上げます。また、ご参加いただいた皆様、会場を貸してくださった株式会社モンベル様にも、改めてお礼申し上げます。
今後も1つの話題を通じて、皆さまと話をする機会を提供していきたいと思います

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